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早大高橋研コミュのSeason's greetings 2011

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昔,小・中学生時代,正月が好きでした.お年玉貰えて正月料理食べられて.でも私のうちは貧乏だったから,貰ったお年玉は全額母に渡していました.

高校から学部にかけて,正月が好きでした.受身の学業が休めてのんびりできたからです.

院生から社会人に成り立ての頃,正月は嫌いになりました.どこが目出度くて親戚に挨拶しなくてはならないのでしょう.しきたりや慣習がうざいかぎりでした.しかも正月を迎えるたびに(数え年では正月が来る毎に歳が増えました,そうではなくて満年齢でも近似的に自分の)死に確実に近づいている訳なのです.次の歌もあります:

門松は冥土の旅の一里塚 目出度くもあり目出度くもなし

余談ですが,これは室町時代に生涯を送った一休宗純(1394-1481)作の狂歌と言われていますが本当でしょうか 私は自分で確認出来ていません.時代考証を少しだけしておくと,一里塚は一休の生きた時代以前に中国では人口に膾炙していました(一里の長さは中国と日本ではまるで違います)が,日本では江戸時代に入って(1604年以降10年以上に亘って)構築・整備されたものです.日本では一里塚が人口に膾炙されていたとは思えずしっくりいきません.興味ある皆さんの研究結果を待ちたいと思います.

閑話休題(話を基に戻すと)20代後半に米国に1年間滞在する経験を持って,家族・親族で迎えるクリスマスを知りました.これは現在住んでいるドイツでは,もっと家族の絆は深く(12月24日から8日間続く)クリスマス休暇を家族親族と静かに過ごします.ドイツでは給与所得者ならば教会税が天引されます.住民登録には当然信仰宗教や博士学位の有無を申告しなればなりません.旅行者ではなくこれは住んでみないと分からないでしょうがドイツや米国は日本よりはるかに身分や学歴や宗教差別は酷いのです.また横道に逸れてしまいましたが,愚かな習俗と思っていた正月をやや見直すことになりました.

考えて見れば,確かに死には近づくことを感じさせはしますが,それは逆に言えば,1年を無事に生きた証でもあります.1年の無事を言祝ぎ,初春の喜びを伝え合い新年を賀することはやはり重要なものだと思っています.

というわけで皆さん無事,正月を迎えることが出来ておめでとうございます.

皆さんのご多幸を祈念致します.ただ幸せというのは,「あいだみつを」風に言えば「しあわせはいつも自分の心が決める」のです.その人の徳次第です.

生きているだけで五体満足なだけで有難う,お蔭様で...と親に素直に言える人も居れば,どうしてもっと美しく賢く金持ちな家庭に生んでくれなかったのかと不満タラタラ愚痴を親に言う人も居るかもしれませんね.

足ることを知る人にのみ,御多祥を祈念してやみません.

高橋敬隆









コメント(1)

なお上の画像はクリックしたら拡大します.個人用にダウンロードは自由ですが,公開の場でアップロードしないで下さい.

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