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天然記念物コミュの円山原始林

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 北海道札幌市中央区円山

 1921年03月03日指定

 円山(マルヤマ)札幌市の中心近くにある標高225.02mの山で、山の基盤は第三紀中新世から漸新世に作られた西野層で、これを安山岩質の溶岩が第四期初頭に貫いて頂上部が出来上がった。厳密には過去に人の手が入っているので原始林ではなく、天然林にあたる。
 札幌市西部の山地の端にあたるが、山塊はほぼ独立している。北・東・西で平地に面し、南は双子山という低い丘に続く。山頂から北西に長い尾根が、西にはそれより短い尾根が伸びる。登山道はこの尾根沿いにつけられている。
 西から北へ、山裾を円山川が流れる。東側の麓にはかつて界川が流れていたが、札幌市街地の発展に伴って殆どがが地上から消えた。
 元来アイヌ人は、この山の事を「小さな山」を意味する「モイワ」と呼んでいたが、札幌中心部から見た山の形が丸いことから、明治時代に和人によって円山と名付けられ、「モイワ」の名は和人の誤解によって、円山の南東にある藻岩山に引き継がれる事となった。
 札幌に北海道の本府を建設するために訪れた島義勇開拓判官は、都市計画を練るため円山に登った。島開拓判官は、円山に神社を置いて宗教的護りとし、東に市街を設ける事を決めた。明治4(1871)年に、円山の北の麓に札幌神社が造られ、後に北海道神宮となった。
 開拓使と以後の行政官庁は円山の山林の保護を基本政策とした。明治5(1872)年に山頂からの石材切り出しが許可され、採石が始まったが、翌年には禁止された。明治6(1873)年に円山の周辺での伐採は禁止された。一方、札幌神社の外苑、円山の西の麓には、明治13(1880)年に円山養樹園という試験林が作られたが、明治24(1891)年に移転廃止された。札幌市は養樹園の跡地に公園を設けることにして、明治36(1903)年から徐々に円山公園の整備を進め、昭和7(1932)年から昭和9(1934)年にかけて円山公園に運動場が作られ、昭和26(1951)年には札幌市円山動物園が開園した。
 大正3(1914)年に四国八十八箇所にならって八十八ヶ所の石仏が設けられてから、登山が盛んになり、北西の麓に大師堂が建てられた。多くの小さな石の仏像が北西の登山道の脇にある。また、一時は南の西の麓でスキーが行われた。
 20世紀に入ると麓に住宅が増え始め、1960年代に周辺はまったく市街地と化した。21世紀初めの現在では一部で中腹まで家が建てられ、山は住宅地に取り囲まれている。
 円山は登りやすい手頃な山として札幌市民に人気があり、札幌市内の小学校や幼稚園の遠足で登るところもある。天気が良ければ札幌市街を一望に出来、バードウォッチングなど動植物の観察に適している。
 最も良く使われている道は北西の大師堂からの山道で、約1kmある。もう一つは円山動物園の裏から西の尾根を経る0.7kmの道である。
 札幌市街地に隣接しているが、ヒグマが出没する事もある。

▲札幌市HPヒグマ情報
 http://www.city.sapporo.jp/ryokuka/top/higuma/year/24.html
*藻岩原始林
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=70834368&comm_id=320240

コメント(3)

8月8日に行って来ました。上には登りませんでしたが…。
山麓でも鬱蒼たる森でした。北海道神宮境内では野生のエゾリスも見かけました。
左;藻岩山ロープウェイよりの遠景
中;テレビ塔よりの遠景
右;藻岩山よりの遠景

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