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オーバー60日本代表を目指すコミュの作陽高校、野村監督のビルドアップ論

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今年の高校選手権で、
準優勝した作陽高校野村監督のビルドアップ論。
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僕の考えるビルドアップとは、
数的優位を作り出すこと。
つまり、数的優位で局面を打開するために、
DFラインから組み立てていく。

しかし、相手にきっちりと守られたら、
そう簡単に数的優位は作れない。
DFラインでボールがうろうろしているだけなら、
それはただのポゼッションです。

それなので、僕は、
【「サイドの数的同数は、数的優位」という理屈】で、
ビルドアップをチームに落とし込んでいる。

どういうことかと言うと、
例えば、サイドエリアで3対3の状況ができたとき。
守備側はマークの原則に則って、
ゴールと敵を結ぶライン上に立ってアプローチしてくる。

ところが、【もしもゴールライン上の両サイド(コーナーポスト)に
ミニゴールがあると仮定し、攻撃側がそこを目標地点にすれば、
守備側はまったくおかしなポジションを取っていることになる】

つまり、サイドを崩す、ということを考えれば、
その状況は数的優位ができている、と考えられる。
DFラインは、その状況を作り出すために、
ビルドアップするというのが僕の考え方です。(つづく)

コメント(2)

では、その状況を作り出すために、
どのような組み立てをしているのか?
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相手守備の修正をしづらくするために、
中盤はできるだけワンタッチプレーで展開し、
状況を見てサイドチェンジを入れたりする。

同じ数的同数でも、相手のアプローチが遅れ、
マークのズレができるような状況を作ることが、
きれいに崩すためには必要です。

あと、リスク回避のために、
DFラインではボールを最後尾にしないのが絶対条件。

センターバックがボールを持っていたら、
よほどのフリーでない限り、もう1人が少し下がる。

GKと安定したトライアングルを作り、
万が一のカバーリングにも対応できるようにしておく。(つづく)
では、実際にはどのように
サイドを崩していくのか?
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作陽の場合、サイドで2対2になったら、勝負に行きます。
そのとき、普通は足元か裏か、2通りのパスコースしかない。

裏を取れればいいのですが、敵DFも簡単にはやらせてくれない。
すると、裏を狙えないなら、足元しかないとなる。

ですが、そこにもう一つ、「シェイブ」という概念を用いることで、
かなり効果的に崩せるようになります。

「シェイブ」というのは「剃る」という意味で、
DFにギリギリ取られない速いパスを、
かすめるように出すというところから、僕が名づけました。

よりイメージしやすくいうなら、裏ではなく表のスルーパス。

受け手はできるだけ前にポジションを取り、
縦に走り出してパスを受ける。

出し手は敵に取られそうで取られない、
ギリギリのコースに速いパスを出す。

そうすると、敵は前に足を出し、でも届かないから、
一発で入れ替わる可能性があるプレーになる。

このシェイブを使う事によって、
サイドの崩しのバリエーションがかなり広がるのです。(終わり)

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