あなたはもうひとりの私だからコミュの分離から融合へ

もうすぐクリスマスですね。

クリスマスは皆さんにとってどんな日ですか?

家族や友達とプレゼントを交換する日?

愛する恋人、あるいはご夫婦でとびきりロマンチックなディナーをする日?

あるいは着飾って大きなパーティに行く日でしょうか。

それとも教会の礼拝に参加し、イエス･キリストのことを考える日でしょうか。

そのどれであったとしても波動高いウキウキするクリスマスをお過ごしくださいね～。

　　

ところで、2000年もの昔、「私は神の子です」という看板を背負ってこの世につかわされた、
イエス･キリストが誕生した日として祝うようになったのがクリスマスですね。

肉体的人間としての経験を積み準備ができたイエスは、30歳になったときに布教を開始します。

その後ゴルゴダの丘で預言どおり処刑されるまで、
2－3年の短い時間でしたが、たくさんの教えを残しました。

彼の布教に同行した弟子の使徒それぞれがイエスの死後、
イエスとの奇跡の日々のそれぞれの記憶を成文化し
それをまとめらたものが新約聖書となり、
やがてキリスト教となって末代に語り継がれます。

イエスが生きた時代には別にキリスト教があったわけではなく、
（ユダヤ教が旧約聖書をもとに存在しました）
イエスはキリスト教を信じなさい、と布教したのではないですね。
イエスは神からのメッセージを人々に伝えようとしました。
あなたも神の子ですよ、そのことに気づきなさい、そのように暮らしなさい、と。

そしてこう祈ります。

神よ、どうぞ御霊（みたま）がなされますように。
神よ、どうぞその御国（みくに）がなされますように。

そして彼は神の子としてお手本を示す人生を終えました。

神への恐れの心があると、どうしてもこの教えを純粋にそのまま受け取ることが難しくなります。

ビートルズのジョン･レノンがこんな言葉を残しています。
「神とはその人が体験した痛みの度合いを測るコンセプトだ。」

人生に苦しみや痛みしか見いださない人にとって神は罰を与える怖い存在であり、
常にその意図や教えを見つける人にとって神は喜びを与える祝福の存在だといえます。

神を恐れるばかりに（それは無限なる自分の可能性に対する恐怖ということですが）
預言どおり奇跡を起こしたイエスを超人（実にそうだったようですが）とみなし、
自分とは違う、畏れ多い存在として外側に置き、見上げ、崇拝し、
崇拝することをキリストの教えだ、、とご自分から切り離している場合もあるようです。

宗教に限りませんね。

お金や名声といった外側に崇拝する価値や評価基準を持っていると、
お金や名声があってもなくても、その基準によって他の人間と自分の間に壁を造り、差別したり、
劣等感と優越感のシーソーゲームになったり、自分の外側ばかりを意識して生きることになります。

イエスや仏陀に限らず、アインシュタインもモーツアルトも、ビートルズも
この地上から宇宙エネルギーとつながっていたそれぞれの分野で何かを極めたマスター達は
異る体験から同じメッセージを発見し、異口同音、さまざまなツールを使って
彼ら見極めたぶれない自分のどまん中から私たちにそのメッセージを発信してきました。

今、宇宙エネルギーとつながることを思いだし、実行するようになった人々が
どんどん名乗りをあげ、賢者、ティーチャー、として私たちを導いてくれています。
あなたは神の子です。愛そのものです。宇宙エネルギーそのものです。ど真ん中をみつけなさいと。

私たちが気をつけなければいけないのは、その人たちを尊敬し、賞賛するあまり、畏敬の念をもち、
自分の外側にその人をおいてしまったり、創造主（宇宙エネルギー）と自分との間に
その人たちを位置づけてしまわうことです。

誰かをアイドル化してしまったら、私たちは今までのようにまた別の神を畏れる宗教を作り、
神と自分たちとの分離を助長することになります。

私たち一人一人がずっと人類が待ち望んでいた救世主なのです。

人類が待ち望んでいたのは、ある特定の一人の救世主の再誕ではなく、
人類全員が救世主であり創造主であると気づく意識革命の瞬間、
「今此処」のパワーを誰もが受け入れるその瞬間だったのではないでしょうか。

2000年の昔、荒野を歩き、あちこちの村や町を訪れ、大衆の前であなたも私と同じです、
と布教して歩いたイエス･キリスト。そして彼が象徴する数多くの歴史上の賢者たち。

彼らもまたもうひとりの私たちです。