ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

バハイ教の聖典コミュの『隠されたる言葉』3 ペルシャ編 41節–82節

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
四十一 おおわが侍女の子よ!
汝不滅の主権を見れば、儚なきこの世から逃がれんと努むるならん。されど汝から前者をかくし後者を示してあることは、心の清きもののみが理解し得る神秘である。

四十二 おおわが僕よ!
悪意より汝の心を清めよ。また妬みを持たず、天の聖なる宮廷に入れ。

四十三 おおわが友等よ!
汝ら友のよく好みたもう道を歩め。そして彼の喜びは彼の創造物の喜びの中にあることを知れ。即ち何人も友の好まぬ時に彼の家に入ってはならぬ。またその財宝に手を触れることもせず自己の意志を友の意志より優れりともせず、また決して友より有利ならんことを求めてはならぬ。これを熟考せよ。汝等識見(しきけん)ある人々よ!

四十四 おおわが玉座の伴侶よ!
悪しきことを聞くな。また悪しきものを見るな。汝自らを卑しくするな。歎き悲しむな。悪しきことを語るな。さればそれが汝に語られることもなし。他人の過ちを誇張して語るな。されば汝自らの過ちも大げさに思われず。何人の屈辱をも望むな。されば汝自らの屈辱もさらされまい。かくて汝はかなき一瞬よりも短き汝の生涯の日々を、汚れなき心と清き心情と純潔なる思想と、また汝の聖められたる性格とをもちて生きよ。されば汝自由に満足してこの死すべき形骸を放棄し神秘なる楽園に行き、永遠に不滅なる王国に永久に住むを得ん。

四十五 ああ!ああ!俗界の欲望を愛する者等よ!
稲妻の如く速やかに汝等は敬愛さるるものの傍らを過ぎ去った。そして汝等の心は悪魔のようなる幻想を切望した。汝等は空しい幻影の前にひざまずき、それを真実と呼んでいる。汝等は眼(まなこ)を茨棘(いばら)の方に向けて、それを花と呼んでいる。一息と雖(いえど)も汝等は清い呼吸をしたことがない。また汝等の心の牧場から世俗超脱の微風が吹いて来たこともない。汝等は敬愛さるるものの愛の忠言を風に飛ばせた。またそれを汝らの心の書簡から完全に抹殺した。かくて野の獣の如く、汝等は欲望と情欲の牧場の中に住まっている。

四十六 おお信仰の道の兄弟等よ!
何故(なにゆえ)に汝等は敬愛さるる者について語ることを怠り、彼の聖なる面前に近づくことを避けるや。美の真髄は類なき楼閣の中なる栄光の玉座の上にある。しかるに汝等は愚かしき争いに没頭している。神聖なる甘き香りは漂い、恩恵のそよ風は吹いている。しかも汝等は皆それを奪われ痛ましくも悩んでいる。ああ汝等と汝等の道に入って汝等の後に従う人々悲しいことよ。

四十七 おお欲望の子等よ!
虚栄の衣を脱げ。傲慢(ごうまん)の衣服を捨てよ。紅玉(こうぎょく)の書の中に記載されている最も神聖なる第三行目に、見えざるもののペンによって次の如く示されている

四十八 おお兄弟等よ!
互に忍耐し合え。また下界のものに愛情を注ぐな。汝の栄誉を誇るな。また屈辱を恥ずるな。わが美にかけて誓う!われ塵挨(じんあい)より総てのものを創った。またわれ総てのものを再び塵挨(じんあい)に帰せしめん。

四十九 おお塵撲の子等よ!
富めるものに、貧しきものの真夜中のため息を知れ。軽率が彼らを破滅の道に導かざるため、また富の木より彼等を奪わざるために。施与(さよ)と寛大とは、わが属性である。わが美徳をもって自己を飾るものは幸いである。

五十 おお激情の真髄よ!
総ての貪欲を捨てて満ち足りることを求めよ。貪欲なるものは常に奪われ、満足を知るものは常に愛され称讃されん。

五十一 おおわが侍女の子よ!
貧困にわずらうな。富に信頼するな。貧困には富が次ぎ、富には貧困が次ぐものなれば。されど神以外のすべてのものに貧しくあることは驚くべき賜物である。その価値を軽視するな。結局は、それは汝を神で富ましむれば。かくて汝「げに汝等は貧者なり」という言葉の意味を知り、また「神こそ総ての所有者なり」という聖語は、まことの朝の如く、愛さるるものの心の地平線から堂々と輝き出で、富の玉座の上にしっかりと止まるであろう。

