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仮面ライダー chroMコミュのmasked rider chrom VOL 5

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【 Non-deposition 】





ずさは─ ずずずぅ──


ずぞ───ォォ




宵闇 18:30

東海新聞社 本社付近



んが、

ずぞ───ォォ


‥あの ォ―

「水崎先輩、もっとゆっく
り食べませんか?」


‥ パカッ!!

「あたぁ、‥痛、何ッスか」


「オマエはこの店で何回
飯食ってんだ、覚えろよ、
うどんってのは気合いで
食うんだよっ、気合いで、
‥‥ったく

ちまちまと食うくいもん
じゃねえ、不味くなるわ」


─── ‥‥、続いての
事件をお伝え致します ‥




店内のTVから、今日の出
来事を告げるニュースが
流れていた
水崎記者とカメラマンは、
警察からの事件による事
情聴取を受けたあと、会
社に戻って報告を済ませ、
近くで食事を取っていた



‥
       ─────
─ 県境で起きた山火事
による炎は、双方の県に
よる懸命な消防活動の末
18時過ぎに鎮火し、今は
出火原因について調べ‥


「‥‥‥‥‥」


「‥結局、あの事件はどの
報道機関も一様に、犯人
の自殺により書類送検 ‥
いいんですかねぇ?」


「‥‥‥‥ああ、」

ずずずぅ──


「だけど‥、2人も死んで
るのに現場検証もずさん
だし‥各、報道だって、」

「‥わかんねーか」

「‥‥‥え、‥!?」


「お偉方からの報道規制が
入ってんだろ、‥ 判れよ」

ずずずぅ──‥ カラン、

ふぅ、




       ‥ ───
─ な航空機システムの
開発で、世界的に有名に

「じゃあ、一体 ‥僕らの
仕事って、」
「─── 黙ってろ、」


‥‥

水崎記者は本能的な嗅覚
か、ニュースが流れてい
たTVを睨みつけているよ
うだった



‥‥する専門家で知られ
る四宮教授は、隣接する
航空技術研究所の所長で、
鳥獣保護区域に指定さ
「‥‥行くぞ、」



「‥‥って、どこっスか!?
俺、まだ食べてんすけど」


まいど─ 水崎さん
‥‥ガララ、




「オマエがいなきゃ写真は
どうすんだ、早く来い!」

「‥・鬼っスか、」


まいど─
‥‥ガララ、







x x x




     ‥ ォ ォォ─ン



フォォオオ───ン ‥


「俺には欠けてしまった‥
数年間の記憶とこの体は、
どこにいった。あの事故
以来 ──」

未来や
笑顔のために立ち上がる
‥‥
そんなことを強いるのは
バカげとる。‥強いられ
て出来るものではない
‥‥‥‥


‥‥


── 俺は、既に死んだ
人間として在った

雨の日に、
このバイクとともに‥ ─

     ───────


    ── ォ ォォ─ン

フォン‥フォォオオ──ン


夜 19:30 ‥‥

新国道152号線









「あるものか、そんなお人
好しなんかじゃ‥‥俺が」


‥‥‥‥ザッ

‥「‥──── 変身ッ!!」

ギィイ──── ィ ンン≪



首筋は熱を帯び、上へと
侵食する。焼けるような
放熱は口元から首を覆う
プロテクターへと変化を
遂げ、風をきるバイクは
エアロダイナミックスに
変形し速度を上げてゆく
‥
ヒュン フィィ─── ン


「‥‥‥‥」

闇を滑る銀色の光の中に
髪をなびかせる了の姿 ‥





      フィィ──

フィィ─── ュュウン

「キャリパス ‥‥
答えろ、‥
あの時の化け物は何者だ」



χρωμα、χρωμα
‥
「私達には不相応な言葉で
すが、お会いに叶い光栄
です。
私はそれについて解答を、
持ってはいません」

「‥‥では、‥ 俺は一体
なんなんだ」

「χρωμα、‥具体性の
無いものとなる問い掛け
には、適切な回答を選べ
ません」
「俺の体について解る範囲
で答えろ、‥もう一度や
ったら二度と出るな ‥」

χρωμα、χρωμα
‥




「‥‥ ち、‥黙りか、」


χρωμα、‥


「イイエ、私の役割はバイ
クやコンピューターシス
テムを含め、テクノロジ
ーとユーザーである貴方
との関係が能率よく快適
に機能すること、‥私に
も時間は必要なのです」

