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大耳ネットワークコミュの第6期表現塾 第1回目レポート(1月8日)

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第6期表現塾 第1回目レポート(1月8日)記録・鹿児島

《参加者》
 かずっちさん、小林さん、ちょこさん、鹿児島

2012年名島表現塾始動。
新年第1回目の名島表現塾です。今年も地道に訓練を積み重ねていきたいと思います。

【掃除】
まず、稽古場である下松さん宅のリビングと居間の雑巾掛け。板張りと畳を拭いたら壁を拭きます。
稽古は稽古場を自分たちで清める事から始まります。
【年始】
今回は年初めという事で名島神社へお参りに行ってきました。
お寺の方へお参りしてから名島神社の方へお参りしました。
お寺の方には弁財天様、三日恵比寿様などがありました。
名島神社の方は建物が新しくなっておりました。左奥のほうに小道があり沢山の赤い鳥居のトンネルを潜っていくとその先には小さな建物がありその左奥にまた小道がありその奥にも神様が祭ってありました。神話的な不思議の国に迷い込んだ様な雰囲気です。
お参りが済んだら長い石の階段を降りて海に出ます。階段を降り切った所に塾長のお友達の猫さん達が居らっしゃいまして中には顔が人の顔の様な猫さんもいました。
海の砂浜ですこしのんびりしました。ちょこさんはカモメさんと戯れていました。小林さんは貝殻で遊んでいました。しばらく遊んだ後、下松さん宅へ帰りました。

【体操】2人組になって脱力をしていきます。日常の雑事から意識や体を引き離す為です。或いは日常の事を己の中に取り込み新たな自分になる事なのかもしれません。日常の事はモヤモヤと吸収されずに頭の周りにこべり付いていてそれらをキチンとデフラグして整理整頓して頭や体に吸収して1つの状態になる。というのが脱力だったりするのかも。
 
【瞑想】
 先に体操を終えた小林さんと鹿児島はカットさんと3人で瞑想をしました。表現塾では初の試みです。
5〜10分ほど各自の瞑想をした後、どんな風だったか尋ねられました。小林さんは気が散りやすいとの事。体の痛みに気が向いて集中できない。瞑想の中に飛び込むのが怖い。
鹿児島は始め呼吸に集中する事にしていたが止めて何も考えない事にした。一瞬意識がスーッとして目の前が広がり出したがその後は次から次から色んな思考が巡り出した。これがよく言われている執着というものか、と思いました。
瞑想はおもしろいなと思いました。
カットさんも「あっ、体が痒い」と思い掻こうかどうしようか迷ったとの事でした。
気持に従わない事。集中する事。が大事。

そのまま少しおしゃべり。
人は努力しない為の理由や言い訳を考える。(では、出来る為の理由や言い訳を考えたらいいかも)
ちゃんと自己否定して次の自分へ行く。変わって行く。出来ない自分がいる、「出来んけどいいや」と自己肯定。少しでも次へ行こうとする。表現塾へ来てる以上変わろうとしないと来ている意味がない。

 それから、間合いの話し。トイレに行くタイミングの事から。
間合いが大事。全体の流れの中で生きる事の大事さ。
それが演技にも出てくる。劇全体の中での演技をしなければならない。日常での生活の仕方が演技にもつながって来る。”自分”も大事。でも全体の中での”間”が大事。間合いを計っていく。
日常的な事から変えていかんと演技も変わらない。
みんなで場を共有しているから、場の中で生きようとせんといかん。その劇の中で生きようとせんといかん。
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などの話しがありました。この様に場の流れからそれた所から大事な話が飛び出してくる、という表現塾です。ですが、「なるほど!」と共感した所でその考え方が自分の物になっているかというとそうではありません。そこは淡々と自分で実行してみないと体感はできない部分でもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【発声】
  「んー」「あー」「んまぁー」の3種。それぞれの発声を行う前に3回の深呼吸を行ってから発声をします。発声も深呼吸もゆっくり時間をかけて丁寧に行います。そして気持の良い状態で行います。この気持の良い状態というのが大事な気がします。気持が競らない様に、朗らかに。劇作でも踊りでもいつでも行う瞬間には気持の良い状態に持っていく事が大事な気がします。先ほどの瞑想の話と少し繋がりそうです。己が今どういう状況に置かれていようとその瞬間にはその状態に入っていく。また、その状態を維持する事。気をそらしたくなるけれど気をそらさない。この発声は恐らく動きながらの瞑想だともいえるかと思います。日常生活や芝居も瞑想だとも捉えることも出来そうです。

