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オプトメトリストの卵コミュの?−3)高脂血症(脂質異常症)

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3・高脂血症(脂質異常症)
高脂血症は、血液中の脂質が過剰あるいは不足している状態を指す言葉です。

血液中には、コレステロール・リン脂質・中性脂肪(トリグリセライド)・遊離脂肪酸の4つの脂質が存在し、リン脂質とコレステロールは細胞を作る成分として、中性脂肪と遊離脂肪酸はエネルギーとして、利用されます。
この中で、コレステロール・リン脂質・中性脂肪は疎水性である為、アポ蛋白という蛋白質と結合して、「リポ蛋白」という水溶性の粒子となって血液中を流れます。
このリポ蛋白には、カイロマイクロン>超比重リポ蛋白>低比重リポ蛋白>高比重リポ蛋白の4つがあり、HDL(高比重リポ蛋白)とLDL(低比重リポ蛋白)はコレステロールを多く含み、カイロマイクロンとVLDL(超比重リポ蛋白)は中性脂肪を多く含みます。

○HDL(高比重リポ蛋白):
体の各細胞組織からコレステロールを抜き取る等、動脈硬化を防ぐ働きをするので、「善玉コレステロール」と呼ばれます。
○LDL(低比重リポ蛋白):
HDLに対し、動脈硬化を促進させる働きのあるリポ蛋白で、「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

このHDLとLDLのバランスは重要で、LDLが増加しHDLが減少すると、脳卒中を引き起こす頻度の最も高い原因である、アテローム性動脈硬化を引き起こしやすくなります。
又、中性脂肪も高くなる程、HDLを減少させる原因となります。

分類)
高脂血症は4つに分類される。
○高コレステロール血症(TC):
総コレステロール値が220mg/dl以上のタイプの脂質異常症であるが、現在、WHO・アメリカ・日本いずれのガイドラインでも注目していない。
○高LDLコレステロール血症(LDL):
LDLが140mg/dl以上のタイプの脂質異常症である。
コレステロール検査の中では、唯一、心血管疾患の絶対的リスクファクターで、HDL・トリグリセルドと比較して、明らかに重要度が高い。
○低HDLコレステロール血症(HDL):
HDLが40mg/dl以下のタイプの脂質異常症である。
特に女性において、心血管疾患の重要なリスクファクターとなり得る。
○高トリグリセルド血症(TG):
トリグリセルドが150mg/dl以上のタイプの脂質異常症である。
中性脂肪高値は、HDLの減少を引き起こすと言われ、動脈硬化発症への関与が示唆されている。

原因)
高脂血症は、遺伝や病気が原因でなる場合もありますが、大部分の中高年らに見られる高脂血症は、遺伝的素因に加えて食生活の偏りから起こってきます。
その危険因子とは、内臓脂肪型肥満・運動不足・コレステロール/甘い物の過剰摂取等で、これらの因子が重なる事によって肝臓で作られるコレステロールや中性脂肪が増加し、脂質異常症を起こすようです。
肥満の方に脂質異常症患者が多いのはこの為で、脂質異常症の最大の原因は太りやすい生活習慣なのです。
又、喫煙もHDLを減少させる為に、脂質異常症の一要因となります。

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