池田満寿夫コミュの池田満寿夫と出会って

はじめまして。
池田満寿夫の版画を初めて小さな画廊で観たのは確か小学6年の冬だった。
「ふうん。これがヴェネツィアビエンアーレ大賞作品なのかー！！」と当時の感想。

高校の時、地方での25周年回顧展は妹と自転車で会場まで飛ばして行った。
それまでの作品を思う存分鑑賞。

首都圏に越してきてから、かれこれ15年以上前だと記憶するが、
日本橋高島屋での陶芸展。初日に行けば必ず本人に逢えるに違いない！と勇んで赴くと、
レオナールに身をつつんだ陽子夫人と会場にいるではないか！！

個展の目録と手帳にサインをいただき、写真もいっしょに納まっていただいたのには感激♪
何枚か満寿夫＆陽子の風景を撮らせていただいた。

本人は気さくなおじさん。
初めて逢う私に「前にどこかで逢ったことある？」などと声をかけてもらいうれしさにドキドキだった。

そのときの「神々の器」のひとつを購入したかったが、当時の私には高値の花。
「美の値段」の著もある池田満寿夫のその作品、今いったいいかほどに
つりあがっていることだろう？！

私はあまたの池田満寿夫作品を観、読んできて、彼の真面目な筆致が本当に好きだ。
そして小説もまことに面白い！
みなさんにおすすめなのは新潮文庫の「ロマネ・コンティ」。
他も全部いい。

もちろん、作品も素晴らしく、買えるものなら手に入れたい。

池田満寿夫は日本のピカソだと前からずっと思ってきた。コミュの一部を読んで
それが解明された（ミグ１５さん、ありがとう！！！）。

池田満寿夫が60代で天国に居を移してしまったのが、とても悔やまれる。

日本を代表する素晴らしき芸術家なのだから！

ほんとはもっともっと生きて、もっともっとたくさんの作品を創って＆書いてほしかった！

コメント(3)

最初
全て
最新の40件

[2] mixiユーザー 05月30日 23:31

初対面、
そして、「前にどこかで逢ったことある？」

これはとても貴重で、そして素敵な思い出ですね。

私は中学生時分に近所の版画美術館で池田満寿夫の版画作品をまじまじと鑑賞して、
タイトルは忘れてしまいましたが、とても強い印象受けました。
多感な歳頃も手伝って特に衝撃的に感じたのかも知れません。

そうして版画から次第に著書に傾倒していきました。
当時は「尻だし天使」だとか「テーブルの下の婚礼」など読み耽っては、
時に隠し持ち歩いたりもしました。

私は特に著書が好きで、
活字からどっぷりと池田満寿夫にのめり込んだ形です。

それにしてもvivienさんの体験は羨ましい。

[3] mixiユーザー 06月25日 13:54

☆葵さん、

上記文読んでてこの方は男性だな、っとわかりました。

満寿夫の文章いいですよねっ！

同じこと思っている方がいてうれしいです♪

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