ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

大耳ネットワークコミュの【第4期表現塾4回目】2月28日レポート

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2月28日、第4期表現塾 4回目のレポートです。
今日は、いくみさん・さちんさん・鹿児島。かずっちさんが途中参加の4人でした。小林さんは病欠でした。

今日から行う順番が変わりました。

まず、【宿題発表】
・いくみさん
 :絵/トイレの中。大きな施設など女子トイレは行列ができたりする。向かう先は個室の空間。その空間というのを求めて人々はそこに並ぶ。その奇妙さ。また、その個室の空間の中で実際には何が起きているのかはわからない。そおいうのを描いた。口元にハンカチを当てニコニコ顔で個室を立ち去る女性の影は悪魔の形。個室の中には悪魔が描かれていました。何とも言えない面白さを感じました。着眼点がおもしろい、との声も。
 :詩/あやつられている、所詮、人生ゲーム。奴らに操られている。でも生きる。でも、所詮、奴らに操られた人生ゲーム。そんな詩。
 :詩/何が本当の正解か。多数派が正解か。それでいいのか。なぜ疑問を持たない。では少数は正解か。何が本当の正解か。そんな詩。主張が強いね、との感想がありました。それはいいことで、それを如何に聞きやすく見やすい形で提示するかが大事である、とのお話がありました。
・さちんさん
 :絵/黄緑を全面に塗りたくり、モノを貼付けたもの。紅茶のパッケージの象のイラスト、絵の具のチューブ、布。その上にまた色を塗る。固まりかけた絵の具を捨てられずに塗りたくった。それらがでこぼこの効果を出していました。やってみたくなる非常におもしろいものでした。その全面に塗られた黄緑も筆を使わず手で塗ったそうです。
 :詩/ふりしてる。ふりしたフリしてふりしてる。その様な言葉遊びで進行させつつ主張が展開していく。上手だなぁ、と思いました。
 :詩/日常的な物を(引っ越しの新生活を)淡々と詩にのせ静かに歌ったもの。詩とはなんだ?と悩んでいた自分としては、こおいうのも詩なんだ!という衝撃がありました。俵万智の『サラダ記念日』の話が出て来ました。
 :詩/日常的な物を言葉遊びにのせリズミカルにPopな感じで書いたもの。さちんさんは作品に仕上げる力があるなぁ、と感じました。僕は今回絵を二枚描いている時に「出て来たアイディアの善し悪しよりもそれを作品に仕上げていく力、(まだやれるまだやれる、という頭の考えを実行して行く力)の方が重要なんだ」と感じたから、それを目の前に出されたようで、驚きました。
・鹿児島
 :絵/中心に裸の女。バックに様々な色を水彩でのせた鬼の顔。友川かずきを聞きながらそんなイメージで描いた絵。
 :絵/ポスター的な絵。地球の上にイルカと人っぽいもの。その上に青い太陽とみどりの月。画面全体に大きな顔。その上に散らばる黄色い雲。イメージは小林よーこさんとサチンさんと松本Kさん。もっと大きな物に描いてくる様に言われました。
 :詩/感覚的に痛みについて書いた詩。詩というものがよく分からない、と言うと、とても詩らしい詩だ、という感想がありました。色や感覚で表現したもの、という声がありました。
 :そんな詩をあと2つ。

それぞれについて感想を言い合いながら、脇道にそれた話を掘り下げながら、時間をゆっくり使っての宿題発表でした。
詩の話で石川啄木、宮沢賢治、寺山修司、別役実、の名前が出て来ました。
それぞれの地点で気迫を入れてかいてほしい。という話がありました。


【脱力・発声】
柔軟体操、上半身の脱力、寝にょろ、にょろ転、そのまましばらく踊り。
発声。さちんさんと鹿児島は劇作練習の前の発声練習のお陰で前より長い発声ができるようになったと思う。

