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「就活ゼミ」(就職活動対策)コミュのES-2書き方の基本

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 ES−2 書き方の基本
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 ES対策、前回の心構え編に続き、「書き方の基本」について書きます。

 その前に、就活基礎講座でも再三言ってきましたが、とにかく書くことが大事です。書かなければわからないことがたくさんあります。ESを書いてわかることにはこんなことがあります。
 1.一文が長すぎて読みづらい
  →学生になって論文を読む時間が長くなったためでしょう。
 2.難しい言葉を使いたがる
  →大学の講義で学術用語をいっぱい覚えましたからね。
  →字数を減らそうと、熟語を使いすぎている学生も多いですよ。
 3.自己分析が中途半端で書ききれない
  →これ大事。字数が少ない場合は、勘どころをまちがえることも。
いずれにしても、「得」ではありません。では、どう書けば良いのか、実例もまじえながら考えてみましょう。


【1】結論から書こう

 英語の長文読解で、横山雅彦(ロジカルリーディングという参考書を出しています)氏は「三角ロジック」という話をしています。別に、横山氏でなくとも、長文読解の講義で「英文は冒頭に結論が来る」という話は良く聞きます。

 英語はなぜ、冒頭に結論を書くのか。その方が読み手が理解しやすいからです。日本語の言い回しは結論を後回しにする癖があります。話し言葉としてはわかりやすいかもしれません。日本人として会話する分には、それで良いかもしれません。しかし、それでは「誰もが」「読んですぐに」わかる文章を書くのは難しいのです。採用試験、ときに数万人のESを見なければなりません。ひとりあたり100枚・200枚を見ることもザラです。そうなれば、サッと読んでサッと合否を判断することも多々あります。そのとき、結論がわかりにくい文章ではアピールが薄れるどころか理解してもらえないこともあるでしょう。人事であれ、リクルーターであれ、誰もが読んですぐわかるためには、日本語特有の「結論後回し」は厳禁です。

 私事ではありますが、職場での話です。本番10分前などに電話がかかってきて上司が確認を迫ることは日常茶飯事です。いや、本番1分前だって十分にあることです。そんなとき、「え〜、●●が□□で〜、ですからぁ・・・」と話していたのでは半殺しにあいます。結論からスパッと言う、それが大事になってきます。優良な民間企業では、このあたりの対応は非常に上手です。一方、お役所などではそうでもないところが多いです。優良企業=優秀な社会人ではありませんが、やはり仕事上の常識的な事柄として「結論から」が実践できている人こそ仕事ができるものだと思います。自戒を込めて。


【2】具体例を盛り込もう

 アピールポイントをわかってもらうにはどうしたら良いか。具体例で証明するしかありません。面接などでもこの点は心がけたいものです。「多くのことを行いました」「いろいろなことに触れました」「様々な人に会いました」というようなアピールは、あなたがわかっていても読んだ相手は「じゃぁ何をどうやったんだ?こいつらしさが読み取れないんだが・・・」と悩んでしまいます。悩んだら「×」をつけられても文句は言えません。ですから具体例を書き込むのです。どのようなアルバイトをしたのか、どのような成果を収めたのか。どのような行動を心がけたのか・・・そういった具体例があなたらしさを読み取らせるポイントになってきます。そうは言っても、就活を始めたばかりの学生は、よくこのようなエントリーシートを書いてきます。

<ESの悪い例>
「私の強みはリーダーシップがあることです。予備校のアルバイトで3年間リーダーを務め、15人の学生アルバイトを束ね、200人の生徒を一手に引き受け志望校合格につなげました。ゼミは2つ掛け持ち、研究所の広報誌を作成する部門長です。また、青少年育成ボランティアの学生代表を務めています。また、日韓W杯では、外国人記者のサポートを行いました。このようにリーダーシップでは誰にも負けません。」