 小林さんがまた長くなっていた。鹿児島は劇作の頃と比べて少し短いと感じた。劇作中は毎日の様にやっていたから今は一週間に一回だから当然なのかも。体がその様にならない、のかも。
 また、自分の体が求める”音の高さ”で行うと良いのかもと思いました。心地よいと感じる”声”、体の内に響かせる声、で行うと良いのかなぁと思いました。
 以前、カットさんは”1分15秒”まで行けたと言います。そこまでは出したいものだと思いました。

【リズム練習】
そのまま、リズム練習に入ります。リズム練習とは手拍子でリズムを取る練習の事です。
 まずは3拍子から。1人が3拍子を叩きみんなが3拍子を叩く。次の人は4拍子を叩き皆が4拍子を叩く。次は5拍子…その様に15拍子まで続けます。1拍目を強く叩く事で頭と他を区別します。1を強く、2と3を弱く。これで1,2,3、1,2,3…と4回繰り返します。4拍子も1が頭。5拍子から頭が二つになります。1と4を頭にして強く叩きます。1,2,3,4,5、1,2,3,4,5…と4回繰り返します。6拍子も1と4。7拍子は1と4と6の3つに頭が増えます。8拍子は1と5。8拍子が一般的な音楽のリズムです。
 9拍子からがちょっと難しい。9拍子は9を5拍子と4拍子に分けて数えるという方法をとります。5拍子は1と4が強く。4拍子は1が強く。1,2,3,4,5,1,2,3,4。これを一固まりとして4回繰り返します。1,2,3,4,5、1,2,3,4、1,2,3,4,5,1,2,3,4…と4回繰り返します。
 次は10拍子。これは6拍子と4拍子に分けます。6拍子が1と4が強く。4拍子は1が強く。1,2,3,4,5,6,1,2,3,4を一固まりとして4回繰り返します。1,2,3,4,5,6,1,2,3,4,1,2,3,4,5,6,1,2,3,4…と4回繰り返します。
 11拍子は6拍子と5拍子に分けます。6拍子は1と4が強く、5拍子は1と4が強く。1,2,3,4,5,6,1,2,3,4,5を一固まりとして4回繰り返します。
 12拍子は7拍子と5拍子に分けます。7拍子は1と4と6が強く、5拍子は1と4が強く。1,2,3,4,5,6,7,1,2,3,4,5を一固まりとして4回繰り返します。
 13拍子は7拍子と6拍子に分けます。7拍子は1と4と6が強く、6拍子は1と4。1,2,3,4,5,6,7,1,2,3,4,5,6を一固まりとして4回繰り返します。
 14拍子は8拍子と6拍子に分けます。8拍子は1と5が強く、6拍子は1と4が強く。1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,5,6を一固まりとして4回繰り返します。
 15拍子は8拍子と7拍子に分けます。8拍子は1と5が強く、7拍子は1と4と6が強く。1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,5,6,7を一固まりとして4回繰り返します。

 一人の時に調子に乗ってそれ以後を続けてみましたら、4つの数が同時進行する事になりとてもわけのわからない事になりました。これが理解出来たらとても数学的で楽しそうな気が致しました。