「‥‥ 勝手にしろよ、」


「次は断ってから思案しま
す‥。
χρωμα、あなたの体
についてお答えします‥」

「‥‥‥‥ 何だ?、‥」



χρωμα、

「micro mechanism bio de
vice‥
超微細メカニズムバイオ
デバイス技術によって形
成された有機体です」
‥
ヒュン フィィ─── ン



「効率的な解答だな ‥
全く、‥
殊勝な心配りに傷み入る」

「χρωμα、‥‥私にも
時間は必要なのです」



「次、会えるとは限らん‥」


ヒュン ‥・

フィィ─── ュュウン






x x x



ラララァ〜 フフン‥‥



配達を終えた誠は、鼻歌
を響かせて軽トラのハン
ドルを切り、自宅へ向か
って車を走らせていた

「うわ、混んでるなぁ‥」



「‥行きと同じ道にすりゃ
良かったな、‥しょうが
ねえな」

ヴウゥウ──  ゥゥ


夜 20:00 ‥

配達先からの帰り道






‥‥

── キィィ、




「なんか、混んでるみたい
ですね?」

「この先、片側車線の交通
規制があってね、‥多分
進まないよ」

誠は作業用車のそばにい
た、ヘルメットを被った
作業員に声を掛けていた


「‥山火事のあったやつ?」

「あれは反対でしょう ‥
先のは事故だよ。車が燃
えて横転したらしいけど」


「‥‥燃えて、横転した?
普通、逆じゃないの‥」

‥‥


「確かに、ハハハ、‥‥
みんなそう言うもんだか
ら、気にならなかったよ」

「いいえ、ありがとう助か
りました」


「‥‥ 気をつけて、」


‥‥ブブゥゥ──ン





ラララァ〜 ルルル‥

「ま、‥どっかに繋がって
るだろ」


誠は迂回するように右へ
ハンドルを切ったあと、
夜道にゆっくり車を停め
て、自販機の前へ駆けて
いった

タタタタ ‥‥



ビィィ‥‥   ガショ ン

「‥熱っ、う」



誠は缶コーヒーを手に携
帯を眺めていると、強い
光に気づいて振り向いた



「‥んン、何だよ眩しいな」

       ィィ──

フィィ─── ュュウン


‥‥

「何だ!!っ‥ あれ、
アイツはマスターのとこ
の?
なんkm/h出してんだ‥
何だよ、あの姿は‥‥」


カラン、‥ タタタタ‥‥



バンッ!!

