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読書メーターコミュの昨年の読書記録

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『読書メーター』で昨年の読書記録をまとめてもらったので移しておきます。全15冊。

ベスト3でも決めてみようかなと思いましたが、難しく断念。『流れる星は生きている』や『聖地へ』の生々しさ。『学問のすすめ』の完成度。『考えるヒント』や『子どもは判ってくれない』の知的刺激。読み応えある小説『ソロモンの歌』。『暗黒日記』も感動したし、いずれにしても良い出逢いだったと思います。

2010年の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4965ページ

■子どもは判ってくれない (文春文庫)
非常にセンシティブな問題をクールに解析し身体感覚も大事にされている。優れた言論人の本を読んで常に思う事だが、結局は自分の頭で考えろ!と鼓舞されてるんだよなあ。読了日:12月26日 著者:内田 樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167679914

■ソロモンの歌 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
“寓話”といったイメージ。主人公がミルクマン、親友がギター、他にもパイロットやら名前からして不思議モード。しかし、都市部の黒人社会や田舎の黒人社会の生活感も充分感じられる。原本もそうだが訳者の金田真澄さんの力量も相当だと思う。名前に関する興味は終盤近くで触れられ、金田さんの後書きでは訳に関する拘りも読み取る事ができ、そういう意味も含め、距離を近く感じた小説だった。次は『ビラヴド』を読んでみよう。
読了日:10月10日 著者:トニ・モリスン,金田 真澄,Toni Morrison
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7981582

■人生のほんとう
これは講演の記録であり、話言葉で書かれている。従って池田さんの思考の流れみたいなのも見えて、面白い。人生はこう生きるべきだ、という意見は全ての人に当てはまる訳がないと以前から思っていたが、池田さんは遥か高みから同様のことを述べられているようだ。他人の考えをコピーして解った風なことを言っては駄目なのだ。とにかく考えることだ。読み終えて「ほんとう」という言葉が心に突き刺さった。「ほんとう」は元々存在するものではなく自分で考え、気付いていくものだ。「真理」と「ほんとう」は微妙に違う。
読了日:09月20日 著者:池田 晶子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7709102

■考えるヒント (文春文庫)
エッセイ風の語り口から、やがて深みに引き込まれる。何故こんなに的を得た事が書けるのかとも思うが、先ずは彼が「常識人」である事。「常識」という表現は当たらないかも知れないが、人間を動かす感情の基本的部分をシッカリと捉えている方だと思う。自己と非自己の関係性と書くと小難しくなるが、自分以外のものに照らし合わせる自分自身というものに気付かされる。あと、美的感覚の鋭い方。しかもハイブロウではなく市民的。
読了日:08月05日 著者:小林 秀雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7127924

■下弦の月 (文春文庫)
稀代のストーリーテラーは人間への眼差しが温かい。但し、ぬるま湯的温かさではない。
読了日:07月19日 著者:吉村 昭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6887085

■漢文力 (中公文庫)
漢文や中国古典に限らず幅広い。結局は加藤さんの「哲学」だが、とても解りやすく身にしみる。想像以上に面白かった。
読了日:07月11日 著者:加藤 徹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6887017

■福沢諭吉「学問のすすめ」―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫)
「学問」とは「実学」の事。人民が幕府の言いなりだった時代は終わった。自らの生活や心情を豊かにし、自立しようと一般の人に呼びかけたもの。個人の自立は富国につながり、国際社会と対等になれる。福沢は特定の思想に拘らず、人間の本質的な部分を掴み、その位置から話しているので理解しやすく納得できる。
読了日:06月11日 著者:福沢 諭吉,坂井 達朗
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6438029

■暗黒日記―1942‐1945 (岩波文庫)
気骨あるリベラリスト。戦争の愚を嘆き、本当の愛国心を滲ませる。軍部指導者だけでなく、一般庶民も荒んでいくのが哀しい。戦争教育はやはり必要。著者が終戦前に急死したのは実に残念。
読了日:05月19日 著者:清沢 洌
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6147022

■方法序説・情念論 (中公文庫)
デカルトの哲学史上の位置など判らないが別にそういうのには拘らないで良いと思う。極めて多彩で自分の道筋を持っており、人間好きな人物なのは私でも読めた。
読了日:04月12日 著者:デカルト
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5745026

■日本を創った思想家たち (PHP新書)
日本の思想史は現代の物で語られる事が殆どだったらしい。本書は日本書紀から始まり、宗教家、文学者、哲学者等々幅広いジャンルの人物や書物に言及し纏め上げられている。しかも筆者特有の「筋の通し方」は健在。
読了日:03月21日 著者:鷲田 小彌太
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5480242

■ヘミングウェイ短編集 (1) (新潮文庫)
名文や名作は若い頃は読んでも読まなくても構わない。年齢を重ね何気ない日常が連続してくるようになったらジックリ読んだ方が良いと思う。経験していない事が書いてあってものめり込む。ヘミングウェイさすが味がある。
読了日:03月06日 著者:ヘミングウェイ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5244113

■聖地へ (幻冬舎アウトロー文庫)
家田さんは恐い女のイメージが先行していて、メディアからバッシングを受ける事が多かった。実は少女時代からコミュニケーションが取れない女性だった。ライター業を始めても突っ張っている一面が有った。行(ぎょう)を通じ厳しい自然と向き合うことで本来持っていた人々への優しさを心に根付かせる事ができ、僧侶にまでなられた。本書の中では繰り返しの部分も多々見られるが、それがそのまま筆者の心が逞しく透明に成り代わっていく過程に読み取れる。人生とは、成長とは・・・永遠の問いの、シンプルだが奥深い答えに出会える。
読了日:02月19日 著者:家田 荘子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5058003

■最も危険な名作案内~あなたの成熟を問う34冊の嗜み~ (ワニブックスPLUS新書)
「恋愛」「家族」など語り尽くされたようなテーマを、各小説の一節を契機により深く掘り下げている。個人的には文章のリズムが合わないけど、内容は伝わる。
読了日:01月30日 著者:福田 和也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4757285

■陰謀の世界史 (文春文庫)
筆者の陰謀の定義は「全てにつながっている」と「今存在している」の二点との事。ケネディ暗殺、エイリアン、ヒットラー、一見繋がらないような物事が奇妙な糸で絡んでいる。どこまでが真実かは不明だが世の中裏で操っている人間達は確かに存在すると思う。歴史が浅く権力行使がしやすいアメリカがやはり鍵を握るらしい。
読了日:01月23日 著者:海野 弘
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4655091

■流れる星は生きている (中公文庫)
戦争の悲惨さも伝わるが、自分や周囲の人間の観察力のせいか、人間の逞しさや卑劣さが容赦なく伝わってくる。
読了日:01月20日 著者:藤原 てい
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4606859

▼マイページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/2741

コメント(3)

2011年のまとめです。
日記の10000字限度のしばりで削除作業がなかなか大変でしたあせあせ(飛び散る汗)

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1809868025&owner_id=220746
読書のモチベを上げるグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)ためのトピが必要だなぁ。


題名『2013年に読んで、登録した本、だそうです。』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1919372642&owner_id=60511612
2013年の読書メーター 読んだ本の数:178冊 読んだページ数:57709ページ ナイス数:871ナイス ★2013年に読んだ本一覧はこちら→ http://book.akahoshitakuya.com/u/263590/matome_y?invite_id=263590

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