【歌】
3拍子〜7拍子まで。手拍子のリズムに即興でメロディを乗せて歌う練習。歌詞はなくメロディーです。「ラ〜ラ〜ラ〜♪」みたいね。3拍子だと「ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜」と3拍子のメロディーを4回繰り返します。一人が歌ったら皆で同じメロディーを復唱します。そのリズムをキープしたまま次の人が3拍子で別のメロディーを浮かぶままに即興で歌います。「ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜」、皆でそれを真似して歌います。それを繰り返し全員が一通りメロディーを歌ったら(一周回ったら)次の人(始めに3拍子を作った次の人。2番目の人。)は4拍子に変えます。リズムはキープしたまま拍子を変えます。「ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜」と4拍子で歌います。皆が真似して歌います。次の人が別のメロディーで歌います。これを一周続けます。
 3番目の人は5拍子で歌います。5拍子から繰り返しが2回になります。「「ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜」。全員繰り返しそれぞれのメロディーで歌います。
 4番目の人は6拍子。という様に7拍子まで続けます。
 これら3拍子から7拍子までを止めずにリズムをキープしたままで行います。

 拍子が変わる瞬間が難しいです。口と手が別のリズムになったり、リズムが早くなってしまったりします。また、パッと口が歌い出したメロディーが難しすぎて自分でも拍子を数えれなくなったり。
 ですが、カットさんは言います。頭でこねくり回さずパッと浮かぶものをそのまま行うのがいい。「変なものやってやろう」「おもしろいものやってやろう」と考えるとダメ。欲を出すとダメ。『欲を出すとダメになる』とはカットさんのよくおっしゃる言葉です。
 また、これらの練習は難しいのではありますが、暫く練習に参加しているといつの間にか出来るようになって来ます。私もまだまだなのではありますけれど、始めたころに比べればずいぶん良くなったのではないかと思います。じわりじわりと変化していきます。

【ここでまた、ひと話し】
楽器の準備と共に小休憩。
 淡々とやる、それが情熱というもの。欲があるから、迷うのだと。練習したくないけど、上手くなりたい。どうすれば一番の近道かと迷う。どれが今の自分にとっての最良かと迷う。より良い道を行きたい。間違いをしたくない。と迷う。それが欲。淡々と目の前の道に一生懸命やればいい。それが情熱というもの。
 課題を与えられたら「はい、やります。」って感謝してやるのが一番良い。それが一番の近道。
 あれこれ考えても行わないと始まらないのです。
 芸事に近道はない。目の前の事をやるのが一番の近道。迷わずやるのが良い。
 ちっぽけな自分を守ろうとしない。
「なにが来ても自分なんやけいいっちゃないって私は思う」とかずっちっさん。
知識や論理より直勘力。どこかで肚を決める。可能性は周りにあるのではなく自分の中にある。目の前のものへの誠意。そうしたらそのモノが一番良いものを教えてくれる。それが一番良い。
 
【楽器】
 《太鼓》
3拍子〜15拍子まで。
これは手拍子リズム練習の太鼓版です。手拍子と太鼓を叩くのでは全然違います。手拍子ではできるのに太鼓だと非常に難しいのです。


 《笛》
3拍子から6拍子まで。Cコードのみ。ド・ミ・ソの音だけを使って行います。
これはメロディー回しのリコーダー版です。
一人が笛でCコードを3拍子で吹く。その後みんなでメロディを真似して吹く。次の人が別のメロディーを吹いてみんなはそのメロディーを真似する。
 この練習は始めたばかりですので、拍子ごとで止めて次の拍子に移ります。
 音を取るのは難しいです。

【休憩】
 言い訳をやめる。「どうせ私なんか」「やっても無理だし」
とりあえずやってみる。やってみたら意外と自分が思っている以上に出来たりする。そういう体験を増やしていく。
「そんな言ったって何もやってないやんか。」とカットさんの言葉が耳に残っています。
 「出来ない」「苦手」と思うのをやめる。しなくなるから。
 努力したら報われる、とは言わない。それでも、努力しないと何も始まらない。
 イチローは努力してイチローで居続けようとしている。
 終わった次の日から努力。
「歳だから」「こんな歳からじゃ」そんなのをやめる。