【リズム】
2拍子から8拍子。8拍子の裏ノリ。9拍子。6・4の10拍子。その裏ノリ。6・5の11拍子。7・5の12拍子。その裏ノリ。
メロディー回しは3拍子から6拍子まで。
かずっちさんが体操が済み、ここから参加。成美ちゃんも手拍子で参加。
3拍子と6拍子は違う、という話がありました。メロディーの中に間を入れている人もいました。間が入ると全然印象が変わります。やるほうもすごく難しくなります。けれども、すごくおもしろくなると思いました。

【しゃべり】と【楽器演奏】は今回はナシ。

【踊り・演奏のセット】
班分けは
・いくみさん・さちんさん
・かずっちさん・鹿児島
      写真/成美ちゃん          です。


●いくみさんの演奏は踊り手をよく見ていたのがよい、と言われていました。タブラを叩きながらボイスもしかっり、やっていました。まだ、3回目なのにすごいなぁ、と思いました。フーフーフーフーというボイスをしながら、タブラを叩いて、アフリカっぽい民族音楽のような印象でした。さちんさんの踊りは今、過渡期、見る度に爆発している印象があります。「踊れるところでは踊るといい」というお話をされてました。表情もすごく奇麗なのです。

●かずっちさんの演奏はボイスのセンスがすごくいい、という感想を言われていました。技術をつけると、そのセンスをもっと活用できるようになる、とのアドバイスもありました。鹿児島の踊り、前は1点に動きが入るとそこに集中してしまっていたが、動きに展開が出て来たのがいい、という言葉を言われました。

●さちんさんの演奏は、リコーダーを吹きながら声も出すという面白いことをしていました。木琴の音が印象的でした。音色というより、木を叩く音の様に使っていました。リズムも変拍子をいれていたり、また、終わりの合図の出し方がよかった、と感想を言われていました。

●かずっちさんの踊り、きれいな踊り、美しい感じの踊り。表情もよかった。かずっちさんはこの頃表情が素敵だなあ、と思います。3拍子の演奏に合わせて踊る場面などもありました。良い点は、表現が前に出る姿勢。弱点は、どっかで客に媚びる瞬間があるから、そこを克服するといい。というアドバイスがありました。鹿児島の演奏は、鉄琴と木琴とボイスの演奏。静かにきれいな印象。終わりへの変調がむずかしいなぁ、と感じました。「2人とも以前とは違ってきている。共演者とのつながりもその1つ」との言葉を頂きました。

終わりの合図についての話がありました。時の意思、その場にいる神の意志に反応・従っていれば、ちゃんと終わりが来る。技術は訪れたものへ反応するため。訪れても技術がなければその通りに反応ができない。訪れるとは、音ずれ。神が音でやってくる。それと、『アニミズム』精霊信仰についての話が少しありました。


【劇作】
班分けは
・いくみさん・さちんさん
・かずっちさん・鹿児島
      写真/成美ちゃん          です。

●かずっち班は『トイレを探す』夢を見た。と『フィギュア・スケート』のニュースを元に劇作。
暗転の中フィギュア・スケートのかずっち選手の登場を告げるナレーターの声。スポットライトがつき、かずっち選手が照らし出される。曲はエリーゼのために。踊っている舞台の途中からおしっこがしたくなるかずっち選手。我慢の表情が体のキレが迫真の演技ととられ、会場が沸く。審査員もうなる。これはかなりの高得点か!?と、思われた時、どこかからか、かずっちを呼ぶ声。「おい、おきろ。どうしたんだ、大丈夫か?」と旦那の眠たげな声。「あれ〜?え〜…?スケートは〜?」寝ぼけたかずっち。「は〜?何言ってんだ?おまえ」「あっ!!!おしっこ!!!!!!おしっこ、もれちゃう!!!!!!!」と、トイレへ駆け出し退場。「え〜?お〜い?あーッ!!!つーか、俺もやべぇ!!!俺もトイレ!!!!!!!」と、旦那も退場。と、いうお話。