五十二 おお怠慢と欲情の子等よ!
汝等はわが家に、わが敵が侵入するのを許し、わが友を追出した。汝等われならぬ他の者の愛を汝の心の中に安置したれば。友の言うことに耳を傾け、彼の楽園に向え。自らの利益に汲々(きゅうきゅう)たる世俗の友等は互に愛し合うように見える。されどまことの友は汝等自身のために汝等を愛して来たし、また愛している。まことに彼は、汝等を導くために、限りなき苦しみを受けて来た。かかる友に不実であるな。いやむしろ、彼のもとへ急げ。これこそ総ての名前の主のペンの地平線上に明け初めた真理と誠実の言葉の暁の明星である。汝の耳を開け。されば汝等危急の時の救助者にして自存(じそん)する神の言葉を聞き得ん。

五十三 おお汝等消減すべき富に傲(おご)る者等よ!
まことに汝等、富は求むるものと、その者の欲求との間、また愛する者と愛さるる者との間の強大な障壁であることを知れ。富める者は、極く少数の外は決して彼のい給う宮廷にも達せず、また満足と服従の市(まち)にも川らないであろう。自分の富によって永遠の王国に入ることを邪魔されず、またそれによって不滅の領土を奪われない富者は幸いである。最大の御名にかけて誓う!かかる富者の光輝(こうき)は、太陽が地上の人々を照らす如く、天上の人々を照らすであろう。

五十四 おお汝等地上の富者よ!
汝らの中にいる貧者は、わが信任者である。汝らわが信任する者を守れ。そして汝等自身の安楽にのみ熱中するな。

五十五 おお激情の子よ!
富の汚れより汝自身を清めよ。また全く安らかに貧の国に進め。かくて世俗超脱の源泉より不滅の生の美酒を飲まん。

五十六 おおわが子よ!
不信心なる者との交際は悲しみを増す。されど正しき者との親交は、心の錆(さび)を除く。神との親交を求むる者は、神の愛する者達と交わり、また神の言葉を傾聴(けいちょう)せんと欲す者は神の選べる者等の言葉に耳を傾けよ。

五十七 おお塵挨(じんあい)の子よ!
注意せよ!不信心なる者と共に歩むな。また彼と交わらんことを求むるな。かかる交際は、心の輝きを地獄の火に変えるものなれば。

五十八 おおわが侍女の子よ!
汝聖霊の恵みを求むるならば、正しき者と交われ。彼こそは不死の酌取りの手より、永遠の生命の盃を飲んだ者であり、まことの朝の如く、死者の心をも生き返らせ、またそれを照らすものなれば。

五十九 おお軽率なるもの等よ!
心の秘密が隠されていると思うな。否、むしろそれ等は確かに明瞭なる字もて刻まれ、神の御前に公然と現わされていることを知れ。

六十 おお友等よ!
まことにわれ言う。汝等が心の中に何を包み隠そうとも、われには太陽の如くあからさまに分っている。しかもそれが隠されてあることは、わが慈悲と恩恵の故であり、汝の功績ではない。

六十一 おお人の子よ!
われわが慈悲の底知れぬ海より、一滴の水を、この世界の人々の上に注いだ。されど、誰もそれをかえりみるものがなかった。それは総ての人々が天上の統合の美酒から不潔なる腐った酒粕(かす)の方へ目を向け、死の盃(さかずき)に満足して、不滅の美の聖盃を捨てたためである。彼がそれに満足するとは下劣なことである。

六十二 おお塵埃(じんあい)の子よ!
永遠不滅の敬愛さるる者の類なき美酒から汝の眼(まなこ)をそらすな。そして不潔なる朽つべき酒粕に汝の眼(まなこ)を開くな。聖なる酌取りの手より不滅の生命の聖盃を取れ。されば総ての知恵が汝のものとならん。また見えざる国より不思議なる呼び声を聞くを得ん。大声に叫べ。汝等志の低き者等よ!汝等何故(なにゆえ)に、わが聖なる不滅の酒より眼(まなこ)をそらせて、儚き水の方に向うや。

