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天然記念物コミュの往馬大社の社叢

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 奈良県生駒市壱分町1527-1

 1998年03月20日、奈良県が天然記念物に指定。

 往馬(イコマ)大社は正しくは往馬坐伊古麻都比古(イコマニマスイコマツヒコ)神社と呼ばれ、弥生時代の頃は生駒山を御神体とする自然崇拝の場だったと推定されている。
 大和朝廷が成立すると、生駒山の神は伊古麻都比古神(イコマツヒコノカミ)・伊古麻都比賣神(イコマツヒメノカミ)呼ばれ、火を司る神として信仰されるようになった。天皇の即位後初めて行う新嘗祭(ニイナメサイ)である大嘗祭(ダイジョウサイ)で用いられる浄火を起こす道具「燧木」(ヒキリギ)は代々当社が献上することとなっており、今上(キンジョウ)天皇の大嘗祭においても当社の火燧木が使用された。『延喜式』では官幣大社に叙せられ、10月第2日曜日(元は10月10日)の例祭は「火神祭」と呼ばれて、龍田大社の風神祭・廣瀬大社の水神祭と共に古来より朝廷の崇敬を受けて来た。
 鎌倉時代になって八幡大菩薩信仰が広がると、神功皇后・仲哀天皇・応神天皇・葛城高額姫命(カツラギタカヌカヒメノミコト)・息長宿禰王(オキナガスクネノミコ)も祭られるようになった。
 明治時代には県社となった。
 ここの社叢はツブラジイ(コジイ)を優占種とする照葉樹林でツブラジイの巨樹を中心としてアラカシ・クロガネモチ・カナメモチリンボク・サカキ・クスノキ・ユズリハ・スギ等の大木が生育し、林床にはヤブミョウガやベニシダをはじめツブラジの実生苗を交えて約3haの境内に広がっている。
 また、指定地北端には、ツブラジイの壮齢木の中に若齢木が密生する形で育成しているが、林内には枯死したアカマツが見られ、本境内のほとんどを占めるツブラジイ林に次第に遷移するものと考えられる。
 周辺は住宅開発が進み、生駒山麓地帯の極相を示す森林が極めて少ないが、ここでは高さ約20mに達する森林が良く保有されていて、この地域を代表する極相林として、密生する若齢林の林分も含めて学術的価値が高い。
 天然記念物指定を機に「椎の杜」と命名された。

コメント(2)

 9月30日に行って来ましたが、雨の降る夕刻だったので、マトモな写真が撮れませんでした。あせあせ(飛び散る汗)
左;本殿神門 本殿は修復工事中です。
中;裏参道
右;戎社

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