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【詩】を書く人。コミュの残ったモノ、残されたモノ

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温もり、傷、感触、体温、痕、匂い、思い出、記憶、品物…

時には残される方だったり 時には残していく方だったり
もう戻ってこないからこそ大切な「もの」を
この場で詩として綴って行きましょう


トピック原案者:ヒジリさん

コメント(478)

「27行」
神様のカレンダーに赤で丸してあった
自分が死ぬ日を知ってから
ずっとこう考えて生きてきた
どうやって生きようか
どこで終わりを迎えようかって

終わる日がもう決まっているのなら
幸せに生きても生きられなくても
そんなのどうでもいい
全部持っていても
何も持っていなくても
どっちだっていい
ただ
ここでなら死んでもいいって
思える場所に居られれば

どうせ死ぬなら
幸せでも
不幸せでも
どっちでもいい
どうせ死ぬなら
金持ちとか貧乏とか
白とか黒とか
どうでもいい
どうせ死ぬなら
ここで生きたいと思える場所で
最後の最後まで生きていたい
どうせ死ぬなら
あなたのそばで死にたい
タバコ
ワンカップ
電卓
四季報

大人になって
あなたと
はなしてみたかった
【心の琴線】

心の琴線に触れてみた
あなたとの会話を 何度も思い出し
あなたは僕を信じると言った
言葉が信頼できないのは当然なのに
僕はそれを忘れていた

誓約書に署名しても
多額のお金を払うことで
簡単にそれを破れる

僕の人生において質問したい
「最も重要なことは何だろう?」
「仕事や誰かを愛することに 人生を捧げる?」
そのような古くて安っぽいフレーズ
僕の心の中で台無しにされて

人生ってのはね
ちっぽけな自分の価値を
どれだけ高めることができるのか
それが重要なことなんだよ

海の真ん中で 泳いでいるのを誰も
見つけてくれなくても
成功という最高のスイーツを味わい
自分を称賛できる

時々、あなたは自分の将来の人生で
そのような奇跡を思い出すだろう

あなたにとって
何が重要で
何を恐れているのか
わからない

僕は、あなたは
誰かがあなたを
邪魔するのが
嫌いなのは
理解済みだから

少しでも あなたの心の底にある
弱さの苦味を味わいたくて
あなたに対して僕は
日々苦しむかもしれない

あなたは僕の考えを
理解できないだろう
僕の心の本を読めても
それが僕の
本当の意図じゃないかもね

あなたはどこに行くの?
僕から遠く離れて
誰と話しているの?
あなたは霧のようだ

あなたは僕の近くにいる?
まだ僕のドアをノックせず
一貫性のない会話で
僕を嘲笑しながら
永久の迷路を与え
別のところで 
新しい未来を
開こうとしている

僕にはそれを止められない
すべてのあなたが抱える
問題に対して
あるがままにするべきだ
---
ある人に長いこと会えないときにつくりました。
歌ver.もあります。詳しくはプロフより。
ボタン一発で
忘れられたら
いいのにな
水周りを磨く

銀色の蛇口を拭い
カランの付け根に歯ブラシを当て
溜まった汚れを掻き出す

ただ茫洋と生きた
ただそれだけで
隅々にまで遺る残滓
その不思議を

古びた歯ブラシで
ゆっくりと掻き出す
私と云う命の
ささやかな痕跡、
其処に
在ることは
誰もが
気付くけれど

其処に
無いことを
気付く人は
少ない

毎日の
存在証明に疲れ
ほつほつと
沈んでゆく
幾つもの
こころ

その不在は
いつも証明されない、
棺桶に
住めたなら
良いのにね

烏も
野良猫も
死骸ひとつ
遺すだけ

棺桶に
住めたなら
良いのにね

膨大な
心残りと
膨大な
残骸を置いて逝く
ひとの性

棺桶ごと
さっぱりと
煙になれたなら
良いのにね、
流れる涙が
ドーナッツ形だなんて
気付かなかった

呆れる程に弱い涙腺も
自分の為には凍り付いて
泣き方を忘れてしまう

痩せこけた
ひとの形の空虚
存在しないドーナッツの穴

それが私だなんて
気付かなかった、
いつか
私を
思い出す時には

本名よりも
ハンドルネームで
呼んで欲しいな

私の熱は
身体よりも
文字に在るから、
少年は短い生を終えた
妹が遺された
父の時とは真逆だ
母は父の為に死んだ
遺されたのは父だった
赤い
14インチの
ブラウン管TV