六十三 おお汝等世界の人々よ!
まことに不慮の災難が汝を追い、悲しき報いが汝を待伏せしていることを知れ。汝の行なえる行動が、わが眼(まなこ)より消されていると思うな。わが美にかけて誓う!汝等のなせること総てを、わがペンは橄欖石(かんらんせき)の書に、明らかなる文字もて刻みしことを。

六十四 おお地上の圧制者等よ!
圧制より汝等の手を引け。われ如何(いか)なる者の不正も許さじと誓いたれば。これわが保管中の書に変更することのできないものとして定め、わが栄光の封印もて閉じたる聖約である。

六十五 おお反逆者等よ!
わが寛容は汝等を大胆にし、わが長き忍苦は汝等を怠慢にした。かくて汝等は激情の火の馬に拍車をあて、破滅へ導く危険な道に飛び出した。汝等われを不注意にして気づかぬと思いしや。

六十六 おお移住者等よ!
舌はわれを語るために、わが立案せしものである。悪口をもって、それを汚すな。汝等自我の火によって襲われた時は汝等自身の過ちを思い出し、わが創りし者等の過ちを思うな。汝等は総て自身を他の人々より一層よく知る故に。

六十七 おお空想の子等よ!
まことに汝等輝かしき朝が、永遠に聖なる地平線上に明け初める時、夜の暗闇の中で犯された悪魔の秘密も悪行も、世界の人々の前に暴露され明示されることを知れ。

六十八 おお塵壌に芽ぐむ雑草よ!
何故(なにゆえ)に汝の汚れたるこれ等の手は、まず汝自身の衣服に触れざるや。また何故(なにゆえ)に欲望と激情とに汚された心をもちて、汝われと親しく交わり、わが聖なる国に入らんとするや。汝等は汝等の欲するところよりははるかに遠くかけ離れている。

六十九 おおアダムの子等よ!
聖き言葉と純潔にして善き行いは、聖なる栄光の天国に昇る汝等の行いを自我と偽善の塵挨(じんあい)より清め、栄光の宮廷にて恩寵を受けるべく努めよ。やがて人類の試験者等は、拝さるるものの聖なる御前にて、完全無欠なる美徳と汚れなき純潔の行為の他は何ものも受けつけぬであろう。これこそ,神意の地平線上に輝き出た叡知と聖なる神秘の太陽である。
それに向うものに幸あれ。

七十 おお煩悩の子よ!
喜ばしきは実在の国である。汝もしそこに達するならば。輝かしきは永遠の領土である。汝もしこの死すべき世を乗り越えるならば。快きは聖なる恍惚の境である、汝もし天上の若者の手より神秘なる聖盃を飲むならば。汝この段階に到達するならば、滅亡と死と、労苦と罪より解放されん。

七十一 おおわが友等よ!
汝等ザマンの聖なる境内にあるパラン山に、われと共に入りしあの聖約を思い出せ。われ天上の群衆と永遠の市(まち)の住民達に証明して貰った。しかも今や誰一人として聖約に忠実なるものを見出さず確かに傲慢(ごうまん)と反抗が聖約を人々の心より消し去り、かくてその痕跡さえも残ってはいない。しかもこのことを知りながら、われは待ち、これを公表しなかった。

七十二 おおわが僕よ!
汝はよく鍛え上げられ、暗い鞘(さや)に封じこめられた剣の如きものであり、その剣の価値は職人には隠されている。それ故自我と俗望の鞘(さや)より抜け出でよ。さらば汝の真価は輝き出で全世界に明らかとならん。

七十三 おおわが友よ!
汝はわが聖なる天空の昼の星である。世の汚れにより汝の光輝(こうき)を蔽い消すな。無思慮のべールを寸断せよ。されば汝雲の蔭より輝き出で、あらゆるものを生命の衣もて装わん。

七十四 おお虚栄の子等よ!
儚なき主権のために、汝等はわが不滅の国土を見捨てた。また世俗のきらびやかな装いもて身を飾り、それを汝等の誇りとしている。わが美にかけて誓う!われあらゆるものを一色の被いである塵埃(じんあい)の下に集め、これらのあらゆる異った色彩を、わが選びし色として、あらゆる色より清められたるものの他は総て消し去らん。

七十五 おお怠慢の子等よ!
滅ぶべき主権に愛着するな。またその中にて喜ぶな。汝等は梢(こずえ)にて自信満々と囀(さえず)る軽率なる小鳥の如きものである。突然猟人なる死が、それを塵挨(じんあい)の上に射ち落し、そのメロディも、その形も、またその色も消え去り、痕跡も残らないであろう。されば心せよ、おお欲望の奴隷等よ!