‥‥ ブブゥゥ──ン



誠は飲みかけのコーヒー
を捨て、車に飛び乗ると
了のあとを追い始めた








x x x




ザ、‥ タ タ タ タ タ ‥

タ タ タタ‥




白衣を着た中年の男性を
後ろから急かす様にして、
黒いニット帽に黒のカジ
ュアルなスーツを着た男
が続いて歩いていた



夜 20:55 ‥

某、 航空技術研究所 外







タ タ タタ‥


「さすがに先生は、物分か
り良くて助かります」

「わかったからキミ、押す
のはヤメなさい。‥
キミが、どこの国のどの
機関の者かは知らんよ‥
来いというのなら従うが、
私が話すことは何も無い」


「面倒は困るんだけど、‥」

「軍に関わる機密なら、若
い研究生を殺したキミや、
その機関に協力すること
はあるはずも無い」

「従うならokでしょ?」

「そうしなければ、キミが
まだ何人も手に掛けると
思ったからだッ!!」


   フぅ ─────

ヤレヤレ、‥だ


「頭のイイやつってのは、
どいつも意外にバカだな」



「‥‥‥、?‥ 一体、何が
言いたいのかね、」

「だから、そうすりゃ従う
んだろ?あんたらは‥」


「‥な‥・ッ!?、」





 ───── !!、

    ‥‥‥‥ ザッ、



黒いニット帽の男が急に、
何かを察したように振り
返ったのを、四宮教授は
唖然として様子を窺った


「 ‥‥‥‥‥」


全く動く気配なく、黒い
ニット帽の男はまばたき
ひとつせずに振り返った
先をじっと見つめた ‥



「何が、起こるんだね?‥」




に ぃぃ   ‥‥

「はわっ!!、ヒィィ ‥ 」

‥‥ドタ ッ、


黒いニット帽の男を見つ
めていた四宮教授は、彼
の口角が左右に広がり笑
顔とも似つかない表情で、
爛々と目を輝かせたのを
見て地面にへたり込んだ


       ‥ ぃぃ

「‥‥来やがった 、、、 」



 ィィ ──
      フィィ──

フィィ─── ュュウン




「ククク‥そうか、そうかよ」


違わねーよな

      カキキ‥ バキ



‥‥ ザシュ、ッ



「あんたはもうイイぜ、‥」

「‥‥‥ ‥ 」



ジャリ、コツ、コ、コ コ コ コ ‥




爛々と目を輝かせたまま、
指を鳴らして遠くを見つ
める黒いニット帽の男は、
腰を落とした四宮教授に
目もくれず、ゆっくりと
確かめるように一歩づつ
門の方へと歩いていった

‥‥







x x x




 ゥゥ ───ン


フュン ‥   キ─ィィ‥



‥‥ カチャ 、


「‥‥‥‥‥‥」



χρωμα、χρωμα
‥
「私達にとって、とても
友好的とは思えない人物
が近づきます」

「‥・どうしてわかる?」



「bioelectrical pulse ‥
χρωμα、生体電気。
この間の一件で覚えまし
たから‥
波長律がよく似ています」




「‥・‥ 波長律、‥」


夜 21:05

某、 航空技術研究所 外






冷たい風を切りゆく果て
と、闇夜に取り込まれて
速度の落ちたディスクブ
レーキの回転が抗う声を
小さく上げた

そこに立ち止まったはず
のバイクは、‥その叫び
に続く静けさで取り囲ま
れ、不穏な夜へ加速し始
めてゆく ‥




静かであるが、

闇、───

虚空に内包する概念下で
‥

キャリパスの警鐘が、今
‥

順行する血液と了を巡る
‥


── 騒ぎ立つは、我が身




‥‥

「友好的ではない人物 ‥」



 フフ、‥   ‥フフフ

了は頷き気味に笑みをこ
ぼすと、体中が激るよう
カッと力を込めて鋭い瞳
を呼び覚ましていた

「おかしくなったのか、俺
は ‥‥

ふらりと、‥‥‥

ただ確かなことに直面し、
今更なにを思う。
来れば、そう在るが必然
でしかないと知るだけの
俺は ‥‥」



「そう。か、───

気後れで死なずに済んだ」

‥ ギュウゥ、




χρωμα、χρωμα
‥
「恐らく相手はエネルギー
波動、強力な常磁性質を
持った生体です。‥鉄や
ニッケルに近い主成分で、
特有の磁場があります」

「‥だから、何が出来る?
どんなヤツか答えろ」

‥‥‥‥ ・ ・ ・


χρωμα、

「わかりません。特定する
のはかえって判断を誤り
ます。ただ可能性として
一定の通信を傍受するこ
とや高マイクロ波・高電
圧等を、発生・放出する
仕組みを持っているかも
知れません ‥χρωμα
χρωμα」

「覚えろよ、そっちが重要
なんだ。」
「χρωμα、‥来ます」





‥ カゴン  カカ ン、

      ‥‥‥ タッ


ジャリ、 コツ、コ、コ コ コ コ

‥‥


黒いニット帽の男は門を
乗り越えると、友人との
待ち合わせ場所に向かう
ような表情で、無防備に
了へと歩き近づいてきた






‥‥ タ‥  ジャリ 、

よう、

「アンタなんだよな、‥
輝は油断したよ。多分ね」


「‥‥‥‥‥」


黒いニット帽の男に了は
応えなかった。ふたりの
距離は4mと少し、互い
は初対面にあって探り合
うわけでなく自分を保つ
ように見えた

 ‥‥‥


「自信あんだな、アンタ」


「‥悪かった。前のヤツの
仲間か? ‥身の危険も
あってその結果だった」



「アンタなんだろ?、・‥」
「否定したつもりは無い」




 ‥ ザッ、‥‥ ‥


「だったら、行こうか ‥
ここは人目に付く」

黒いニット帽の男は、そ
う言って背を向けると、
歩き出していた

‥‥









end.

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