中西輝政研究コミュの７９“KGB工作員”鳥居民の操り人形か？老醜の阿川弘之

　阿川弘之の本当の実像は、その風貌や世間のイメージとは異なって、金と名声だけを求めて生きた下劣な小説家である。思想的には左翼ではなく、普通の日本人だといえるから、それ故に、左右の区別はつかず、自らの利害だけで人間関係を選択する。この結果、売国行為を平然となし祖国日本に弓を引いているのが自覚できない。計画的殺人犯ではないが、過失致死の殺人を犯した「犯罪者」の立場に似ている。
しかし、阿川のような金と名声第一主義の生き方は、倫理性が欠如する人格なしには困難である。事実、阿川弘之もまた、その周辺の多くの人々が指弾するとおり、この一般的な公理そのものの、倫理とも道徳とも無縁で良心なき人物である。

１、共産党員の半藤一利や原武史と昵懇な阿川弘之
　阿川の最新の書は、その座談をいく本かまとめた『言葉と礼節』（２００８年８月）。この書を阿川が唐突に急いで出版したのは、巷間で暴露されつつある、“阿川弘之の実像暴き”に対抗して、「阿川弘之＝礼節の人」という虚像を維持せんとした阿川らしい巧妙な情報宣伝であった。
　しかし、この書を一読すると、阿川弘之が粗暴きわまる言葉に共鳴し、ひとかけらの礼節も弁えない「阿川弘之＝無礼・不敬」であるのを逆に証明している。なぜなら、一例をあげれば、“共産党員”半藤一利との対談で、礼節を唾棄する野蛮人のような半藤の不敬な言語表現を窘めることもない。むしろ、それに調子をあわせている。阿川は、共産主義者の伴奏者になりきっている。
　
　　「半藤一利　私なんか戦前に天皇陛下を実際に見たなんていっぺんもない
　　　」（１６１頁）。
　　「半藤一利　あの方は朝から植木に水をやっていたそうです」（２３２　　頁）。

　一九三〇年生まれの半藤は、戦前の教育を旧制中学三年生まで受けており、彼がもし通常の日本人なら、天皇に対する敬語を用いるのは習慣となっているはず。だが、現在の朝日新聞と同じに反・敬語に徹しているのは、天皇制廃止を信条にしている、共産主義者のみに限られる特性だから、半藤の思想本籍はこれだけで十分にわかる。
実際にも、半藤一利とは、選挙となれば共産党にしか投票したことのない、根っからの共産党員である。その信条は『しんぶん赤旗』からわずかも逸脱することはない。現に、憲法第９条を世界に広げれば「人類救済」だとか「戦争のない地球が創れる」とか、半藤は、オウム真理教張りの狂信状態である。しかもこれは、日本共産党の公式見解であり、それを念仏のように唱えているだけではないか。

　「国家の基軸に平和憲法をおいている日本は、九条の理想を地球全体に訴え、人類救済の方途を模索すべきだろう」（『岩波ブックレット　憲法を変えて戦争にいこう』、４７頁）。

　しかし阿川は、自分が世間で小説家としてちやほやされるならば、相手が共産党員で
あろうとなかろうと、気にすることはない。売春婦が金のためなら誰とでも寝るのと似ている阿川は、“文壇の老売春婦”といえよう。
　この『言葉と礼節』で、ハングルがぺらぺらの北朝鮮人で、また正式な日本共産党員で、過激な天皇制廃止運動家の原武史とも、阿川は対談をしている。阿川弘之とは、このように疑いの余地なく天皇制廃止運動の協賛者だから、彼の日頃の言説は嘘偽りということになろう。

２“共産党員/ＫＧＢ工作員”鳥居民に揉み手をする阿川弘之の醜悪と害毒
さて、阿川弘之の極め付きは、単に共産党員であるだけでなく、歴史の偽造が専門の、歴史改竄宣伝専門家として共産党本部に直属する、この世界では誰でも知っている札付きの工作員・鳥居民とも仲良くなった事実の問題である。
　阿川の鳥居民との交友は、一種の事件とも言えるが、それは、鳥居民が２０１０年７月に出した、出鱈目限りないトンデモ本である『山本五十六の乾坤一擲』の帯に、次のように推薦の辞を寄せているからである。

　「阿川弘之氏推薦　＜もし五十六さんの考えどおりにできたならば・・・＞」

　鳥居民が、モスクワのＫＧＢ第一総局（現ＳＶＲ）の命令に従って出した本の一つが、『原爆を投下するまで日本を投下させるな』（草思社）である。これについては、本シリーズの第８０弾で分析しているので、それを参照していただきたい。
　対日偽情報と歴史偽造を専門とするコミュニスト鳥居に協力する阿川のこのような祖国日本への反逆性は、歴史事実を歪曲した嘘八百の有害本『山本五十六』『米内光政』の作家である阿川の本性において、きわめて整合する行動ともいえる。阿川弘之については、今後、「ＫＧＢ工作員への協力者」に分類する必要がある。
　ともあれ、８０歳を超えて老醜をさらす阿川弘之の存在は、今や日本国にとって、害毒を流す粗大ごみである