※小林さんは話の途中から照明の準備を始めた。黙々とだまーって静かに。偉いなと思った。
 

【踊り・演奏のセット】
 〈踊り〉かずっちさん 〈演奏〉ちょこさん
 前半イマイチだったけど、後半グッと良くなった。
かずっちさんはずーっと踊っていなかったからどうやって踊っていたか忘れてしまっていた、と話していました。上手くなっている訳ではないが以前はなかった何か別の部分が出て来ているように感じたとカットさん。芝居をやったことによって別の部分が出て来ているのだろうと言われていました。劇作は踊りに反映されるようです。
 またちょこさんのボイスはファッティマ・ミランダ(名前間違っていたらごめんなさい。)のようだ、と話されていました。今朝聞いていたからそれが出たのだろうという事でした。

鹿児島の照明が非常に良かったとおっしゃっていました。照明に布をかけて光量を調整したりしました。照明を1つのみにして部分照明にしました。ただ、写真を撮るときはくらいかなと思い写真を撮る人が構えたら明かりがいくようにもしました。
闇の使い方が良く、芝居の照明ではないけれど踊りの照明として非常に良かった、とおっしゃっていました。

かずっちさんの踊りが非常に綺麗でした。

 〈踊り〉鹿児島 〈演奏〉小林さん
 鹿児島は新しい。深みはないけれど良かった。立ち方が変わった、”意味ありげが少なくなった”とおっしゃいました。
 踊る前、小林さんの音を聞きながら心地よく色んな動きが出て来ていましたので、そういう意識で始めたのですがいざ始まるとそう上手くはいきませんでした。
もう一つには色んな動きを出すことに気持が向かいすぎていたのかもとも思います。始まる前は考えず浮かぶままに動いていましたが始まってからは色んな動きを出そうという気持ちになっていました。また、始まる前もそうですがもっと一つの動きに執着してもよかったのかもとも思います。一つの動きは一つの楽器の様なものなのかもしれません。その楽器が教えてくれる。その動きが教えてくれる。
 
 小林さんは考えすぎ、馬鹿になると良いと話されていました。小林さんは恐れず飛び込む事が課題なのかと思います。
 ですが、みな芝居で新しい感覚を吸収したようです。何をやっても何にも反映されるのです。
 
 〈踊り〉ちょこさん 〈楽器〉かずっちさん
 かずっちさんは瞬発力、疾走感が良い。”意味ありげ”ではない。
 ”意味ありげ”はやらない方が返って意味が浮かび上がってくるものなのだそうです。僕もその辺りを意識してみようと思いました。
 また、考えないからスピードが速い。思考のスピードが。
 考えていないから終わりが来たらわかる。
 考えていると自分のプランがあるから、「あ、終わりかな」と思っても止めれない。
 考えないと流れがわかる。間合いがわかる。場の意思がわかる。場の意思とシンクロする。
 
 即興の極意。場の意思を反映していく。直感の世界。ニュートラルにしたがって行く。
 そこのあたりの事が2人ともかなりレベルが高かった。
 ちょこさんは、衣装をつけた。それは踊る前に考えたという事。始まったら何も考えない。
 かずっちさんも、始まる前にどの楽器にしようか考えたという事。始まったら、全然違う楽器にいったりもする。
 が、ちょこさんは途中で息が切れた。ずーっとピークで行くのが良い。待っていたらまた良くなってきたから終わりの合図を出したとの事でした。20分ピークで行けたらいいね、との事でした。

 より深く、より強く。
 行う事で次の課題が見えてくるだろう、との事でした。
 
 〈踊り〉小林さん 〈楽器〉鹿児島
 2人とも考えていなかった所が良かった。さっきのセットの影響だろうと話されていました。
 今回初めて小林さんと掛け合いをしたような気がしました。近すぎてコミュニケーションが取り難い部分がありまして。今回初めてその辺が溶けだしたかなと感じました。
 小林さんは以前からよく演奏側に入って来ていましたが僕の方の心の問題といいますか、考えない事というのが出来ていず受け入れる事が出来なかったのですが今回良い方向への1歩ではないかなと感じました。

