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夢想権之助と、その周辺♪コミュの【続】時には電波な話をしようか♪

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さて、前回の「時には電波な話をしようか♪」の続きです。

前回では、「夢想」という言葉について、あれこれと考証してみました。
今回は、もっと凄い事について考えてみましょう(笑)


権之助先生が「日本開山( 一説では『日下開山』とも。『日下』も『日本』も同じ意味で、共に「ひのもと」と読む ) 兵法天下一」と書いたたすきを身に掛けていたというのは、
夢想流杖術をされている方なら、大抵どなたもご存知の所でしょう。


「兵法天下一」は、当時、大抵の武道家が自己宣伝のために書いていた科白なので横においておくとして、
問題は「日本( 日下 )開山」という言葉です。


ここで言う「日本」とは、ニッポンの国名の事ではなく、「太陽の当たる所」…つまり「全世界」という意味なのです。
そして「開山」とは、「創始者」という意味…。
つまり、「オレは全世界の創生者だ!!」と言っているのですよ!!!
「私は創生神である」…と!!
イヤハヤ、物凄い言葉ですね(笑)
まるで、どこかの教祖様のようです(笑)


もっとも、そのように教祖の如くに振舞うのも、あながち理由が無いわけでは無い。
というのも、当時の武術は、「祭政一致」ならぬ「祭戦一致」だったのです。
「祭戦一致」は、太古の…それこそ縄文時代から連綿と続く「伝統」でした。
昔の人々は、神に祈る事で神の力を借り受けて相手に勝ち、
また、敗者の霊を鎮める事で、怨霊の呪いから身を守ろうとしたのです。


古武術をやっていらっしゃる方々は、よくご存知かと思いますが、
古武術には時々、「これが実戦とどう関係があるのか??」と思えるような、一見ムダに見える動きが型に組み込まれている事があります。
特に、古い武術ほどその傾向が強いようですが、実は、その多くは「神仏への祈りの形」なのです。


例えば、鹿島新当流には、体の横で刀を水車のようにぐるぐる振り回す型がありますが、それは、八百万の神々への祈りを体現しているというように…。
一刀流の型の中にも、北斗七星型にステップを踏む技法があったりしますが、これも、古来より信仰対象とされていた北斗七星に祈り、その霊力を身につける為という以上に、
北斗七星の柄の部分の最後尾は、陰陽道で「敵を必ず倒す星」と考えられていた、「破軍星( はぐんせい )」と名づけられた星があったからという理由も大きいだろうと思われます。


権之助先生も、神仏の力を自分の身につけるために、いっそ自らを神仏になぞらえようとしたのだろうと思われます。
自分と同じ位の体格の弟子達( 権之助先生は、身長が186cmあったという事です )を、常に8人従えて歩いていたというのも、ただ視覚的な威圧感を敵に与えようという、心理戦的な理由( 当時の武人社会では、それらのような「心理戦的行為」は、決して卑怯とは考えられてはいなかった )からばかりではなく、
自らを「大日如来」になぞらえ、弟子達を「八部衆( 仏法を守護する8神。天、竜、夜叉、乾闥婆(けんだつば)、阿修羅、迦楼羅(かるら)、緊那羅(きんなら)、摩睺羅伽(まごらか)の8つを指す )」になぞらえていたのだろうと思われます。


これでは、本当に対戦相手もやりにくかった事でしょう(笑)
当時の人々は、現代人には想像もつかないほど、神仏への信仰心が厚かったですから。
神仏を相手に戦うなんて、ちょっと…って感じだったでしょうね(笑)
これもまた、一種の「心理戦」かと思われます(笑)

「神仏は大切なものではあるが、その信仰におぼれるべきものでは無い」という、当時としては超合理主義者だった宮本武蔵先生に出会うまで、権之助先生が無敵を誇っていたのは、案外こんな理由からもあったのかもしれませんね…。



それにしてもです…。

前回、「当時の武術は、超能力者育成の側面もあったようです」と語らせて頂きましたが、
アレは確か、陰流の愛洲移香斎だったか、新当流の塚原ト伝だったか、誰だったか忘れましたが、
確か、修行の末に空中浮揚が出来るようになり、相手が試合を申し込むと、目の前で笹の群れの上に筵を敷いて、その上に笹を一切体重で曲げる事無く座って見せて、
相手をビビらせて追い返す剣術開祖がいたとの事ですが…。


因みに、前回登場して頂きましたM先生は、実際に空中浮揚する人を見た事があるのだそうです。
それにしても、M先生曰く…
「たかが中に浮く位の事など、つまらん。私なら、そんな者は杖で叩き落してぶっ殺してやりたい」との事。

…な…なにも人が宙に浮いた位で、そこまでお怒りにならなくても…ToT

コメント(3)

改めて、熊笹の上で空中浮揚なさったという伝説のある
武道開祖の事を調べてみました。
香取神道流の開祖であり、武道中興の祖と言われる
飯篠長威斎家直先生でした。。

どうも、資料が不備で失礼しました。。
実はセロもビックリのマジシャンだった…とか。

まあ、冗談ですけど。
マジックでもタネと仕掛けがありますが、どんな特殊な能力も使いこなすには修練が必要で、熟達した境地に至る人間の能力は、現代でも町工場の職人さんが現代機械をもってしても出せない精度の板金加工を行ったりするところからも、まして敗れれば死が待つ剣士剣客が至る境地なんて、創造もつかない様な事をしても私的には「アリ」なので、竹林の上に御座を乗せてソノ上に座って空中浮遊とかくらいなら、自分の体重と竹の強さとあとは御座に座った際の重心移動で出来そうな気がしちゃいますし。

関係ないですけど、天真正伝って河童より伝授されたって異説があるみたいですね。
もっとも、モーニングに読みきり連載されたその名も「天真正伝」ってタイトルの漫画が情報元なんですけどね(笑)
>>転清さん、どうもありがとうございます ^ ^

まぁ確かに、マジックの可能性も、無きにしも非ずかもしれませんけどね ^_^

因みに先日も、大東流合気術の最高師範の先生が、TVで「気」だけで相手を投げ飛ばす術を披露されてましたし、
以前の「ここが変だよ日本人」でも、神意拳の太田光信先生が、やはり「気」だけで相手を吹っ飛ばしておられました。


実は私自身、少しだけ「気」で、人をヒックリ転かしかけた事があります。
二回ほどでしたが、未修行の私には余りに疲れるし、自分の内気( ないき )が余程充実していないと出来ないので、滅多にはやりませんが…。

大して修行をしていない私でもこの位出来るのですから、
物凄く修行を積んで、内気も外気( がいき )もバリバリに充実した武道の達人なら、その「気」を大地に向けて発して、自分の体を浮かせる事位、出来るかもしれませんね。

あっ、でもそれだったら、笹も曲がってしまうか…。

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