大耳ネットワークコミュの第1０期名島表現塾第1１回活動報告

第1０期名島表現塾第1１回活動報告（６月１９日　　記録者　安永）

参加者　鹿児島、かずっち、安永、サワさん、井原さん


前回の表現塾から一週間という短い期間での表現塾。期間があいてないで塾をやると体が勘を忘れていない状態で出来るのでいい状態で活動ができます。

今回はサワさんが参加してくれました。ビデオを持参しての参加です。


○清掃

場を清め、稽古場を練習が出来る状態に持って行きます。


○柔軟・体操・筋トレ

体をほぐし、筋力をつけ、しなやかな体を作ります。前回の表現塾から間が空いていないおかげで、筋トレもスイスイ進みます。


○発声

喉を開き、いい声が出るようにします。ホーミーにはサワさんも参加して、かなり良く響いていました。


○楽器練習

Cコードの4拍子のあとにCコードとGコードの4拍子を練習しました。

塾の間隔が近いと演奏が安定します。

キーボードは音色で生音の再現も出来るけど、電子音として割り切って使ったほうがいいなどの発見もありました。

　

○演奏と踊り

踊り　鹿児島　　演奏　かずっち

鹿児島君の踊りは、終わりに近づいて音楽がゆっくりしたときに、暴れたが、衝動があったらそれはそれでありだった。導入が良く隣の部屋にいく前が良かった。

かずっちさんの演奏は、奇をてらっていなくて詩情のある言葉選びが良かった。音に近い言葉だった。遠くでなっているような声だった。踊り手に「こうしろ！」というのがなくて良かった。


踊り　サワ　　演奏　安永

サワさんの踊りは、「踊り」になってきた。正面を向いて「ガッ！」っとするだけで、インパクトがある。ミュージシャンが踊りを踊るのは正直きついが必要になる。サワさん曰く、自分の身長がどんなものかわかった、とのこと。また、井原さん曰く、サワさんの踊りは詩的な表現だ、とのこと。

安永の演奏は、キーボードを演奏しているときに、よくないなと思って、手拍子とボイスとパーカッションにしたのが良かった。声が地声、自分自身の本来の声になってきた。最終的に身一つで何が出来るか、手拍子とボイスだけでどこまで持つか？が大切になる。


踊り　かずっち　　演奏　鹿児島

かずっちさんの踊りは、また新しい地点にきていた。「そこまでやるか！」という突き抜けた感があった。突き抜けても帰ってこれる。軽い感じがする。かずっちさん曰く今は踊っていて楽しい！とのこと。それがこちらにも伝わってきます。

鹿児島君の演奏は、演奏自体はよかったものの、サワさんが持ってきていた楽器を、他の人に（鹿児島君には直接はいっていなかったものの、）「こうは使ってほしくない」といっていた使い方をしてしまった。楽しくやっても配慮を持って、興奮しても冷製にやれる訓練をしなければなりません。

二人とも最後は一緒に終われた。シンクロしていた。


演奏　サワ　　踊り　安永

サワさんの音のフォローがよかった。キーボードの「スラップベース」という音色があまりよくないなと思っていたが面白い打楽器としての使い方をしていてよかった。ただ、演奏に集中していてボイスがでなかった。演奏、踊りともにもっと壊れてもよかったのでは？安永はサワさんと無理なく共演できていた。


○創作劇

安永、サワ組

喫茶店で嫌な知り合いとバッタリ遭遇する男。マシンガンのようにしゃべり続ける知り合いの話にほとほと辟易しながら話を合わせる男。そのうち知り合いがいすの座り心地の話になり、知り合いが今座っている椅子の座り心地をほめると椅子がふかふかしてより座り心地が良くなる。男はむしろこのいすは座り心地が悪いと今座っている椅子を貶すと、椅子から転げ落ちてしまう。そういうやりとりを続けていると、突然知り合いが椅子の神様にとりつかれる。「椅子をけなすな。おまえの座り心地を試してやる。」といって男に上から椅子を押しつける。男は一言。「だからこの人いやなんだ。」

チームワークがよかった。安永のテンションとサワさんのしょぼしょがよかった。ビューンと飛躍するが、最後の一言でなんとなく落ち着いた。それがなかったら「不条理」ではなく「でたらめ」になっていた。


かずっち、鹿児島組

モテない熟女。男との出会いがほしくて出会い系に登録する。男から応答があり、写真を送ってほしいといわれ、顔を隠した写真を送る。はれてあうこととなったものの、「俺、ブスは嫌いだ。」ショックを受けた女は「美魔女サロン」でエステを受ける。エステで別人のように綺麗になった女はまた男と会う。その後エッチまでは持って行ったがテクニックがなく、マグロといわれる。件のサロンで相談すると超絶テクを伝授される。また男とリベンジのエッチをすると、男は大満足。ただ、新しい彼女が出来たといわれもうあわないといわれる。またサロンに相談に行くがお金がつきる。サロンの人からは特別コースかあるといわれる。それは・・・もうすぐ死にそうな資産家の爺さんの後妻になり、死んだら遺産を折半するというもの。

面白い傑作。王道の短編。ドラマとしての芯の太さがあった。鹿児島君の熟女とかずっちさんの男とエステティシャンの二役が見物になっていた。ただ、ちょっと長かった。途中をもう少し端折れればもっと見やすくなった。


○料理

鹿児島　豚肉と野菜の炒めもの

かずっち　茄子と厚揚げと豚肉のピリ辛味噌煮

安永　モロヘイヤとめかぶのネバネバ蕎麦

サワ　里芋とイカの煮物

それとカットさんの味噌汁とご飯がありました。


その後、今後の話し合いをしました。

今回はここまで。次回は７月１０日です。



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