古い
再放送の映画
深夜のSFドラマ
洋楽PV

ざらざらの画面を
食い入る様に
見て居た

もう
映らなくなった
アナログTV

部屋の片隅で
眠り続ける、
凄まじい文才とか
凄まじい感性とか
本当は
そんなに関係無くてさ

飽きたり
力尽きたり
忘れたり
諦めたり

前を往く人も
後を往く人も
順々に
足を止めてゆく中

飽きもせず
走り続ける馬鹿だけが
いちばん遠くに
届く

それだけの事だよ、
国道2号線が
街の真ん中を貫き
本屋も服屋も
ショッピングセンターも
全部国道沿いに建つ
そんな小さな街だった
国道2号線の
その果てまで歩けば
未来が見えると
そう信じた
昔、
読みたくても読めない手紙
見たくても見れない絵
ボロボロで
ぐしゃぐしゃで
茶色で
濡れていて
それが母が残した物で
食べ終えた
焼き魚の皿に

火葬を終えた
棺の中に

白く
うつくしく並ぶ
ねじ巻き仕掛けの
精密機械

脈動する
やわらかな生命を
未だ
待つかの様に
整列した儘

壊されてゆく、
残ったのは私
残されたのも私

貴方との関係で
これだけは許さない
思い出は美化されて
何事もなければ続いていたのかな
もらったものは
何年も前になくしてしまった
かわす言葉も交わる視線も
2度とない
ふと懐かしく思う事もある
お互い苦しくなるだけの関係ならば
いつか終わりはくるもので
あの時のさよならは
正解だったのでしょう
あなたと会えた日は幸せだった
自分の中で積み重なっていた
子供の頃の想いは本当に
けれど、大人の私は
貴方ではなかった事に
気がついてしまった
今ならどんな話をするのだろう
遠い記憶の片隅
心に余裕のなかった私は
慣れない事に精一杯で
貴方を振り回してしまった
大切にできなかった
貴方が今幸せでありますように
ブラックチョコみたいな記憶だけが
残ってる
苦いや
『戻。』


