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富永プロレスレポコミュの2005.11.3 ハッスル・マニア@横浜アリーナ

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 僕は「何もこの人がこんなことやらなくてもいいのに」ということをわざわざやる人が大好きです。

 売店のおばちゃんが実はこの学校の理事長だったとか、居酒屋で身分を隠してファンの意見を聞こうとするダイエー創業者の中内功とか。
 まあ中内功は「あぶさん」の中での話なんですけどね。


 僕が何故【ハッスル】が好きかといえば、「やらなくてもいいことをわざわざやっている」からに他ならない。

 そんな「やらなくてもいいこと=ハッスル」の1年10ヶ月の集大成である【ハッスル・マニア】を僕がどれぐらい心待ちにしていたかは、僕の日記を根気良く読み続けてくれたマイミクシィの皆さん(遠藤雅伸さんとヨシダプロを除く)にはウザいぐらい分かっていただけることと思います。

 ところで今回の【ハッスル・マニア】ですが、取材申請が300社を超えたそうです。連日のワイドショー報道といい、和泉元彌とHG効果は抜群だったみたいですね。

 待ちに待った【ハッスル・マニア】、観戦メンバーは僕、Cさん、Dさん、Fさんの4名です。会場を見渡すと、普段は客入れしない二階席にも結構入っています。僕とDさんは関係者でもないのにちょっと感無量でした。

 15分押しで場内暗転。今回はオープニングイベントがなく、高田延彦の入場テーマ曲【トレーニング・モンタージュ】に乗せてハッスル1年10ヶ月のVTRが流れました。こういうVTRを見ると、僕も随分会場に見に行ってたんだなあと実感させられます。


◆オープニング
 草間GMのグダッグダな挨拶。晴れの舞台でいちいち丁寧に野次を拾わなくていいからね。

草間「“ファイティングオペラ・ハッスル”、こう名付けたのが約2年前!」
D「オマエ居なかったじゃん」
僕「ハゲー!ハゲー!」
C「草間、“チョットマッテ”“チョットマッテ”ってスペル・クレイジーかよ!」

 そして半被姿の小川登場。(写真?)
「ハッスルマニアだよ!」と言われて反射的に「全員集合!」と叫んでしまいました。【全員集合】のオープニングで掴みはバッチリ。


◆オープニングハッスル
ジミー・ヤン、カズ・ハヤシ vs 飯伏幸太 、石森太二

 一見さんがいっぱいの会場で最初に何を見せるか、というのは重要な要素だと思います。第1ハッスルの前にこの試合を持ってきた意図はそんな感じでしょうか。

D「アキオー!アキオー!」
F「?」

知ってる人は知っている、銀ブチ眼鏡のシャクレこと幸太女を発見することは出来ませんでした。


◆第1ハッスル
Erica、マーガレット、デビル夫人 
 vs ブランカX、ジャガーY、アリシンZ

 ついにジャガーまで参戦。登場時には千葉のジャガーのような出で立ちでした。全身ロココ調の43歳とニャーニャー言ってる44歳。
 「ジャガー」なのに「ヒョウ柄」な上に、「ジャガー」なのに「猫の真似」をしていることには誰も突っ込みません。

 豪華メンバー総出演の女子プロレスは今やハッスルでしか見られません。
 そして遥か彼方〜の席からアリシンZを触りに花道まで来ていた二人組の男子に思わず悪寒が走りました。


◆第2ハッスル
長州力、藤原喜明 vs 坂田亘、マーク・コールマン

 長州のパートナーXは藤原組長。何とも渋いタッグになっちゃいました。
 試合後の坂田のマイクに全く付き合わないチョシュさん。相変わらずやる気ゼロですね。でも入場時の長州コールはすごかったですよ。なあ、智宏。


◆第3ハッスル
鈴木健想with鈴木浩子 vs 和泉元彌 with セッチー鬼瓦軍団

 会場入りが遅れているという元彌。ダブルブッキング疑惑の元彌。だいぶ元彌の真似が上手くなってきた僕。試合が始まってもまだ到着していない元彌。仕方なく鬼瓦軍団が健想と試合することに。

C「元彌、どこに行っちゃったのかね」
僕「多分あそこに」
と天井の不自然なブラックボックスを指差す。

 するとそこにバラバラバラバラーとヘリコプターの音が!!
天井から白煙とともに元彌見参!!!金色の羽根で降りてきます。
 おい!カッコイイぞ元彌!!!!

