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ポール・ディアノコミュの私はコレでメイデンを辞めました

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ポール自叙伝『The Beast』Chapter 7 p91〜p99

今日はちゃんと読んでみました。ちょうど開けたところが、ポールがメイデンを辞めるところだった。ここは、メイデンを辞めるに当たって、ポールの感じたことを書いてあるので、すっごい面白い章です。

まず、ぶっちゃけたことを言うと、ポールは生活態度が悪くて首になったんですね。コンサートが連日あるにも関わらず、大酒かっくらうわ、コカインはやり放題で、声が出なくてギグをキャンセルしたことも何度もあると。

こういう態度をバンド漢・すちーぶ・はりすが好きなわけがない。で、すちーぶは自分では酒大好き、と言っているようなんですが、ポールに言わせると「スティーヴは全然飲まない」そうで、ポールの素行が悪くなるにつれ、他のメンバーとの距離は開くばかり。

この生活態度に関してポールが言うには、ポールは、『キラーズ』の頃からバンドの音楽性が嫌いで、

「100%好きじゃないものに100%自分を注げない」

つーことで、ちょっとイヤイヤやっていたようなところがあり、そういう憂さ晴らしのためについつい深酒したり、ヤクやったりしていたと。

マーティン・バーチはいい人で、すばらしいプロデューサーだけど、『キラーズ』は、それまでメイデンが持っていた荒削りさ、パンクっぽいエッジがなく、段々気取った芸術みたくなってきた、と。

これに関しては、私は賛成せずにはいられません。私は『キラーズ』の曲は全部好きなのですが、いかんせんエコーかけすぎ!!『ドリフター』聴いてよ!ポール、お風呂で歌ってるみたい。あれがライブだと、余り研いでないナイフでブスブス刺されるような緊迫感がある。ライブでかっこ悪い『ドリフター』って聴いたことないし。

ツアーが進んでいくに従ってポールの鬱もどんどん酷くなり、田舎の幼馴染にしょっちゅう電話をかけてはバンドの愚痴を言うようになる。そうすると幼馴染たちは、「メイデンを辞める?!冗談だろ!すごい儲けているのに!」と言われ、ポールも「そうだよなあ」と思い辞められなかったと。

こういう感情をポールはバンドのメンバーには相談しなかったみたいで、「打ち明けてオープンに話せば状況は変わっていたかも」とは言っているのですが、どうですかね。

で、極めつけは、最愛のおじいちゃんが死んだこと。ツアー中にも無理してスケジュールをやりくりし見舞いに行ったりしてたんだけど結局死に目に会えず、それが悔しくて悔しくて、もうバンドなんかどーでも良くなってしまった、と。

で、コペンハーゲンのショウのあと―昔からの友達と飲みに行ったポールは「すごく解放された感じがした。心を決めたから」

次の日、バンドの定例ミーティングがあり、いつもの通りツアーの感想やら、意見やら、世間話から入り、ポールは、意を決してバンドに対しての不満を述べた。

「しかし唯一俺が考えもしなかったことは―他のメンバーは既に俺を首にすることに決めていた」

ここでポールは、「口論も殴り合いもなかったし、お互い納得しての決断だった」ってのをやたら強調しているんですけど、マネージャーのロッドに

「ポール、君が辞めるのが双方にとって一番だと思うんだ」

と言われて、

「いいよ、どうせ辞めるつもりだったし」

って言うのは、「お互い納得」じゃないんじゃないかな〜。ポールはやっと「バンドに自分の気持ちを伝える決心」をしたんでしょ?それはバンドに残りたいという意思表示だよ〜。やっぱ首になったんですよ、あなたは!

スティーヴ・ハリスのヤル気とか情熱とかってスゴイ、と思うのですけど、どっかスポ根入っているじゃない。ポールってのは、ジョニサンとかボン・スコットよりの、「へろへろに身を持ちくずすロックスター」の器なのですよね。

だからやっぱ合わなかったんだろうなあ、つか、ポールは素晴らしい声を持ってて、歌も最高に上手いんだけど、バンドを続けて行く強い意志とか、そういう精神性が幼稚過ぎると思うの。

この頃まだスティーヴもポールも20代前半だと思うんだけど、やっぱビッグになる人はスティーヴみたいに、このくらいの年齢でも自分の意思みたいなものをびっしり持ってなくちゃダメなんだよね〜って、自分にも耳が痛い意見を言いつつ、今日は失礼いたします。

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コメント(2)

仲良しこよしのバンドよりも、トラブってるほうが
名盤って生まれやすいのですかねぇ。
スモートリーさん、

というかですね、色々自叙伝読んで思うのですけど、結婚と一緒で、長年同じ人と一緒にいると、やっぱ人間色々不満が出てくるようで、どのバンドも多かれ少なかれ、というか揉め事のないバンドってないみたいです。それに加えてツアー、ツアーの生活というのはかなり精神的に堪えるようで、そういうぴりぴりした生活からさらに揉め事が深まる、という悪循環。

だから、同じメンバーで長く続いているところは、それだけでもかなり偉い(涙)

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