 鹿児島はボイスをしながら左手で太鼓を叩きながら右手は別の太鼓を叩きながら3つ同時にやっていて自分で驚いた。どちらも太鼓だから同じようなものかもしれませんが僕の中では驚きでした。邪魔をしていたのは思考なのだという気がしました。

 やろうとしたときにやれるための技術を地道な練習で獲得していくのだと話されていました。
 四の五の言わずに訓練して、『強さ』『精神的な強さ』を身に付けて行こう!と〆られました。




【食事】
・かずっちさん/豚の角煮
・小林さん/マカロニサラダ
・鹿児島/寒天
それから、カットさん宅の鍋とご飯がありました。

 僕はカットハウスで久しぶりにゆっくりご飯を食べました。劇作中は必死に煙草の時間確保を考えていましたので。ゆっくり噛んで、ゆっくり飲み込んで。一つ一つの料理を味わって。

【絵の時間】
・小林さん/背景が上中下と3色に分かれている。茶色と黄色と青。「地面と空」なのだと小林さんが言いましたので、「成程、こういう向きなのか。」と青を上に、茶色を下にした所。「茶色いのが空です。青いのが地面。」なのだと注意を受けました。素敵な感性です。その3色の上に円を書く様な3色のライン。「竜だ!」と僕は思ったけど、真意は伺わなかった。結構素敵な絵でした。

・かずっちさん/テーマは「ようこそ」赤・緑・黒・白の4色で描かれている。”生”の赤、緑。”あの世”の黒、白。なのだそうです。前回か前々回当たりでもこの様な色使いだった気がします。より良くなってきている気がします。
 より良くとはなんなのでしょう。本人の描く絵なので僕たちには理解できない。本人の描きたい物を描けているのが良いものなのかなぁ、と思います。それが強いものなのかなぁと。まだわかりませんが。
 では描きたい物とはなにか。本人の中に固まった確固としたイメージか。そういう場合もあります。そうでない場合とは。頭や体にあるモヤモヤしたなんとなく存在するイメージ、感覚、雰囲気、空気感。この場合も確固とした研ぎ澄まされたものの方がいいのかなぁ。まだわかりません。

・鹿児島/黒墨と朱墨の2色で描きました。「墨!」と思ったので墨で描き出しました。「あっ朱墨もある!」っと思いましたので朱墨も入れました。「イメージはIHARAさんのライブペインティング」あの勢いと潔さ。っと思いましたので潔くサッ、サッと。そうしましたら、スラスラ描けまして制限時間20分なのに5分ほどで「あ、終わりだ」になってしまいました。すごく迷いましたがまだ描く事にしました。けれども、いざ描こうにも描けない。どこに描こうにも定まらない。実行してみてもシックリこない。20分ぎりぎりまで血迷いながら付け足しをしていました。
 カットさんにその様でした、と報告すると「観ていてもわかった。あ、ここで終わったな、と。付け足しよったけん、足さんがいい、って止めようかと思ったが放っておいた。」との事。
勘や感覚が大分鋭くなっていてとても良い感じであったが、その見分けをつけれる様にならないかんとの事でありました。「もし、付け足すとしたら2,3日、置いてからであろうな」とも話されていました。

 僕が今まで絵を描いて来て思うのは感覚の鋭さ。ビリビリした感覚の時が良いのが出来る。良い感覚良い心地で描ける。時間感覚が膨張される。空気と触れあえる。ビリビリとは頭の奥の方とか腕や顔の皮膚がビリビリ、ピリピリした良い感覚の時。頭の奥の芯で次から次から小爆発が起こっている感じの時。露出している部分の皮膚がピリピリ。外の世界、空気の振動と触れ合っているのだと思います。
 状態の維持であります。

 また、カットさんのお話。『詰めて作品の完成度を上げる』のと『即興で(その瞬間の判断で)作品を作り上げる感覚』とどちらも大事である。
 即興の方は、その瞬間にそこに有るあらゆるものと出会ってそのものに聴いて教えてもらって学ぶ事。
 いえ、完成度を上げる場合でも同じことかも。