元彌「はっするふぁんのかたがたぁ、きょうげんいずみりゅうぅにじゅっせいそうけぇ、いぃずぅみぃもぉとぉやぁでぇござる!ちこくもだぶるぶっきんぐもござらぬ!かいじょうまえから、ずうううっとぉ!このうえでまっていたのじゃぁ!けんぞうせんしゅぅ!このばかむすこがぁ、うってすてもうすぅ!!!」

 いきなり健想の頬を張る元彌だが、力の差は歴然。突き飛ばされ、張り飛ばされる元彌。鬼瓦軍団の介入も効果なし。
 ネックハンギング、バックブリーカーを食らう元彌に会場からは元彌コール。しかしその直後、健想の全体重をかけたダブルニードロップが!!

僕「こりゃあさすがに駄目だぁ〜」
C&D&F「もとや〜!もとや〜!」

 バックドロップで追い討ちをかけようとする健想をカットに入る鬼瓦軍団。ヒロコもリングに上がりパウダー攻撃!しかし鬼瓦軍団は撃破したものの健想に誤爆!
 ここがチャンスと気迫の表情で健想を挑発する元彌。(写真?)
 うまくヒロコとの誤爆を誘いすかさずトップロープへ上がり、もろ肌を脱ぐとそこには黄金聖衣(ゴールドクロス)が!!!!
 そしてとどめの【空中元彌チョップ】でワン!ツー!!スリー!!!

 会場に響く元彌コール。正直言って僕はとてつもなく感動しました。


◆ハッスル・ブレイク
 場内放送で「グッズ売り場では和泉元彌の空中元彌チョップTシャツや・・・」と流れると笑いが起こりました。どんなもんか見に行こうとしたところ、グッズ売り場近くで猫ひろしが「らっせらーらっせらー」ってやってました。


◆第4ハッスル
ライオセイザー、ハッスル仮面レッド&ブルー
  vs ジャスティライザーグレン、ザ・ネオ・デビル・ピエロ1号&2号

 試合中、Dさんが急に「俺、空中元彌チョップTシャツ買ってきますわ」と言って席を立ったことに僕は衝撃を受けました。
DさんとFさんは10回以上ハッスルを見に来ているくせに、グッズを一切買わない人たちなのです。そんなDさんが試合を放り出して元彌Tシャツを買いに・・・。

 このエピソードからもいかに元彌が観客のハートを掴んだかわかっていただけるでしょう。
 しかし手ぶらで戻ってきたDさん、「売り切れでした・・・」と元彌Tシャツを掴めず。

 前の席の子供がリング上のライオセイザーではなく、リングより遠い画面の方に声援を送っていたのが面白かったです。


◆セミハッスル
金村キンタロー、田中将斗 vs 天龍源一郎、安田忠夫

 猫ひろしとブリブラダンスを決める金ちゃん&将斗。そして【サンダーストーム】が流れ、ついに天龍がハッスルのリングへ。
 Dさんはさっきのショックなのか「てんりゅう〜」と、まるで「ごはん出来たよー」とでも続きそうなローテンションの声援でした。

 机に乗せられダイブを受け、白いギターで殴られ、自慢のおばさんパーマを爆発コントのように白くし、【借金大王】に乗って退場する天龍。

 現時点でやれること全部やっていたにもかかわらず、なんとなく「高い買い物だったね」とDSEに言ってあげたい気分になりました。


◆メインハッスル
HG、“ハッスルあちち”大谷晋二郎、“キャプテン・ハッスル”小川直也
  vs アン・ジョー司令長官、“モンスターK”川田利明、インリン様

 HGデビュー戦までの道のりがVTRで流れ、いよいよメインへ。
 試合開始早々リング上で孤立するHGでしたが、流れるようなロープワークからのドロップキックで会場を驚かせます。続けて川田に果敢にぶつかるものの、さすがにキツいと大谷にタッチ。(写真?)

