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STEINWAY&SONSコミュのスタインウェイの謎とラグタイム時代

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(友人との談話より)
スタインウェイ・ピアノの謎!!!アメリカ製か?ドイツ製か?

【奈良ホテルのスタインウェイ・ピアノ】
http://elmtree.air-nifty.com/
↑↑↑↑
実に興味深いお話ですね。私が思うにはこのピアノはアメリカ製です。大体ピアノに書かれている製造年月日が間違っているというか、偽造されているということは考えがたいことですし、通常ありえません。ほぼ確実にこのピアノは、1899年10月3日にNEW YORKで製造されました。創立者のHENRY ENGELHARD STEINWAYは 既に1871年に亡くなっておりますし、二人の息子、WILLIAMとTHEODOREは、1880年10月1日よりHAMBURGで独立して、ピアノを製造していましたし・・・。ヨーロッパにもこの素晴らしいピアノを普及させようと、ミシン工場の跡地にピアノ製造所を構え、製造も販売もNEW YORKとは全く別でしたから、間違いないと思います。

特にTHEODOREは NEW YORKに馴染めなかったところがあり、1881年3月に奥さんと一緒にNEW YORKを去ってからは、二度とアメリカには戻らなかった・・・というくらいでした。(もしかしてこの子がドイツに1人残された息子???)彼は父親ほどではなかったですが、自分で45の特許を取り、立派に独立して働いておりました。

奈良ホテルのピアノが本当にドイツ製ならば、彼が、嫌いだったNEW YORKの名前が使用されているのが不自然です。HAMBURGのブランドを自分の力で作り上げたのですから、いくら晩年になってからとて、父親が築いた名前を背負いたくはないでしょう。

1899年とは明治32年のことです。そしてこのホテルができたのが明治42年。ピアノが製造されたと思われている年が’22年で、運ばれたであろう年が大正12年。もしかして、当時余り外国語のできなかった日本人達が、人から聞いた話をまた伝えて・・・なんてことをして、明治32年と'22年を間違えたのでは???特に昔は漢字で数字を書いていましたから、棒が何本???なんてしょっちゅう間違えそう!!!三十二???二十二???しかも、運ばれてきた年が大正12年。十二??? いくらなんでもドイツへ渡ったアメリカ製の高価なピアノをわざわざ大変な思いをして奈良まで運んでこないでしょう。しかも船でものすごい歳月を掛けてですよ。

ちなみにこのピアノが本当に1899年に製造されたものならばすごい年ですね。ジョップリンのメープル・リーフ・ラグやユービー・ブレイクのチャールストン・ラグが作られた年、ピアノや譜面が馬鹿売れした時代です。正にラグタイム全盛期のアメリカ製ピアノが日本に上陸したことになります。最初は年間1000台だったスタインウェイ・ピアノ製造量も19世紀後半には倍増した模様。当時のラグタイムの香りがしませんでしたか?

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