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大耳ネットワークコミュの第12回 オカルト倶楽部「身体論?」レジメ

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 「身体論」。これは全十二回しかしていない「オカクラ」の四分の一をしめる主要テーマ。僕自身長いこと武術を学んできて、一番関心の深いテーマだ。だがしかし、一番語るのが難しい・・・語るに落ちるテーマでもある。
 昔の能楽師に、そこまでの舞を極めた境地を文章に書きとめられてはと人に勧められ、「自分は能楽師として、モノ書きになったらしまいと思います」と、たいへん耳痛いことを言った人があったが、「身体論」を“語る”難しさは、そういうことだろうか、と思う。

 それでもあえて、身体の重要性とは何か、ということを語り、何らかの結論を導き出すとしたら、それは身体が、「今、ここに在る」というリアリティーを感じる場所であるということではないだろうか。
 そしてさらに、そのリアルな場所(身体)を感じるには、その身体を取り巻く空間性ということも重要だと思う。空間性と言うとやや大仰だけれども、平たく言えば、例えば音楽を聴いているその中で自身のリアリティーを感じる人もあれば、森の中にいるときに感じる人もある。さらに押し広げれば、読書をしているときにこそ感じている人もあっていい、と思う。

 「オカクラ」で、よく言われるのは、人がそのリアルを感じようとするとき、何かがそれを抑圧しようとしているのではないか、ということ。そして敏感な人は、その抑圧を強く感じているのではないかと思う、ということ。
 では一体その抑圧とは何か。べつにここでフリーメーソンの陰謀と、横道にそれても面白いかもしれないが、実際よく話されることはリアリティーを感じる空間性(モノ)を、なんでも商品に還元してしまう資本主義の構造がそれ。読書ならその書籍。音楽ならCD。森ならばそこへ行くための旅行パック。
 べつにお金を出してもリアルを感じるならそれでいいではないか、という意見もあるだろうが、例えば資本主義はそれら商品を売るために、その商品の価値を(コマーシャル等で)過剰にしてしまうという事がある。そうなると、そうした空間性(モノ)は、リアルではなく、そのリアルに対し過剰に混ぜ物をした「情報」に変換されてしまうのだった。
 例を挙げれば旅行等で実際の名勝を訪ねてみると、広告の写真にはない電柱があったり、その場所にそぐわない近代建築が遠景に見えたりして、期待して行ってはみたけれど、実際の風景に「な〜んだ」と、もし思ったら、それは過剰な情報に期待させられていたという事ではないだろうか。
 そういうわけで人が生活するこの現実空間は、実際のリアルに対し、過剰な混ぜ物をした情報空間ではないかというのが、「オカクラ」のひとつの結論。禅宗ならばこの世界がバーチャルであるということを、座禅という修行の中で“体験”し、この世界の真のリアルをみて、あえてまたバーチャルな世界に帰ってくるだろう(この帰ってくるという行為も、実はとても大切)。こうしたとき、そのバーチャル性とリアル性を判断するリトマス試験紙が、自身の実存、身体ではないか。

 僕個人の意見を述べれば、リアルとはごく幽か(かすか)なものではないかと思う。身体論を語るとき難しいのは、その幽かなリアルを語らなければならないということだろう。語る行為とは、もう既にその幽かなリアルにとって過剰でしかない、と思う。
 リアルという言葉を置き換えれば、存在。ただ存在することとは、幽かなことではないか・・・・この辺の考えは僕の趣味ではあるけれど、能や日本の美意識を、幽玄のきわにあるものとして表現してきた歴史をみると、少しは心強く思うのだった。

 今回「身体論」は、少しは実践を交えようということで、講師のH氏の指導で「密息」なるものをやった。呼吸法の一種で、横隔膜を下げ、下腹部を膨らませたまま静かに呼吸するというもの。複式、胸式と違って、膨らませた下腹部は呼気も吸気もそのままでいる。そして実際の息の調節は骨盤でするというもの。自身の身体を通してやってみると、難しいのがよくわかる。まず自分の日常習慣や知識で憶測しても、できないことが理解できるはずだ。しかし、この出来ないというところが大切で、このできないことが分かった瞬間、人は今まで自分の身体の何を知っていたのだろうと、はじめて自分と向き合うのではないか。

