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島袋辰也コミュの島袋辰也のフリートーク  7

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「シーミーに行く!」



やっと沖縄らしい温かさが戻ってきた4月。今年もやってきたシーミー(清明祭)の季節。

今年は4月5日(日)がシーミー入りで、この日から約1か月は週末になると

重箱を抱え、お墓へ訪れる人達でどこもいっぱいになる。

清明祭=先祖のお墓に身内一同が集まり、清掃・草刈りを終えた後、御馳走を供え

線香をあげる。家族の健康祈願や、子、孫の成長などをお墓の先祖へ報告した後は

供えた御馳走を皆で頂きながら、入学したての子供の話や成人式を迎えた甥、姪など

親戚の近況報告などしばしユンタクを楽しむ。

島袋家。私の先祖が眠るお墓は本部町谷茶にある。今でこそコンクリート造りではあるが

私が中学に上がるまで、岩に穴を掘ったお墓で敷地などない林の中にある墓であった。

木や草は生え放題。ハブは出る。蚊はこれでもかというほどいる。今考えるとすごい所に

毎年行ったなと思うし、よくあの林の中ハブに一度も噛まれなかったもんだと改めて思う。

でも生え放題の草を汗だくになりながら刈り、地を整え、見違えるようにきれいに

なった墓で食べる御馳走が、何とも言えない楽しみだった。

普段はあまり食べないゴボウ、昆布、かまぼこなど、なぜかこの日だけは美味しかった。

清明祭の意味、大切さは、いつまでも受け継がれてほしい沖縄の文化である。



でも最近、私が幼少の頃のシーミーとは少し変わってきている。それは・・

コンクリート造りの墓が主流になり 草刈りが不要になった事。

シーミーと言えば、鎌[かま]、高枝バサミ、ノコギリ、竹ぼうき、ゴミ袋、蚊取り線香

軍手、など前日に準備し草刈りという戦いに男連中やる気をみなぎらせていた。

現在はほうき一本で済む。昔と比べると本当に楽になった。

線香を点けるにしても今はバーナーでOK。前は墓の隅っこで火をおこし点けていた。

この時必ずウーマク童が火ぃガンマリ(火遊び、いたずら。)をして怒られる。

そんな光景もいまではあまり見られなくなった。

でも年中お墓がきれいである事で、先祖様も喜んでいるだろうし、

シーミー本来の儀式は昔と変わらないので、便利で綺麗なコンクリート墓は最適である。

今年の島袋家のシーミーは今月の12日に行われた。26日伊江島に訪れる私の為に

例年より早めに行われた。線香をあげ、儀式が終わると近くの公園へ大移動。

この5.6年で親戚、子供が増え 数えたところざっと30名あまり。

本来墓の敷地内で 先祖と一緒に御馳走を頂くのだが、定員オーバーのためやむおえず

公園で食事を頂く。子供達にはいい遊び場、運動不足の大人たちにはいい運動場所。

この光景は最近見られる我が家のシーミー。先祖から見ればシーミーに来たのか

ピクニックに来たのか まったくわかりましぇんわ!

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