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Architectural Knowledgeコミュのソーラーシステム

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太陽エネルギーは地表で、1平米当たり1kW程度となっています。太陽エネルギーを100%変換できるなら、世界の年間消費エネルギーを1時間で補うことが出来るといわれています。このエネルギーを有効に使うために、ここ何年か、クリーンエネルギーとしての太陽エネルギーに関する製品が多数提示されている。一般ユーザーにとって、どのシステムが良いか判断に迷うところである。太陽エネルギーについて知るためには、太陽・地球・住環境・熱力学など様々なことを知る必要はあるが、総て網羅して製品購入ということには至らないだろう。ここでは製品の仕組み・特長・コストなどユーザーにとっては気になるところを抑えて簡単に解説している。

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パッシブソーラーシステム

■解説
アクティブソーラーとは、太陽光発電や太陽熱温水器のような「機械設備と太陽熱を併用」したもので、それに対し、パッシブソーラーとは、自然の性質を考慮して建物に工夫を加えることにより「特別な装置を用いずに太陽熱を利用するもの」を言います。具体的に言うと、温度の上下で気流を産み出す空気の特性を生かしたハイブリットなシステムがパッシブソーラーです。床下・天井裏・外壁の壁の中の空気など、全ての空気を温度変化を利用して循環させっるシステムです。また、このような空気の循環は、湿気対策として建物の耐用年数を上げるだけでなく、有害な化学物質が屋外に排出されるため、健康にも対しても有益です。
■メリット
・冷暖房費が少なくすむ
・体調の維持がしやすい
・開放的な間取り・大空間が可能
・壁体内結露が生じにくい
・施工性が良い(気密をそれほど意識せずに施工可能)
・自然換気により必然的に換気回数が多い
・シックハウス症候群になりにくい
■デメリット
・ホットオーバー(体温以上の気温)になったときに効果的でない
・天候の影響を受けやすい
・室の温湿度の調節が難しい
・建設当初からの計画が必要
・日照の少ない場所では効果が期待できない

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太陽光発電システム

■仕組み
シリコン半導体が太陽の光を吸収して電気に変えるエネルギー変換を「太陽電池」と言います。「太陽電池」と言う言葉から判断すると、いかにも電気を蓄えられそうな気がしますが、太陽電池そのものには蓄電機能はなく、光の強さに比例して電気を発生させます。4人家族の場合、4kWシステムで補える。
■コスト
地域によって変わってくるが、平均76.9万円/kW(新エネルギー財団)となっている。また、発電して電気が余れば電力会社に電気を売ることができる。 国による助成制度も設けられているが、永久的ではないので設置したい時期に確認が必要である。詳しくは新エネルギー財団のHPを参考。http://www.solar.nef.or.jp/
■扱ってる会社
いろいろな会社で扱っている。検索すれば、かなりの件数がヒットします。

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太陽熱利用

■仕組み
太陽の熱エネルギーを、給湯や冷暖房に使うことができる。自然循環式(太陽熱温水器)と強制循環式(ソーラーシステム)がある。自然循環式とは、家の屋根などに設置し太陽熱温水器で温水を作り、お風呂や給湯に使用する。熱サイホン作用によって自然に循環させるものです。強制循環式とは、温水をそのまま使用しるか、不凍液を建物に循環させて床暖房などに利用する。屋根には集熱部のみ設置するため、ポンプが必要となる。学校や福祉施設など、大規模な太陽熱利用システムも導入されています。また、吸収式冷凍機などを使えば、冷房することも可能。
■コスト
自然循環式:20〜40万円、強制循環式:40〜100万円。
■扱ってる会社
いろいろな会社で扱っている。検索すれば、かなりの件数がヒットします。

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OMソーラー

■仕組み
OMソーラーは、パッシブソーラーの一手法として、大規模な機械装置を用いずに建築的な工夫によって太陽の熱を利用した家づくりを行おうというもの。建築家・奥村昭雄氏により考案されたシステムです。 太陽の熱を取り込み、床暖房・給湯・換気を行います。軒下から外気を入れ、屋根が受ける太陽熱で温め、床下をその空気が流れる。夏は、暑くなった空気を利用し、給湯に利用する。また、温度差による空気の循環をを利用し換気を促します。夏の夜は、放射冷却で冷やされた屋根から涼風を室内に取り込みます。
■コスト
OMソーラーは、建築のしくみそのものを活用するシステムです。屋根が集熱装置、床下の土間コンクリートが蓄熱装置を兼ねるなど、躯体と一体になっている工事が多いため、単体設備のように、単純にコストを計算することはできません。建築家、工務店、クライアントによって個々の住宅で異なります。

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ソーラーサーキット

■仕組み
外断熱二重通気工法「ソーラーサーキット」は外断熱工法と二重の通気層で、建物全体をすっぽりと包み込み、太陽熱等による建物内の温度差によって空気の流れを促し、極力機械を使わずに1年を通して快適な環境をつくりだします。
・アウターサーキットでは、常時外気に開放されており、冬は水蒸気(結露)・夏は日差しで温められた空気を外部に放出する作用を持っています。
・インナーサーキットでは、 SC小屋裏ダンパー・床下ダンパーの開閉によって室温を調整します。
■コスト
OMソーラーと同じく、建築のしくみそのものを活用するシステムでので、やはり単純にコストを計算することはできません。

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ソーラーウォール

■仕組み
25年前にカナダのコンバーサル社が開発した太陽熱集熱板です。小さな孔が無数にあいた黒いアルミ板を壁面に取り付け、太陽熱で効率よく外気を暖め、暖まった空気を小さなファンにより室内に吸引させ室内の空気を循環させます。冬季の暖房費を大幅に削減でき、地球環境に優しく、新鮮な空気で室内の環境を快適なものにします。夏期にはソーラーウォールが壁面への太陽の直射を防ぐ為、建物内への流入熱を押さえ冷房負荷を減らします。また、温めた空気を地中に蓄熱し、1年を通して安定した床下温度を保つシステムもあります。
■コスト
20万円〜(室内10畳用システム)メンテナンス簡単。アルミパネルなので長期間使用。ランニングコストはほとんどかからず、イニシャルコストも低価格ですので、年間暖房費を大幅に削減でき、投資コストは比較的早期に回収できます。
■扱ってる会社
まだ、扱ってる会社は少ないですが、これから増えていくでしょう。
(株)栗本鐵工所 http://www.kurimoto.co.jp/j03/solarw.htm
(株)ロゴスシステムズ http://www.solarwall-jp.com/
(株)三和シャッター工業 http://www.ecology.or.jp/tech/9908-1.html
■いいこと尽くしですね・・・我が事務所でも大谷邸にて設置いたしました。住宅では関東地方で初めての設置だそうです。今後、どのような結果を生むか見守っていきます。

コメント(2)

■左
太陽光発電システム
出所:SHARP HP
http://www.sharp.co.jp/sunvista/
?太陽電池モジュール
 太陽の光から電気をつくる
?パワーコンディショナ
 家庭で使える電力に変換
?屋内分電盤
 電力を各電気機器に送る
?電力量系
 売る電力と買う電力を区別する

■中
太陽熱利用
出所:新エネルギー財団 HP
http://www.solar.nef.or.jp/

■右
OMソーラー
出所:OMソーラー協会 HP
http://www.omsolar.co.jp/
■左
ソーラーサーキット
出所:ソーラーサーキット HP
http://www.sc.kaneka.co.jp/

■右
ソーラーウォール
出所:左:栗本鐵工所 HP  
http://www.kurimoto.co.jp/j03/solarw.htm
右:樫田建築設計事務所での実施例
http://www.kashida.com

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