夢想権之助と、その周辺♪コミュの今の日本は、黒田藩に劣る…!!?

今回は、ちくとばかし異色なトピを書こうと思います。

今、大阪世界陸上真っ盛りですが、
その裏側で、多くのホームレスさんたちの住処が奪われ、
しかも、私のマイミクさんのお友達で、
N氏という、ホームレス擁護活動家の方が、
不当逮捕されて、拘留されているのです。

詳しい事は、このトピ

と、ここの３番のスレに書いてあるのですが、
この事を知らない人は、きっと沢山いらっしゃる事でしょう。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=22359995&comm_id=141804

いや、本当にひどいものです。
こんな事が、今の日本社会でまかり通っているなんて…。
( 私の発言スレもあるのですが、そこは飛ばして読んで下さい

私は、自分の書き込みに皆様を釣ろうなんて気持ちは、さらさらありませんので…

肝心なのは、トピと３番のスレであります

)

本当に、これ

を見ていると
「第二次大戦終戦以前の日本かよ…!!?」って思ってしまいます。

こういうのを見ると、権之助さまが召抱えられた黒田藩が、
如何に先進的であったかが偲ばれます。
黒田藩では、いわゆる警察組織として、
夢想流杖術使いの「男業」をする人たちが
抱えられていたのですが、
彼らの中には、もと無宿者たちも含まれていた。

つまり、「志ある者には、職を与えよう」という訳ですな。
それも、ひとつの藩＝国を挙げてです。
「ホームレス＝一掃されるべきもの」として扱う今の日本の国とは、
なんと発想が違う事でしょう…!!!

これを見ていると、黒田如水様が、慈悲深い名君として名高い理由の片鱗が、解るというものです。
今の政治家達とは、何という違い…!!!

その黒田様に抱えられて、もとホームレスたちに
自らの技を教えていた権之助さまの姿を思い浮かべると、
何だか心温まる気がします。
彼もまた、長い間、不遇にも主君に恵まれず、
諸国を流浪していた身だったそうですから、
その思いは、感慨無量だった事でしょう。

人によって、零落する理由は様々だと思いますが、
ホームレスになりたくてなる人なんて、この世にはいないと思います。

例えば、今の日本で言えば、
再就職してお金を得たくても、年齢制限で雇ってもらえなかったり、
心とか体の病気で職を失ったり、
障害があるから、なかなか就職できなかったり…。

そして、いずれにも共通している事は、「身寄りがない」という事。
だから、アパートの家賃が払えなくなって追い出されたり、
持ち家の固定資産税が払えなくて、国に屋敷を没収されても、
転がり込む先がなくて、そのままホームレスになってしまうケースが多いんです。

今の日本社会は、一旦そこまで転落してしまうと、
なかなか這い上がらせてくれません。
例えば、住所を失うと、履歴書にも記載できないですよね。
そんな人雇ってくれる所なんて、まず無いですし。

余程の親友が会社の経営者をしていたなら、そんな身の上になっても
雇ってくれるかもだけど、
そこまでの友を持っている人なら、まず、ホームレスというもの自体にならないでしょう。

「生活保護」だって、住所が無ければ受けられないのです。
仮にそこまで転落するまでに受けようにも、生活保護を受けられる基準って、この国ではかなり難しい。

つまり、ホームレスになる可能性は、現代日本に生きておれば、
田舎で自給自足の生活でもしていない限り、誰にでもありうるという事です。

今の日本の、人権や福祉の発想は、江戸時代初期の黒田藩に劣る…!!!
本当に、今の日本の為政者達は、
黒田如水様の爪の垢でも、飲んで頂きたいものです…!!!