 ちなみに、これは私が学生時代に書いたESを思い出しながら妄想でつくってみたものです。一見すると具体例が豊富のように見えますね。しかしこれは、実績面においてのみ、具体的であるにすぎないのです。ひとつひとつについては何も語られていない。事実の羅列にすぎないんです。実績は十人十色で、人事も真新しさはあると思います。しかし、やっていることがバラバラだからこそ、実績の具体性は当然のことなのです。しかも、リーダーシップを語っているのに、たくさんのことをこなしたことをアピールしようとW杯のネタが入っていますが、これはリーダーでもなんでもない事柄です。列挙しすぎて、本来のアピールを忘れてすらいる駄作です。こんなESを提出されては、たとえ面接に進んだとしても、面接官は「何から聞いたら良いのだろう」と思い悩み、しかもたくさんありすぎるからどれも中途半端に聞いただけで終わってしまいます。そうなると、自ずと評価は低くなります。


【3】心の動きなどを文字にしよう

 ここまでの話でもわかるでしょうが、「〜〜しました、□□で@@@@@に取り組みました」と言うだけなら、誰でも書くのです。就活対策を少しでもやったことのある学生であれば、当然のようにできることです。しかし、それだけでは差がつきません。そこで重要なのが、あなたはどんな行動をする人なのか、どんな考えを持つ人なのか、そういう点が理解できるようなESにすることです。どう考えたかということには、自分らしさや行動特性が象徴されることが多いのです。

 こうした事柄を書き込もうとすれば、自己分析をしなければいけないのは明白ですね。「あの時、どんなことを考えて行動したのかな」「あの時、なぜこういう行動をとったのだろう」。これまでの自分の行動が裏付けられるような思いがないか、探してみましょう。また、こうした心の動きをきちんと書くことができれば、ありふれた経験でも自分らしさを売り込む内容を書き上げることが可能です。


【それでは、書いてみよう】

 では、実際に書き上げるとどうなるか、先ほどの<悪い例>をもとに考えてみましょう。そもそも、リーダーシップうんぬんを語るES自体が評価が低くなりがちではありますが、このESを良くするとすれば、「どのようなタイプのリーダーなのか」をわからせるように書くのです。戦国時代でいえば、信長・秀吉・家康のいずれもれっきとしたリーダーです。ワンマン型か、調整型か、それを書くだけでも読み手の理解はぐんと良くなるはずです。

<“悪い例”を手直ししたもの>
「様々な意見を調整してより良い結論を見いだすことが強みです(※1)。予備校のアルバイトでは、15人の学生を束ね、200人の高校生を指導しました。アルバイトそれぞれの勉強法に違いがあり、生徒の目の前で他の学生の指導法を批判する学生が出てしまいました(※2)。私は、双方の主張を仕事の後でじっくり聞き、いずれの方法も最大の目標である“生徒の満足”につながると感じたのです(※3)。そこで、様々な英語勉強法を3人で紹介しあう座談会を開きました。高校生にとっても、自分に合ったアドバイザーを探す良い機会となり、いまではこの予備校の名物イベントとなっています(※4)。この経験から、頭ごなしにトラブルを解決するのではなく、互いの良さを引き出してより良いものを作ろうと心がけています。」

※1:リーダーシップというありふれた言葉を避けてみました。
※2:具体的なトラブルにどう対処したかを書くことで、読み手がこの学生が仕事をどう遂行するかイメージできるように変えました。
※3:目標を意識した行動、調整のしかたがわかるように書き加えた点です。
※4:結果が書いていなかったので、結果も書きました。「この経験から、・・・」の文章も同じです。

 これなら、普通の会社の1次選考なら通過するでしょう(もちろん、指摘したい点はたくさんありますが、当初に比べればマシという意味です)。具体例と聞くと、数字や役職を書けば良いのだと勘違いする学生もいますが、それは具体例とは呼びません。むしろ、アピールにつながるミソとなる話こそ、具体例になるのです。

最低限の書き方に注意するだけで、ESはグンと良くなります。ただ、自分で書いているだけでは、自分の欠点に気づきにくいものです。友人、両親、OBOG・・・自分に一生懸命に接してくれる人ほど、あなたの良さに気づいています。そういう人のアドバイスを素直に受け入れ、より良いESを目指しましょう。

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