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エピソード シリーズコミュのエピソード 26

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兄弟喧嘩 編

壮絶な戦いを知ったのは、後になってからだった。

実家へ電話してみると、何やら険悪なムード。

遠く離れて暮らしている私への配慮からか、なかなか言わない母。

問いつめると、ポツリポツリと語り出した・・・。



長男、以下、K『ちっ、来ねーな。』

待ち伏せ中のK。しばらくすると、次男Tが帰ってきた。

“バタッン!”激しく閉める車のドア音。

K『うぅら〜!!』

バスのターミナルで、“その時”は突然に始まり、

周囲の静寂を一瞬で吹き飛ばした。

“ボカッ!”“ドスッ!”“ザザッ!”・・・

K『待てぇや!きさん!』   ※きさん;貴様の意。

木刀を持ったKが暴れ出したら止まらない。

近所の住人が気付かない筈もない。

すぐに警察が来て、Kは羽交い締めにされた。

すかさずふりほどくK。

警察『やめなさい。一体何をもめているんだ!』

K『うるせぇ!兄弟喧嘩や。すっこんでろ!』

Kは、続ける。

K『てめぇらは、民事不介入だろうが!!』

警察『いいかげんにしないか!』

K『いいから、黙って待っとけ!今、殺人事件にしてやるから。』

K『そしたら、札でも何でも持って来いや!』

                 ※札;逮捕状のこと。

もちろん、Tも半端無く強い。しかし、負傷したのは言うまでもない。

殺るか殺られるかの命がけで喧嘩をしている。

(普通、そこまでしないんだけどねw)

長男は申年、次男は戌年。正に犬猿の仲。

原因は、Kの息子の進路についてだった。

TがKの息子を連れ出し、参考書を買い与え、アドバイスしたらしい。

傍目には、親切な話であるが、高校中退のKからしてみれば、

短大卒のTが専門職とは違う現状の職業に就いているくせに

アドバイスできる立場か?と疑問に感じ、

余計なことをするなとTへさんざん注意してきたとのこと。

その上、Kの息子を連れ出した時、もっと小さな子供とその息子が

留守番していた最中だったので、逆鱗に触れたらしい。

K『小さい奴がおるのに、連れだし、余計な真似までしやがって』

なるほど。言い分はよく解る。Tの親切心も分かる。

Kは続ける。

K『antiがアドバイスするなら分かる。社会人として、ちゃんとやっとるからな。でも、あいつにだけは言われたくない。』

そういうものか。

警察『これは、持っていくからな。』

結局、Kは、警察に木刀を押収され、解放された。

K曰く、『あんなものはどこでも手に入る。』

普段から、車には、30cmはあろうかというサバイバルナイフ、木刀、その他の凶器が仕込まれているのを見たことがある。

このKは、殺し以外のすべての悪事をはたらいたことがあるらしい。

指名手配もくらったことがあり、暴力団から何度もお誘いを貰ったことがある筋金入り。

当然、Kの友人には、その筋の人が沢山いる。

I am Law!! の精神の持ち主。

恥ずかしながら、こういう兄弟の中で育ったもんですから、

antiは、まとも?に育ちましたwww

あ〜、私が兄弟喧嘩する時は、プロテクター付けよっと♡

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