七十六 おおわが侍女の子よ!
導きは、いままではずっと言葉によって与えられたが、今やそれは行為によって与えられる。何人も純潔にして聖き行いを示さねばならぬ。言葉は同様に総てのものの財産である。しかるに、かかる行いは、わが慰する者達のみのものである。されば汝等の行いによりて、見分けられるよう心魂を打ち込んで努力せよ。かくの如くわれはこの聖く輝かしき書において汝に忠言する。

七十七 おお正義の子よ!
夜のうちに不滅なるものの美は、忠誠の新緑の丘より、サドラトゥル・モンタハヘ行ってさめざめと泣いた。彼の悲しむ様を見て天上の群衆も、天国の住民達も貰い泣きしたほどであった。そして何故かくも歎き悲しむやと問われた時、彼は答えた。命じられた如く、われ忠誠の丘にて期待して待てり。されど地上の住民達より誠実の香りは匂い来らず。かくてわれ帰るよう召されし時、われは見ぬ、見よ!ある聖なる鳩等は、地上の犬等の爪に甚だしく苦しめられたるを。そこで天の侍女は彼女の神秘なる家よりべールを脱ぎすて、光り輝きつつ走り出で、彼等の名を尋ねた。すると一つを除く総ての名が告げられた。せき立てられて残りの一人の第一の文字が語られた。そこで天上の館に住む人達が栄光の住居より駈け出した。第二の文字が述べられた時、彼等は一人残らず塵埃(じんあい)の上に平伏した。この時最奥(さいおく)の神殿より一つの声あり、曰く「これまでは、されどもうこれ以上は断じて」。まことにわれ彼等がなせること、またなしつつあることの証人とならん。

七十八 おおわが侍女の子よ!
慈悲深き者の舌より聖なる神秘の流れを飲め。また聖なる言葉の曙光(しょこう)より知恵の昼の星の明らけき輝きを見よ。わが聖なる知恵の種子(たね)を、心の清き土に蒔き、確信の水をそそげ。されば知識と知恵のヒヤシンスは、心の聖き市(まち)より生々した緑の芽を出さん。

七十九 おお欲望の子よ!
汝いつまで欲望の国土で飛ぶや。わが汝に与えし翼は、神秘なる神聖の国土へ飛ぶためにして、悪魔の幻想の領域を飛ぶために非らず。わが汝に与えし櫛もまたわが黒髪をくしけずるためにして、わが咽喉を引きさくためにあらず。

八十 おおわが僕よ!
汝等はわが花園の樹である。汝等自身と他のものの利益のために、立派なる素晴らしき果実を結ばなければならぬ。かくて技術及び職業に従事することは万人の義務である。そこにこそ富の秘訣があるからである、おお理解力ある人々よ。結果は手段に依存し、神の恩恵は汝等に全く十分であろう。果実を結ばぬ樹は焼かれてきたし、また永久に火にくべられるであろう。

八十一 おおわが僕よ!
地上において、果実を結ばぬ人々こそ最も卑しいものである。またかような人々は、まことに死人の仲間とみなされている。否、神の眼(まなこ)には、これらの怠惰にして価値なき者よりも死者の方がましである。

八十二 おおわが僕よ!
すべての世界の主なる愛の神のために、職業によって生計を得、自らとその同族のために、それを費う者達こそ最も善き人々である。


言葉のベールの下に、これまで隠されていた神秘にして素晴らしき花嫁は、輝かしい光が敬愛さるる者の美によって放たれたる如く、今や神の恵みと聖なる恩寵によって現わされた。おお友等よ!恩恵は完全であり、論証は満たされ、証拠は現わされ、また証明は実証されたことを証言する。今や世俗超脱の道に於ける汝等の努力は、何を示さんとするかを見よう。かくて聖なる御恵みは、汝等と、また天と地にある者等に十分与えられている。すべての世界の主なる神に御栄えあれ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

バハイ教の聖典 更新情報

バハイ教の聖典のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング