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サムソン育成日記コミュのそして彼は旅立った。

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8月。

彼は旅に出た。

妻である、僕をおいて。

いや、妻という言い方がおかしいだろう。

あえて、言うならば僕は現地妻だ。

繰り返す。

LAの現地妻だ。




サムソンには、彼女がいる。

いや、いた。

8月にはいた。

彼女はクエートに留学していた。

アラビア語を学ぶ為に。

英語を学ぶ、サムソン。

アラビア語を学ぶ、サムソンのステディー。

なんだかその関係がとてもうらやましくて

僕は表現のしようがない感情を抱いていた。



とにもかくにも、彼は旅立った。

アラビアの国へ。

出発の1週間前に、彼は大量のスパムと

大量のスナック菓子を購入していった。

どうやら戒律の厳しいイスラムの国では現地で

購入しにくいらしい。




「サムソン、それって密輸じゃ・・・」




僕の不安をかきけすように

彼はそれはそれは大きな手を振りながら否定する。




出発、3日前。



彼は、こうつぶやいた。


「密輸だったとしてもし没収されたらどうしよう…」


あんなにも不安そうな彼の顔は見たことがなかった。

調子に乗った僕は

「サムソン、イリーガルだよ、イリーガルだよ」を連呼。

青ざめる、サムソン。

そして、翌日、彼は暴挙にでる。





ふと、今から何かの匂いがしたのでおそるおそる覗いてみる。


そこには大量のスナックとスパムの空き缶が…







サムソンへ。

リスクマネジメントのできるあなたがとても好きです。



そして、次の日に彼はスナック特有の化学的な匂いと

少しべとつく汗を流しながら飛び立った。

僕は二人が幸せでありますようにと心から願ったのだった。


コメント(1)

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