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良書と映画で人生を楽しむ会コミュのこのサークルのメンバーだけに贈る言葉

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このサークルのメンバーだけに、出版、公開される前に、そっと「贈る言葉」
 今、原稿を準備している、「単行本 書き下ろし企画」のまえがき
(企画趣旨)より。ひょっとすると、何十年後かに、「魁の言葉」として認知
されるかも。(*^_^*)

「感動」を忘れた現代人!?
金融資本主義が、行き詰まりを迎え、今や「終焉」を迎えている。大上段に振りかぶれば、産業革命以来、人類を金とモノに駆り立て、執着させてきたその『元凶』が今、音を立てて崩れ去ろうとしているのだ。大多数の人は、まだ、その本当の意味が分からず、来るべき未来の展望が開けない。だから、毎日に、感動がないのだ。
本書はこれを機に、既成の概念を打破し、新しい時代を切り拓く「感動のライフスタイル」のすすめであり、かつ、具体的情報=ノウハウの紹介である。嬉しいことに、その新しい時代の旗手たちが既に姿を現し始めているのだ。カネとモノに支配された古い時代よ、さようなら。
そして、自然と共に「感動」をもって迎える、新時代よ、今日は

 「2009年1月15日(現地時間)、ニューヨークハドソン川に、離直後のジェット旅客機がエンジントラブルを起こして不時着、乗員、乗客155人全員が無事救助された」というニュースは、全世界を「感動」させた。
 奇跡ともいわれる機長の判断と操縦技術、数分間という限られた時間内に、救援の船舶が駆け付けたこと、乗客がパニック状態にならずに、冷静に対処できたこと、それは乗員の緊急時の迅速で、冷静、沈着な誘導が大いに貢献したこと、などなど、諸々の「感動」の要因が考えられる。
 ところで、年間3万人を超す自殺者、もし、彼ら彼女らがこの光景を見たら、どう反応したであろうか。「助かってよかった」と思うのが、素直な気持ちだと思う。もし、自殺者そして潜在的な自殺願望者が「あのまま墜落して全員、ひと思いに死んだほうがよかったのに」と感じたとしたら、とてもまともな「感覚」とは思えない。
 こうして、「緊急事態」「死」に直面して、ごく素直に、「感じること」が人間の素直な気持ちではなかろうか。それを忘れ、「死にたい」と思うのは、やはり、どこかで、「心のスイッチ」が「ミス・オン」されたとしか考えられない。 言い換えれば、「感動」を忘れた結果に他ならない。
 高齢で生き生きして、若々しい先輩たちは、一様に「感動」を経験し、感動の大切さを強調している。
 私に「人生の目的は何か」と聞かれれば「感動を味わうため」と答えたい。
 自殺者、自殺願望者は、人生に「失望」を経験し「感動」を忘れた結果に他ならないと思う。それは、自分自身も不幸であるばかりか、本人の関係者も「不幸、絶望」に巻き込む「生き方」である。
 あるいは「閉塞感」に悩み、「将来に希望を見失って、自殺願望まではいかないが、ほとんど無目的に惰性で毎日を送っている人たち」はもっと多い。
 そして、今日生きるのが精いっぱいで、他のことは考えられない人々も「感動」には縁が薄いかもしれない。
 でも、大多数の人々はテレビなどのマスメディアで、上記の事故から生還した人たちのニュースや北京オリンピックで2連覇の偉業を成し遂げた北島浩介選手や女子ソフトボールで2百球以上を独りで投げ抜いてチームメートと金メダル獲得の喜びを分かち合った上野投手の活躍には「感動」を覚えたはずである。
 音楽でも、クラシックファンなら名指揮者といわれる小澤征爾や名演奏家の演奏、ジャズファンなら万余の観衆のジャズフェスティバルに酔いしれる。
 これも「感動」だ。 もっと、範囲を拡大すれば、愛する人と結ばれ、「愛し合う」という「感動」もある。いや、心が虚ろな単なる肉体の合体=セックスの喜びさえも「感動」には違いない。(こういう肉体の設計をした「神秘」への感動もある)
 こういう人たちを、含めれば閉塞社会でも「感動」を忘れない人々は多い。
 しかし、残念ながら、それらの「感動」は「受け身」であり、しばしば、「せつな的」である。特に、セックスによる束の間の喜びは、「虚脱感」「虚しさ」が残る。累積すると「自己嫌悪」に至るおそれもあり、こうなると喜びは裏目に出る。
 できれば、「能動的」「健康的」で「持続的な」感動を味わいたいものだ。
 ただし、能動的といっても、人を騙したり、傷つけたり、放火したり、その他犯罪に手を染めて、官憲や法の目を盗んで味わうような「負の感動」であってはならない。本人が不幸であるばかりか、多くの被害者、関係者を「不幸」に巻き込むからである。こういう愚かなことは、避けなければならない。
 ここで
・何をすべきか何をしては、いけないか
を徹底的に自分の脳=古い皮質に「刷り込む」ことが先決、後は、本書で紹介した新しい時代の旗手たちと手を携えて、新時代を築いた人たちだけに許される、新時代を謳歌するだけである。
フランクルの言葉を味わってほしい。
・ 「何不自由ない人生は何の面白みも感動もない。人生の幸福は、どれだけ快楽を得たかではなく、どれだけ「感動」を得たかによって決まる。
ここに、「閉塞感」脱出の鍵が隠されている。(本文第1章)
*V・フランクル(「夜と霧」の著者で、第2次大戦中アウシュビッツ収容所の経験を出版、ベストセラーに。戦後は、回復の見込みのない病気で生きる望みを失った重病患者や意味を見失った現代人の心の病にロゴセラピーという療法を実施、数々の感動的な業績を残す。)
文責 国司義彦

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