 オカルト倶楽部で深夜を回った頃こんな話があった。それは最近のビジネスマン(ひいては一般の人)は自分の仕事に関して完璧であることを要求されすぎているのではないかということ。もちろん自分の仕事に関して完璧を自負すること事態は悪いことではないのだけれど、けど、それが行き過ぎて、人は人生すべてにおいて完璧でありすぎるのではないだろうかという話。言い換えれば表面上この社会には、“できない”ということがないのではないかと思うのだった。
 このことは、もちろん時代の雰囲気でしかないし、個々をみて全部が全部そうだというわけではないのだけれど、雰囲気としては、この社会にはそうしたことがあるのではないだろうか。

 そのことを、さらに推し進めてみれば、“できない”ということのない社会では、もはや自己の内面に立ち返るというようなことがないのではないか。さらに先へ、ただ先へ進むしか道はなくなっているのではないか。たぶん此処が価値観の大きく分かれるところだと思うのだけれど、そこには勝ち組みになるために先へ、さらにより良いモノへと進むことを至上とする人たちと、そうした価値観、ひいては人間観に疑問を持つ人達がいる。たぶんオカルト倶楽部の立場は、その後者の方だろう、と思う。
 今までの日本では、この後者の価値観はいわゆる趣味人の戯れのように思われてきた。しかし、競争原理の導入や、市場原理至上主義的これからの社会では、それに対するオルタナティブな価値観こそ成熟するべきではないだろうか。でなければ、この社会に生きる人々は・・・いや、僕個人としては、とても息苦しくて仕方がなく思うのだった。

おしまい

補遺ホイ。

 その他面白かったのは、僕たち人類の祖先が誕生する以前にいたネアンデルタール人の話やボスコ人のこと。

 ボスコ人はその遺構があまりになく、陸地ではなく海洋に住んでいた海の人ではないかという話。アンデルタール人は誕生してその勢力を拡大し、その後僕たちの人類が生まれるのだけれど、僕たちの人類が生まれたとたん、なだらかにではなく、いきなりぷっつりと消滅してしまう。その遺構もある年代を皮切りにぷっつりと消えてしまう。面白い説には、ある時期から(脳の発達と関連して)洞窟の奥深くに消えていったのではないかという。

 他、興味深かったのはインディゴチルドレン。

 ■インディゴチルドレンに関する情報
 http://doreen.jp/angelguide/007children.html

 人によってはいわゆるトンデモ話に思うだろうが、僕は時代や人間を観察するとき、信じる、信じないなんていう狭量な二元論になるよりも、もっといろんな視座があって良いと思う。

コメント(8)

第12回 オカルト倶楽部「身体論?」の活動内容の写真です。
左の写真は美味しい食事の図です。
中央の写真は身体訓練で密息という呼吸法を実践しているところです。
右端の写真は新部君指導のもと、居合い抜きの実践をやって身体の使い方を学んでいるところです。
わぁ・・・真ん中の写真ですが、お腹が膨らんでいるのがハッキリ写っていますね!

居合い抜きのときの新部君の姿勢が、とても美しいなあと思いました。
わたしも真似してみたくなり、木刀を脇に差してみました。
癖になりそうです。
ブログ更新しました。
この時のオカルト倶楽部の模様をブログにアップしました。
写真が、あと6枚追加してあるだけですが、よかったら見て下さい。
http://blog.livedoor.jp/ohmimiblog/

ミ2のちゃん、新部君の姿勢はほんとに様になっていましたね。
僕も木刀を振り回すの楽しかったです。
いつも大耳情報に刺激受けています。
大耳の方々に東京にも来ていただけるように、こちらからもいろいろ引き連れてそちらに行けるように、小さい事からこちらの仲間とミーティング重ねております。
日本国中の志と気合のある人々と、また海外からの招請や海外への派遣などアーティストで独自の潮流を作っていければと考えています。

もんもんさん、大耳の事気にしてもらってありがとうございます。
僕らも、もんもんさんの活動にはいつも刺激をもらっております。

以前話しのあった東京へ行く計画は、機会があれば行こうなどと相談しているのですが、何せ「勝手にいろいろやる」というのが大耳族のモットーなので、なかなか話しがうまくまとまりません。
ですが、何とか流れを作ってご期待に添えれるよう努力していくつもりですので、今後ともよろしくお願い致します。
オカルト倶楽部忘年会編07年12月29日
の模様を写真と感想にしてブログに載せています。
よかったら見て下さい。
http://blog.livedoor.jp/ohmimiblog/
新部君って座ってる姿からやぱり違うんすね。ちょこさんも凛としつつ脱力しているような掴みどころのないオーラを放っておられ魅惑的であります。ああ〜、行きたかったでごわす。
オカルト倶楽部&忘年会編08年12月27日
の模様を写真と感想にしてブログに載せています。
よかったら見て下さい。
http://blog.livedoor.jp/ohmimiblog/

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