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税務のイロハコミュの米国の相続対策

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米国の相続対策

http://www.californiafudosan.com/probate.html
アメリカでは人が死亡したとき、遺産の名義変更の方法は下記の4つの方法のうちどれかによって行われなければなりません。その4つとは、(1)法律に基づいて(ジョイントテナンシーなどの場合) (2)トラストによって (3)契約によって(生命保険など) (4)プロベートによって。 このうち、プロベートについて、理解を深めていただくためのQ&Aです。

1.プロベートとはなんですか?

プロベートとは裁判所の監督のもとに行われる遺産処理です。プロベートは、亡くなった人が遺言書を残していればその遺言書を裁判所に提出、なければ遺言書なしで申請書を裁判所に提出することで手続きが開始されます。

プロベートは、(1)遺産処理の責任者を任命 (2)遺言書があれば遺言書を検分 (3)遺産の内容の確認と価値の査定 (4)故人の借金と税金の確認と清算 (5)遺言書があれば遺言書に添って相続人へ遺産分配、遺言書がなければ法定相続人へ遺産分配、という順序で行われます。

2.どのような財産がプロベートの対象になりますか?

故人が死亡時に自分名義で直接の所有権を持っていた財産であって、ジョイントテナンシーなどのように、法律的に基づいて自動的に別の人に名義が移行しない財産に適用されます。

また、カリフォルニア州では、遺産の総価値が$10万ドル未満の場合には、プロベートを避けることができます。この上限金額は州によって異なります。

3.プロベートの対象にならないのはどのような財産ですか?

下記のような財産はプロベートの対象になりません:

トラストが所有する財産
故人が他のひとのためにトラスティーまたは管理責任者として所有していた財産
ジョイントテナンシーとして所有していた財産
複数の所有者による口座で所有していた財産
ライフエステート(Life Estate)である財産
「Community Property with the right of survivorship」として所有していた財産
米国債 (United States Savings Bondのみ)
TOD(Transfer on Death)が登録されていた証券
契約によって所有していた財産(生命保険など)
IRA, Keohg, Deferred compensation benefit, Annuity など相続人への支払いが明記されていたもの
POD(Payable on Death)が登録されていた銀行口座
雇用に関係する死亡保障金
公的年金、退役軍人恩給、ワークマンズコンプなど公的なベネフィットで、PODが登録されていたもの
自動車、ボート、船舶で、相続人が正式に登記されていたもの
モービルホーム、商業車両、キャンピングカー、水上住宅
4.遺言書がない場合の、「法定相続人」とは誰ですか?

まず故人が独身だった場合は、子供がいれば子供達全員に平等に相続人となりますが、子供がいない場合は次の順番となり、誰もいない場合は、州が受け取ります:

子供

曾孫
父母
兄弟姉妹
祖父母
おじ、おば、いとこ
既に亡くなった配偶者の子供
既に亡くなった配偶者の親
既に亡くなった配偶者の兄弟姉妹
最も近い血縁の親戚
最も近い、亡くなった配偶者の親戚
カリフォルニア州
故人が結婚していた場合は次のとおりです:

コミュニティプロパティー(夫婦の共有財産)は、全て配偶者が相続します

共有財産ではなく、故人のセパレートな財産だった場合は、下記の方法で分配されます

配偶者(ドメスティックパートナーを含む)と子供がいる場合: 子供が一人の場合は、半分が配偶者へ、半分が子供へ。子供が2人以上の場合は、3分の1が配偶者へ、3分の2を子供たちが等分に
子供も孫もいない場合: 半分が配偶者へ、半分が父母へ。ただし、死亡した子供がいる場合は、その子供の子供が上記1の方法で遺産分配を受け取る
子供も孫も両親もいない場合は、半分が配偶者へ、半分が故人の兄弟姉妹へ平等に分配される。すでに死亡した兄弟姉妹がいる場合は、その子供達が兄弟姉妹の分を受け取る
子供も孫も両親も兄弟姉妹もいない場合は、全額が配偶者へ。
5.何故、プロベートは避けたほうがいいのですか?

