★チャンプ！作文中★コミュの金田一チーム～犯人は誰だ！～最終章

すると血だらけの老人、清水さんがゆっくりな口調で話し始めた。

「５年前、ここにいつものように妻と散歩に来たんだ。今日のようにキャンプを楽しむ人たちを眺めていた。
もともと妻は病気で右目が見えなかった。でも妻は左目だけ見えれば充分だといつも明るかった。しかし。。。

勝浦の奥さんの祖父母はもともとかなりの神経質で、この日もキャンプをしてる若者達のマナーの悪さに腹を立て、血相を変え、竹刀を振り回し、若者達を追い出そうをしていた。その竹刀が運悪く妻の目に入り…大事な左目の視力も失ってしまったんだ。そして妻は生きる希望をなくし、自殺をしてしまった。その場には近所に住む樋口の嫁さんもいた。樋口の嫁さんは、妻を助けることなく、逃げていった。マナーの悪い若者達の一員だったんだ。

勝浦の奥さんの祖父母は、なんの謝罪の言葉もなく、むしろマナーの悪い若者達を見てみぬふりをしてるお前達にバチが当たったんだといってきた。そしていつの間にこの町から出ていってしまった。ワシは奴らを許せなかった！絶対に殺してやる！そう決めた。しかし、風の噂で勝浦の奥さんの祖父母は交通事故で死んだと聞いた。でもワシは納得がいかなかった。

樋口の嫁さんを殺したのはワシだ！あの時の恨みをはらせてワシはうれしい。しかしまだワシの復讐は終わっていない！

勝浦！お前も樋口の嫁さんと同じように殺してやる！勝浦の祖父母にそっくりなお前をな！」

すると、清水さんを取り押さえていた三原さんを振り払い、勝浦さんの奥さんに向かっていった。
すると。。。

バンッ！！

大きな拳銃の音。

清水さんはナイフを持った手を打たれ、その場に倒れた。

「警察だ！」

あの日以来、僕達はあの川原には行っていない。
しかし毎年この時期に僕達は清水さんの奥さんのお墓参りに行っている。

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