前はふたりで分けた缶ビールをさ
今はひとりで全部飲み干すからさ

最近はやたらと寝付きがいいんだ
おやすみも言わずに今日も眠るよ

時計が正午を過ぎて瞼を閉じると
夜の入り口の扉の前で目を覚ます

太陽と月とが逆転してしまったの
君はそんなことも知らないでしょ

春のち冬の逆時計を壊そうとして
何度も床に落としてはみたけれど

そう簡単には挫けない心のように
思ってたよりも頑丈で諦めた冬だ

君が本当に欲しいのは何だったの
答えですか理由ですか真実ですか

別々の時間を生きていくふたりが
出会える交差点がもしもあるなら

あるかどうかもわからないそれを
探しながら今日も歩いてみようか

逆に流れる時間の中をひたすらに
笑っていられたあの頃を目指すよ
コンロ お風呂の浴槽

洗濯機に換気扇

考えて考えて

お茶をガブ飲みして

親が亡くなったって

こうやって平気ってゆうか

あからさまに現実感ってゆうか

でも

のネズミや野ウサギやお百姓さんまで

来られるやらで

お茶もお出し出来ず

こうしてお聞きしたりしています

発展的でないところが

かなり痛いですが

気長にありがとうございます

あとどのぐらいやれるかわかりませんが

3、4日におふろはいって

がんばりますんで

おてやわらかに
『砂。』

まるで都会の砂みたいだね
ここにいるのに見つからなくて

握りしめるたび形を変えて
指の隙間をすり抜けていく

『君』という名の砂をすくって
こぼさぬように落とさぬように

涙で固めてこの手の中で
優しくそっと歩いていくよ

たとえ最後は一粒だけでも
どこまでもずっと一緒にいよう

僕もそのうち砂になるよ
誰にも知られず混じり合うよ
『桜。』

今のわたしは 真夏の桜
散った花さえ跡形もない

誰が見ていくわけでもないし
誰かに見せたいわけでもないの

あの真っ黒な樹の幹の中
冬を迎えて 春に備えて

春にいっぱい 花を咲かすの
また鮮やかな 花を咲かすの

あなたがここに 帰ってくると
信じ続けて 待ってるからね

あなただけに咲く わたしは桜
『蓋。』

僕のもとから笑って去った
君がどこかで泣いていたなら
落ちた涙は蒸気となって
雲の一部になったことだろう

そのうち雨に姿を変えて
大きな川の一滴になり
蛇口を捻れば出てくる水に
君の涙が含まれてるかも

今 詩を書いてる僕が何故だか
訳もなくただ泣いているのは
寝覚めの水に君の涙が
溶け込んでいた そのせいなんだろ

そう考えればあの戦争で
尊く流れた血や汗だって
あの災害で帰らぬ命を
待つ人々がこぼした涙も

僕の中へと受け継がれてる
まぶたを閉じて眼に蓋をして
こぼさぬように想いを綴ろう
僕はあなたで出来ているのだ
『あなたがいなくなってから』

あなたがいなくなってから
部屋の温度が少し下がった

あなたがいなくなってから
カーテンを開けなくなった

あなたがいなくなってから
冷蔵庫からビールが消えた

あなたがいなくなってから
歩くスピードが速くなった

あなたがいなくなってから
お風呂の時間が短くなった

あなたがいなくなってから
お笑い番組を見なくなった

あなたがいなくなってから
目覚ましの時間が変わった

あなたがいなくなってから
あなたがいなくなったから

よく眠れるようになった
よく眠れるようになった
よく眠れるようになった

よかった
『耳。』


借りたままの君の推理小説
真ん中辺りのページの角が
少し大きめに折られていた

英語でこれを犬の耳という
僕の声は聴こえているかい
噛みつく隙を伺ってるかい

使った形跡のないしおりが
表紙の次に挟まっていたよ
知らない言語でメッセージ

君は結末まで読みましたか
それとも耳で止めましたか
犯人が誰か気になりますか

その耳に何が聴こえたのか
開いたら教えてくれますか
そんな勇気なんてないけど

受け取ってくれる君もなく
この本はずっと僕の手の中
塞いだまま吠えない犬の耳

もう答えを知ることはない
そんな君へ贈るプレゼント
それがボクだと言ったなら

信じるかい
『端。』

ひとりで観に来た映画の 
文字だけのエンディング 
何の縁もない誰かの名が 
重力に反して上っていく

そこで見かけた君の名前 
と同じ並びの文字の羅列 
君が天国へと昇っていく 
それを見せられた気分だ

もうタイトルさえ忘れた 
クソつまらな過ぎる作品 
二度と観る気もないのに 
最後の最後に泣かせるな 

有名でもない監督さんへ 
もしも願いが届くのなら 
僕の名前も載せて下さい 
僕も天へと上げて下さい

エンディングロールの中 
上端の世界へ行った君に 
僕が追い付くその時まで 
下端の世界で生きてみる

僕のエンディング 
楽しみにしてろよ
本当はさ
知ってるんだ
過去はキラキラしたものばかり
ではなくて
痛いほど苦しくて
苦い記憶もあって
あの時こうすればよかったとか
後悔もあって
でもつらすぎたから
美化して
綺麗なままの
思い出だけをつくりだしてる

でも無くならないから

それが全てじゃないから

苦い記憶も
全て私の中に残って
消えないままだけど
それは
私をカタチにしていく

ふりかえると
悲しくなるけれど
『ただ。』


形のあるものは 何もいらないのに

あなたの一言が あなたの温もりが

この手のひらに 欲しいだけなのに

降りやまぬ雨に 声はかき消されて

吹き付ける風に 芯まで冷えきって

あなたの全ては 指を通り抜けたよ

ただあなたの言葉が

ただあなたの香りが

ただあなただけが…

『clover』

汚れた地面を這いつくばって 
見つけた四つ葉のクローバー 
その1枚の葉だけ毟り取って 
ありきたりの三つ葉を作った 

本来あるべき姿になったのか 
不完全な形に変えられたのか 
もう知る術を失った代わりに 
切断面の痛みを想像してみる 

元々築いていなかった幸せと 
一度築いてから失った幸せが 
数学的な観測から導き出して 
同じゼロだと認めたくはない 

足元に落ちた1枚の葉っぱと 
僕が持つ三つ葉のクローバー 
欠けてしまった幸せの象徴に 
満たされた振りして笑ってる 

笑ってる振りして泣いている 
零れた涙は葉のように散った

眠れない夜は
布団をかぶって
真っ暗にして
自分の鼓動をきいてみる

あるべき者の
姿を思い出して
布団をつかみ
息をする

生きている
手をのばして
欲しいものを
探す

あの時
流したなみだは
とまっても
胸のおく ずっとおく
ざわめきとともに流れる

どんなに願っても
逢えないのに
逢いたいきもちが
おさえられない

どんなにしても
後悔するばかり…

ホントにそれでよかったの?
ほんのちょっと違っていたら
未来は変わっていたかもしれない

そんな言葉ばかりが
渦まく…

きっと
たくさんのことをやっても
悔いが残るのが心のありかたなのだろう

すべての想いを
胸に抱いて
生きていくしかないんだ

眠れる夜がきても
暖かな光はいつも側にある
悪用し飽きたら

子孫に譲ってあげなくちゃね

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