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深夜映画コミュの「台所太平記」4月25日

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深夜ではないのですが、今日「台所太平記」(63年作品、豊田四郎監督、森繁久弥主演)をテレビで放送していました。

京都に住む老作家夫婦(モデルは谷崎潤一郎本人)と歴代のお手伝いさん(当時は女中さん)たちとの涙あり笑いありの日常。
10代20代の個性あふれるおんなたちが騒いだりけんかしたりして老夫婦と生活しているが、やがて縁あって嫁いでいく者、家庭の事情で故郷に帰る者、悲喜こもごもである。

10代20代に見えるおんなたちだが、意外や女優さんの実年齢をいま検索してみると、当時ほんとうに正真正銘の10代20代であったのは、

ゴルファーに夢中になる女に中尾 ミエ(17才)
やめたお手伝いさんを追っていく女に水谷 良重(24才、現在の水谷八重子)
運転手に惚れる大空 真弓(23才)
女優の付き人になる団 令子 (28才)の4人である。

ほかはみ〜んな、

明るい勝気なおんなに池内 淳子(30才)
暗い影のあるへんなおんなに淡路 恵子(30才)
おっとりしてまじめな京塚 昌子(33才)

なのである。

漁師と結婚する乙羽 信子にいたっては(当時39才)で、奥さま役を演じた淡島千景(39才)と同い年。
見合いを捨てて故郷に帰る森 光子さんにいたっては(当時43才)で、奥さま役を演じた淡島千景(39才)より年上。
これで演技とはいいながら、「縁談がきてもじもじしてる芝居」ができるんだから、おんなはコワイ。皆の衆、ゆめゆめおんなにこころ許すべからず。

しかし女優の「若作り」もうまいが「老け役」もうまいのが奥さま役(推定50代)を演じた淡島千景(当時39才)。お手伝いさんたちの身に何があっても堂々と落ち着きはらっている。

そして森繁久弥(当時50才)演ずる老作家(推定60歳代なかば)の渋さ。狭心症が持病。ちょっと助兵衛。

脇をかためる名優たちの年齢が、

調子のいい浮気男に小沢 昭一(34才)
まじめな漁師にフランキー堺(34才)
旅館の番頭に三木のり平(39才)

その後流行ったテレビのホームドラマの雛形(ひながた)のような上質の作品。コンピュータグラフィックスを使わなくても十分昭和30年代のテイスト(風景)です。

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