大耳ネットワークコミュの第１４期　名島表現塾　第３回レポート

第１４期　名島表現塾　第３回レポート　（２月９日、記録・鹿児島）
参加者：安永君、かずっちさん、鹿児島、寺本君、ちょこさん、井原さん
かずっちさんは途中からの参加です。

●掃除　場を奇麗にする。心を奇麗にする。表現に向かう体勢を作る。
●柔軟　日常の体から塾を行う体・リズムに馴染ませる。
●筋トレ　表現をする体を鍛えるのとより脱力出来るように。
●脱力　表現をする時間感覚に。集中。　
●発声　声を出す体に。喉を開く。心を開く。
●ホーミー　震える共鳴する体に。
●高い発声。　今回新たに高い声で長い発声というのをしました。

【楽器準備と休憩】

【楽器練習】
　４拍子、５拍子、７拍子で練習しました。
　７拍子が強烈。迫りくる感。追われる感。
　５拍子も７拍子も３拍子から入るのでワルツ感があるからファンタジーになる。
　国によって感覚が違う。拍子の頭の位置とか。メルヘン感とか。それは言葉、言語の感覚がデカいのではなかろうかとの話をしました。

【踊りと演奏のセット】
踊り／安永君・寺本君
演奏／ちょこさん・鹿児島
安永君。前回の反省を意識し暴れないようやった。そんな中でも出来るだけ前に出ようとしていたのはよかった。が、あと半歩出てほしい。難しいところで前回は強烈すぎた。危険だった。でも今回は出なさ過ぎている。ギリギリまでせめてほしい。
競演しているけど闘い。プロレス。対立はあっていい。
寺本君と協力してる感はよかった。
ギリギリのリアリティがほしい。
＜＜傷つけないようどこまで踏み込めるか＞＞

踊り／鹿児島・ちょこさん
演奏／安永君・寺本君
踊りも演奏も全編ストーリーが出来上がっている。中だるみがない。全編に緊張感が漂っている。
前セットの反省が活かされている。
寺本君音がすごくいい。安永君との相性がいい。
安永君緊張感のあるギリギリのサウンド。
幕切れがよかった。
ちょこさん動きがよい。
二人ともフォルムが美しい。嫌味がない。
寺本君楽しんでるのが音に出てる。
前セットがあってこその最近のベストセット。

【食事】
・安永君／カルパスとちくわの野菜炒め
・寺本君／すき焼き
・かずっちさん／とうふの揚げ物
・鹿児島／買ってきた豚の角煮とエビチリ

【研究発表】
寺本君／「瞑想」について
８年前、１冊の本に出合う。『始めよう瞑想』
その本に書かれてある瞑想のやり方の説明してくれました。
「Ｍ瞑想」
①座り方。　足は楽に。床に座るでも椅子に座るでもいい。座布団を２つ折りにしておしりを少し上げるとよい。
②印を結ぶ。　左右の手を結ぶ場合、親指を若干離す。左右の手それぞれで人差し指と親指で輪っかを作る場合、人差し指と親指を若干離す。この若干離す事により緊張感を生み居眠りしてしまわないようになる。
③「Ｍマントラ」を唱える。吸うとき「オームナーム」吐くとき「スバーハ―」。
　この「オームナーム」「スバーハ―」の棒で雑念・執着を絡めとる。イメージとして綿菓子を作るイメージ。雑念がモワモワ回っていてそれをマントラの棒で絡めとる。絡めとったら上に棚上げする。頭の上の棚にひとまず置いておく。
煩悩、妄想、雑念。
これが「Ｍ瞑想」。初歩の瞑想。これを１日１５分やっているとそのうち完璧に雑念がなくなる。これが初歩の「空」の状態。「三昧の境地。」「サマーディ」という。
この本には「記憶の書き換え」も出来ると書いてある。

ここからが本題。
この「サマーディ」の状態でないと次の瞑想が出来ない。ここからが本当の瞑想。
「ヴィバッサナー瞑想」。「マインドフルネス」ともいう。
この瞑想は心の状態の「実況中継」。
「今、心がざわついている。ざわついている。」「夕飯が気になりだした。夕飯。夕飯。」「指が痛い。指。指。指。」
３か月くらいで変化が起きる。
慈悲の瞑想。
左脳の前頭葉が活発になる。気持ちが良い。
寺本君は胸に仏が見えたそうです。細胞の一つ一つを感じたそうです。
≪雑念・煩悩が最大の苦しみの種≫

スリランカ上座仏教の長老アルボムッレ・スマナサーラという方の話や阿字観、広観という瞑想の話もありました。

以上。寺本君の瞑想についての発表でした。

次回は安永君がグラバーの息子「倉場富三郎」について調べてくるそうです。

【劇作】
ちょこさん・鹿児島組
とある夫婦。表向きは仲睦まじい夫婦。実はスパイで妻が上官、夫は部下。最近弛んでると怒鳴る上官。謝る部下。もっとお国のために尽くせ、と。そんな中、上官が隣の旦那にチョコレートを渡そうとしているのが発覚。それこそダメだろうと怒る部下。楽しみがないと、と言う上官。部下が言う。こんな仕事ほっぽり出して自由になりましょう！僕と結婚して下さい！
というお話。

安永君・かずっちさん・寺本君組
舞台上を三人がグルグル回って歩いている。それぞれの心のつぶやき。「私、小学生の女の子。今プールの帰り。しっとりした髪をタオルで拭きながら歩いている。でも後ろから変な男がずっとついて来てるの。」「俺は変質者じゃない。あの子のストーカーなんかじゃない。でも何故かあの子が気になってあの子をついて歩いている。そうだ。あの子が心配なんだ。だから俺は変質者なんかじゃない。」「俺は警官。なんだ、あの男。前の女の子をずっと追いかけて歩いているじゃないか。クソ、この変質者め。」
などと順番にセリフを言いながらグルグル歩き続ける。横断歩道で三人並び立ち止まる。警官が声をかける。３人バラバラの方へと帰っていく。
というお話。

何か起こるのか？起こらないのか？と思わせ方がおもしろい。上品で仕掛けが斬新。

今回の塾はここまでです。

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＊場所は名島神社の下、下松邸【連絡先：０９２（６７３）４１５６】

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