 大谷の顔面ウォッシュの後に乱入してきたインリン様を捕まえ、HGは秘密兵器“PW”でインリン様の顔面をウォッシュ!
 怒ったインリン様も“M字スタナー”から“M字デスロック”で反撃!

 HGがアン・ジョーに三角締めとフランケンシュタイナーから小川に繋ぐが川田とアン・ジョーのダブル攻撃に合いインリン様のM字フォールの餌食に。なんとかカウント2で返すものの、M字バーに捕まり辛くもロープブレイク。

 混戦の中、ついにリング上はインリン様とHGの二人だけに。
 ムチ攻撃をかいくぐり、インリン様を抱え上げるHG!しかしインリン様、そこから大逆転のスモールパッケージホールド!しかししかしHGはカウント2で返すと下からのHG三角締め!!
 そしてついにカウント3!!


 ハッスル軍の勝利に盛り上がる会場に「ドン!ドン!ドン!」という杖の音と「はしゃぐな!三バカ!」の怒声が。

♪ジャッジャッジャッジャッジャジャジャッジャッジャッジャジャジャ


◆高田総統劇場
「インリン、お前はここまで存分に役目を果たした。そしてインリン、お前はこの私が必ず再生させる。モンスターKよ、インリンを休ませてやれ」

 どうやらインリン様は亡くなってしまったようです。会場に“もののけ姫”が流れ、インリン様は荼毘に伏されました。

「そこで腰振ってるオカマ!デビュー戦にしては、なかなかいい動きするじゃないか。私の想像以上の出来だよ。褒めてやる!」
「セイセイセイセイセセイセイ。いいですかー!オカマじゃありませんよー。どっからどう見てもハードゲイでしょコレー!今日はですね、ゴリゴリの男子ふたりに助けられて、ハッスル軍!見事勝利フォーーーーッ!!」

 会場は一緒になってフォー!!の大合唱。

「それよりも高田総統、そんなとこで突っ立ってないで、早くパンツ一丁で上がってきてくださいよー!ねー!私はその姿想像しただけでー、夜もろくろく眠れませんよー。思わず夢精フォーーーーッ!!」

 このセリフが出た途端、小さいお子様連れの観客がぞろぞろと引き上げていきました・・・。

「オイオイオイオイ!相も変わらず下ネタがストレートだなオイ!今日はちびっ子もたくさん来てるんだ!場をわきまえろ!私はな、デビュー戦のわりに、と言ったんだ。勘違いすんな!」
「そっちこそ勘違いしないで下さいよー。私の全力ね、まだまだこんなもんじゃあないんですよ!まぁセックスに例えるなら、前戯フォーーーー!!しかも服の上からの前戯フォーーーー!!」

 小川、思わず苦笑い。後方からは子供の「フォー!!ぜんぎってなあにー?」という声が聞こえてきます。

 とまあこの後も色々とあって「バッドラック!」
 モンスター軍が消え、リング上はハッスル軍の三人に。HGの勝利を祝う大谷と小川のマイクで暖かい雰囲気になりました。

 最後は「3、2、1、ハッスル!ハッスル!フォーーーーッ!」で締め。

 というわけで最終戦争は無事ハッスル軍の大勝利となりました。ハッスルの集大成、【ハッスル・マニア】という名に恥じない大団円だったと思います。


 一夜明け、ベストバウトだった元彌はワイドショーでも大いに取り上げられ、日刊スポーツと東スポの一面を飾りました。


 狭くて苦しくて閉鎖的な【プロレス村】に、明るい未来が見えてきた気がします。

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