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『変珍斎日乗』-第二期-コミュの『しょなのか』(2007年06月05日)。

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*佑ちゃん「早稲田は一生勝ち続けます」


「ハンカチ王子の優勝パレード」をヘリからの空撮で追い掛けている
ニュース映像を眼で追いながら、頭の中では全然別のことを考えていた。

「先週のちょうど今頃は『別の空撮映像で大騒ぎだった』んだっけ…」。

放送メディアの特性が「速報性」にある点は視聴者として意識している。
「現在という瞬間事象」を『MRI』の如く輪切りで映し出して来る。ただ、
MRIと決定的に異なるのは【決して内部の真相を映してくれない】こと。

そんな放送メディアでは『先週の事件』なぞは【旬を過ぎた売れ残り】。
だから「瞬間的に大騒ぎはする」が【深くしぶとく追跡まではしてくれぬ】。


先週月曜日。第一報を聞いた時に(不謹慎にも)こんな文句が浮かんだ。

   【松岡利勝は 死んでも 真相を 口から 話しませんでした】。

申す迄もなく、元ネタは「日清戦争で戦死したラッパ手木口小平」。曰く

 「キグチコヘイハ シンデモ ラッパヲ クチカラ ハナシマセンデシタ」。

戦前、当時の「尋常小学校」で使われた『修身(!)の教科書』に
【忠君愛国の象徴例】として記された名文。爾来一世紀以上を経た
「平成の御世」に、このような型で『忠君愛国に殉じた』人間が登場する
(但し「君」の対象者は違ってるが)とは、当時の執筆者は想像もせぬ
事態ではなかっただろうか(これは『皮肉』で書いてる訳ではない)!?
そして(故人もまた力説していた)「国を愛する」という言葉の重みを。
『ここまで痛烈にアピールして見せた』事件もまた近年稀ではないか!!


にも拘らず。

たった1週間ぽっちで『遠い過去のような扱いをする』放送メディアの
軽薄さ加減。【宿命】とはいえ釈然としない思いをつい抱いてしまう。
「軽薄さ加減」で付け加えるなら。『慙愧に耐えぬ』なる【重そうな言葉】
を選びながら、何故かそれを【カメラ目線で語ることが出来る】ほど
の余裕を持つ『任命責任者』というのも【似たもの同士】である。その
「違和感のある余裕」を映せた分『放送メディア』の価値はあるのかも…。


「『遺書』と称される文章の末尾」に記された『日本国万歳』の文字。

そこに、死ぬまで本音を語れずに『タテマエを貫き通した』故人の
【最後の意地】を見せ付けられたような気がして複雑極まりない心境。
故人がそこまで愛し・殉じたこの国に、さて【守る価値】があるだろうか?

彼が操を尽くした【任命責任者】に、その答を出す自覚は見えて来ない。


「パレードの王子」は、最後に『一生勝ち続けます!』と挨拶した由。

その(王子の)「無邪気過ぎる挨拶」&『伝えるメディアのバ*騒ぎ』ぶり
を、単なる【微笑ましい光景】と取るほど悔しいがコチトラ素直ではない。
多少の皮肉を交えつつ、太宰の『右大臣実朝』から次の一節を引用する。

         【アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ】。


『一生【勝ち組で残る】つもり』だろう【任命責任者】氏にも謹んで捧ぐ
(そういえば。もう2週間もすれば【桜桃忌】がやってくるのである)。

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