・ちょこさん/すごくシンプルで素敵な絵。僕のと間逆な絵のように思います。シンプルな絵、線もシンプル。すっきり。そして線の素敵な配置の仕方。猫が描いてありました。この猫の描き方がありえない描き方でかわいらしい。ちょこさんの感覚は僕には理解し難いからすごく惹かれます。でも僕にもその様な感覚が眠っているから惹かれるのだろうと思います。次は僕もこの様な絵を描いてみたい。

【大耳だより発行】と【小耳DVDの発売に向けて】の話し合い
大耳だよりは12月に発行する予定が劇作が忙しくて遅れて遅れて新年号になってしまいました。
1月一杯に発行する予定です。皆さまお楽しみに。
 合わせまして小耳プロジェクトのDVD『愛と黄金〜青い鳥の居る風景〜』も近々発売予定ですのでこちらも合わせてお楽しみに。ご予約頂きました方々ありがとうございます。
 このレポートを描いている間に大耳だよりは完成しました。次回の夕べにて配布予定でございます。

【今年の表現塾について】
 今年はスタッフ力を高めて行こうというテーマで進んでみようという事になっています。スタッフ力とは相手を思いやる力。
 「出たい出たい。自分が出たい」は自分・我だから、スタッフ力を高めるとは小さな欲を捨てる事。

 行事としましては、
 3月「花見」、5月「大耳ライブ」、8月「山上の夕べ」、12月「小耳プロジェクト」
大耳だよりも同じ時期に出して行きたいと思います。

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 今回の表現塾は、ここまで。
 このレポートを書いての感想。今回はとても心地よく楽しみながら文章が書けました。思い返しながらメモを見ながら沢山の出来事を反芻しながら。一度行った内容を文章にする中で思い返しながらその時よりは冷静にその時の事を見つめる作業はとても面白いものです。それは今の僕はそこにはいないからだと思います。そこにいる僕は行う事にいっぱいいっぱいですので。ただそれでいいのだと思います。行わない時に一杯考え行うときは考えない。という感じで今年もガバっていこうと思います。読んで下されている方、ありがとうございます。時々、「あのレポートさぁ」などと話に出ると「読んで下さっている方がいる」と吃驚すると同時に感激致します。ありがとうございます。
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★名島表現塾での宿題の詩を下記サイト、mixiの”名島表現塾”のコミュニティに掲載しております。宜しければご覧下さい。  
PC版アドレス http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=2792351
携帯版アドレス http://m.mixi.jp/list_bbs.pl?&id=2792351
 

★次回の宿題
・おかず一品

★次回持って来るもの
・絵を描く画材とスケッチブック/なんでもよい。自分が描きたい画材とスケッチブック。

★次回の表現塾の活動日(変更の可能性もあります)
 1月22日(日)15時からです。

**名島表現塾では新しい塾生を募集しています**
 *活動は毎月第1・3日曜日(変更有り)
※1月は第1・3日曜日 (1月8日と22日)
   ※2月は第1・3日曜日 (2月5日と19日)
 
 *参加費は、
  塾 生 /ひと月4000円(ひと月二回参加)
  体験入塾/ 一回2500円 です。
*時間は15時〜22時位まで
*場所は名島神社の下、下松邸【連絡先;092(673)4156】
*途中帰宅も可(要相談)

 詳しくは、mixiの名島表現塾コミュニティ
  PC版 http://mixi.jp/view_community.pl?id=2792351
  携帯版 http://mixi.jp/view_community.pl?&id=2792351
  をご覧下さい。

皆様、読んで下さり、ありがとうございます。
2012.1.21

コメント(1)

レポートありがとう。

今回は今までの中でも一番長編にして内容も重量級ですね。
君の情熱をドーンと提示されたようで身が引き締まりました。

今年一年こんな感じで楽しくじっくりやって行きましょう。
今日の表現塾もよろしくお願いします!

写真は1月8日の名島表現塾

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