古典的なギャグを最後までしっかり演じたのがすごい。といわれました。チャップリン的おもしろさ、との声も。ひねった感じでなく、ギャグの王道をいった感じがいい。夢オチを想像させない展開がいい。などの感想もありました。


●さちん班は『フィギュア・スケート』のニュースから劇作。
とある風俗店。ピンクのライトの中、椅子に座っている男。そこへ女が入ってくる。「おじさ〜ん」と艶かしくくねくね動く女。男が「おじさんはねぇ、こんな店に来てるけど、実はフィギュアスケートの審査員なんだよぉ」と告げる。驚く女。自分の名前を告げ、フィギュアスケートの演技をしてみせる。気づく男。お金が必要だから風俗店で働きながらオリンピックの練習をしていることを告げる女。サービスするからいい点をつけてつけてくれるように頼む女。じゃあ、この店のスペシャルメニューの『花びらびらびら大回転』を見せてくれるようにいう男。
オリンピック会場。点を入れてくれなかった男をなじる女。実はあの風俗店に別の選手が二人勤めていたこと、その2人の選手の方がスタイルがよかったこと、を告げる。「いや、君もいいんだよ」などと。女はシクシク泣き出す。女は昔、その審査員が選手だった頃の演技をみてオリンピックを目指し出したことを告げる。「なのに、なんで…」と泣く女。「おっし、じゃあ、2人で4年後のオリンピック、フィギュア・スケートのペアで金メダルを目指そう!!」
と、いうお話。

女性二人で考えてこの様な物が出て来たという事に驚きました。
さちんさんの演技が艶かしくてよかったです。白いシャツを照らすピンクのライトがいい感じでした。
いくみさんのおやじ役はハマっておりました。いくみさんの声、トーン、言葉、がすごくハマっていました。素敵です。
もし、男二人でこれを思いついてやったとしたら、もっとお馬鹿な激しい劇にしてしまうだろうという気がした。女性2人だからしっとりとした艶かしい感じにできたのだろうという気がしました。
「2段オチがすごい」という感想もありました。


【おかず】
・いくみさん/野菜炒め
・かずっちさん/あゆの昆布巻き
       /ししゃもの天ぷら
・さちんさん/大豆の五目煮
・鹿児島/炒り卵
    /大根の葉っぱとトマトケチャップのスパゲティー

このほか、ちょこさんのお味噌汁とご飯がありました。


★次回の宿題★
・絵。 テーマ:なし。自由に描きたい物を描いていいです。
・詩。 テーマ:なし。自由に書きたい物を書いていいです。
・おかず一品
※全員共通です。


※第4期表現塾は開始時間が15時からになります。
月2回、夕べの翌々日の日曜日、月謝は1ヶ月4000円、体験は1回2500円です。塾生は随時募集中です。

コメント(1)

【表現塾の宿題発表】:鹿児島

日曜の午後、雨はあがり
痛みの波は引いてしまった
小鳥たちの声
少しまぶしい 雲を突き抜けた太陽の光
僕は好きだった
このような チクチク刺さる痛みの事が

ゆるやかに流れる時間 
赤い風船のように 気にしない事を少し覚えた

船の発車を告げるベル 沈黙の漂う空間に木霊こだまが響いた
僕の心を乗せて 人々の心を乗せて 豪華客船
町の中を流れる
沈没すれば痛みに変わるのに
幸せ 幸せ 


痛みの木霊 沈黙 午後4時 オレンジの世界が迫る中
誰もいない 紫の時間に
足音が響いた

これでいいはずなのに
笑顔もむなしく 大空は小さくなってしまった
誰もいない声だけが 存在している

日曜日の午後 雨はあがり
それでも僕は このままゆこうと思う

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

大耳ネットワーク 更新情報

大耳ネットワークのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。