徳さんアメリカ横断計画後援会コミュのはじめに〜徳さんとこのプロジェクトについて

管理人の本郷です。
以下、僕のmixi日記内で徳さんのプロジェクトを紹介した文章を貼らせていただきます。（僕の日記は友人限定公開なので）

このプロジェクトのいきさつをよく知らない方や、徳さんを直接は知らない人のために書きました。

少々長いですが、一度目を通していただけると、
プロジェクトの概要や徳さんという人物がぼんやりと見えてくるんじゃないかと思います。よろしくお願いします。


『大学のサークルの先輩でいつも無茶ばかりしている人がいる。徳さんだ。

その徳さんが半年ほど前に
「アメリカにでっかいpeaceを描く！」
と言い出した。

何を言ってるのか分からねーと思うが、
僕も何を言われたのか分からなかった！

話を聞いてみると、
アメリカ大陸を自転車で横断して、
その移動経路で大きなpeaceの文字を描くつもりなのだという。

説明を聞いても正直まだ
“何を言われたのかわからなっかった”状態がしばらく続いていたのだけれど、
でもまぁじきに腑に落ちた、というか、
「いかにも徳さんらしい」
という感想と理解に落ち着いた。

もうすでに仕事を辞めるように職場に話もつけているというから、
今更引き止めるわけにも行かず、全面的に協力することにした。

徳さんの“無茶”たるゆえんは、
知識も技術も体力もないにもかかわらず事前の計画もたてず、
「やればなんとかなる」
をモットーにほとんど思いつきで生きているところなのだ。
周りの助力がないと何もできない一方で、
不思議と人に手伝う気にさせてしまうのが徳さんの不思議な魅力ではある。

そのpeace計画をさらに聞いてみると、
?総走行距離は３万キロを予定し、
?期間は半年。
?自転車にテント他荷物を一切合財積み込んで
?一日２００キロずつ走る。
?最初の町を出発後は基本野宿で、
?ＧＰＳで移動経路のログを録り、
?移動経過や日記をＨＰ上で日々発信する。
というのだ。

一見して無理！である。
すくなくとも徳さんには。

そもそもパソコンも使えないし英語もできない点で大きな破綻をきたしているとおもうのだが、夢見る男にはそこんとこはあんまり関係ないようだった。
重い荷物を載せながら一日２００キロも走る体力があるとも思えないし、
そもそも、英語もできない目的も怪しいこの人物にアメリカが長期滞在用のビザを発行してくれるとは思えなかった。
あと、徳さんはお金もない。
ついこの間まで住民票も持っていなかった（これは関係ないか）
社会保険に関しては何も言うまい。（これも関係ないが）

つまるとこと、最初の段階ではこの計画は「壮大な夢」
というよりも、「自暴自棄の自殺計画」にしかみえなかったのである。
いや、どっちかって言うと「国外逃亡の末にノタレ死ぬ計画」にしか見えなかったのである。

しかし、徳さんは先週とうとうアメリカに行ってしまった。
総走行距離は２００００キロに訂正。期間も７ヶ月になった。
英語は相変わらずほとんどしゃべれないままである。
そのほか旅に必要なスキルはほぼすべて未修得のままである。
装備品は一応そろえたようだが、借り物が多く、足りないものも非常に多そうである。
メインの自転車からして借り物である。
ビザはおりたが、裏技もいいとこである。

とにかく不安でしょうがない。

僕はホームページの作成・維持・管理を担当し、
そのほか全体計画の練り直しや、
装備品の調達などで何回か徳さんと会って相談を重ねた。
いつのまにかこの計画に対して、他人事とは思えない思い入れができていた。

生還の可否すら定かでないこの計画だが、
できるだけ多くの人にこのばかげた計画を見守ってほしいと思っている。

早速徳さんはトラブルの連続で、
でもあちこちでアメリカ人を巻き込んで多いにがんばっているようだ。

時間とお暇のある方はぜひ彼の旅を見守ってあげてください。
この計画の名前は

a piece of peace project
平和の一欠けら計画 』