年末恒例の各種ランキングが次々と発表される中、米Rolling Stone誌に続き、TIME誌の恒例企画「The Top 10 Everything of 2010」で発表された年間アルバム・トップ10でもカニエ・ウェスト(Kanye West)の“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”が1位に選ばれた。
人気ヒップホップ雑誌The Sourceでは最高評価の「マイク5本」を獲得したカニエ・ウェストの“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”。TIME誌はこの作品を「カニエ・ウェストは、いつも母親の足元にまとわりついて気を引こうとしている小さな子供のようだ。だがひとたび注目を得ると、単なる宙返りではなく、片手でしかも逆方向に宙返りをしたような音楽を届けてくれる」と評している。同時に同誌のシングル・ランキングでは、同作収録の“Power”が3位に入っている。
また、この「The Top 10 Everything of 2010」では、「謝罪トップ10」の10位にカニエが2005年のハリケーン・カトリーナ禍の際にジョージ・W・ブッシュ前大統領(George W. Bush)を人種差別していると言った件での謝罪がランクイン。この件は関連してブッシュが当時を振り返り「私の大統領生活のなかでも最もうんざりした出来事」と述べた発言が「引用された言葉トップ10」の4位になっている。加えて、「カムバック・トップ10」でも8位にカニエがランクイン。これはテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の授賞スピーチを邪魔した件でバッシングを受けた後の‘復活’が評されている。ほかにも、「つぶやきトップ10」の4位に「テイラー、すまなかった」というカニエのツイートが、「Twitterの歴史的瞬間トップ10」の1位にはそのカニエが「Twitterを始めた」が選ばれた上、「カニエを無視できないわけ」と題した長文の記事を掲載するなど、TIMES誌はカニエ・ウェストを大々的にピックアップ。改めて2010年はカニエが多くの話題を振りまいた年だったと言えそうだ。
ちなみにカニエの“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”は、ロック系音楽雑誌Spinの2010年ベストアルバムランキングTop 40でも1位に選出されており、ジャンルを越えた支持を得ている。ちなみにSpin誌では、6位にジャネル・モネイ(Janelle Mon�e)“The ArchAndroid”、8位にM.I.A.“MAYA”、9位にキッド・カディ(Kid Cudi)“Man On The Moon II: The Legend Of Mr. Rager”となっている。
また、ジャネットは来年2月8日に自叙伝“True You: A Journey to Finding and Loving Yourself”を発売する予定。共著はマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の伝記『マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル』などで知られる作家のデイヴィッド・リッツ(David Ritz)。
『アメアイ』審査員就任が正式決定した翌10月末に、ジェニファーは、今年2歳半になる双子マックス君とエメちゃんと親子3人で、GUCCI初のキッズラインの広告モデルに起用され、11月から雑誌や看板に登場しているほか、ロサンゼルス近郊のマリブビーチで撮影されたメイキング映像がYouTubeで公開されている。キッズ・ラインのデビューと同時にGUCCIは、UNICEFの『アフリカに学校を建てよう!(Schools for Africa)』キャンペーンに100万ドル(約8千400万円)とジェニファーが設立した女性と子供のための慈善団体The Maribel Foundationに5万ドル(約420万円)を寄付することを発表している。
そのブルーが、先月末にはフライング・ロータス(Flying Lotus)プロデュースの新曲“BNG”を発表、また新たに結成したバンドNo York Bandを引き連れ、来年にも初のオフィシャルソロアルバム“No York”を発売すると公表した。さらにアルバムに先駆けて新年にはNew World Colorレーベルから“AMNESIA”をシングルとして発表するという。