その理由は、下記のとおりです:

プロベートには時間がかかり、その間、裁判所によって遺産が凍結される。カリフォルニア州のプロベートにかかる期間の平均は18ヶ月。遺産額や債権者が多く相続が複雑な場合だと、10年かかったという例もある。
プロベートには裁判所の費用、弁護士代、鑑定士代などの費用がかかる。
プロベートになると遺産内容が一般公開される。
6.プロベートを避けることによる問題点はありますか?

プロベート手続きを経ることによって、故人の債権者全員に通知が出され、借金が清算されます。プロベートが終了したあとに、新たな債権者が現われても、その債権者は個人の遺産にも、相続人にもいっさい請求をする権利はありません。しかし、プロベートなしで遺産相続がされた場合には、故人が負っていた 「Unsecured debts」 (抵当なしの負債) に対しては、相続人が責任を負わなければならない場合があります。ただし、このような借金返済額は、あくまでも、相続人が相続した財産の、故人の死亡時点での市場価格の範囲内に限られます。また、弁護士によりますと、相続が終わったあとに、債権者が、故人が負っていた債務のとりたてを相続人に対して行うことは非常に困難で、現実にはほとんどないということです。


http://www.californiafudosan.com/livingtrust.html
リビングトラストは、エステートプランの中でも、最も基本的で、最低必要なものです。日本語では生前信託などと訳されています。誰かが亡くなり、ある一定金額を超える財産を遺すと、プロベートという手続きが必要になります。これは、裁判所が鑑定士や弁護士を雇って遺産の価値を鑑定し、相続人に分配する手続きです。この手続きには普通1年以上の時間と多額の費用がかかる上に、故人の財産が一般に公表されるため、さまざまな問題を引き起こします。生前にリビングトラストを作っておくことで、このプロベートを避けることができます。

http://www.souzokuusa.com/labels/44K444On44Kk44Oz44OI44OG44OK44Oz44K344O8.html
ジョイントテナンシー(正式にはJoint Tenancy with
right of survivorship 以下ジョイントと呼ぶ)とは、
不動産などの財産を複数の人が共有する場合の名義の
登録方法のひとつです。夫婦で家を所有する場合には、
ジョイントにするか、コミュニティプロパティにするか、
リビングトラストにするのが一般的です。ジョイント
での所有には利点と欠点がありますので注意が必要です。

まず最大の利点は、プロベートを避けることができる
ことです。ジョイントテナンシーの所有者の一人が
死亡した時には、プロベートなしで残りの所有者に名義
が移行します。

主な欠点は、一人が誰かに訴えられて裁判で負けたり、
負債を負ったり破産宣告をすると、財産全部を失う
可能性があること、一人目が亡くなった時点ではプロ
ベートは避けることができますが、最後の所有者が亡く
なった時、またはジョイントで所有していた夫婦が
一緒に事故で亡くなったような場合にはプロベートに
なってしまうことがあげられます。

さらに、一人目が亡くなった時に、その財産の価値全部
が亡くなった人の遺産とみなされますので、遺産の価値
次第では、遺産税が課税されます。

また、配偶者の死後、遺された夫または妻が、将来の
プロベートを避ける目的で子供をジョイントテナントと
して名義に加える場合がありますが、これをしますと、
万が一リバースモゲージを借りたい時に借りれないこと、
子供の名前を加えた時点で、半分を子供に贈与したことに
なること、また親の死亡後、子供が「ステップアップ
ベース」(税金を計算するための取得価を贈与された
時点の時価にできること)が使えず、親が取得した時の
価格が取得価とみなされてしまうので売却益が多くなって
しまうこと、などの注意点を良く検討したうえで、できれ
ば税務専門の弁護士と相談の上で決めることが重要です。

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