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ピュタゴラス数秘学(PNAJ.net)コミュのピュタゴラスの洞窟

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お久しぶりです。

瞑想リトリートに参加するためにギリシャのコルフ島に行ったので、帰りにピュタゴラスの生まれたというサモス島に行ってきました。

彼が生まれた町は彼の名にちなんで、「ピタゴリオ」と呼ばれていますが、すでに名前だけになったその土地にはまったく興味がわかなかったので、アテネのホテルマンに聞いた「ピュタゴラスがこもったとされる洞窟」のほうに行ってきました。

サモスの旅行社で聞いたら、バスで1時間半行って、そこから2キロを歩かなければならない、と言われたのですが、当時の領主に嫌われていたピュタゴラスが身を隠すために何年間かは暮らしていたという話から、どんな場所だったのかに興味を持ったのです。

バスで最寄の停留所に着いたのは午後12時半。サモスタウンに戻るためのバスは4時に来るというので、3時間半あれば楽勝と思って、看板を見たら何と「ピュタゴラスの洞窟5キロ」とあるではありませんか。

でもここまで来てあきらめるわけにはいきません。考えずに歩き出しました。道は登り下りを繰り返していると同時に大きなカーブを描く山道です。強い日差しに汗が流れ出します。ため息が出るころにやっと看板が見え、あと2.4キロと表示されていました。約30分が経過しています。ということは1時間で何とか到着して、帰りに1時間。それなら十分だろう。

少し気が楽になって、また歩き続けましたが、あと1.8キロという辺りから、登りも下りも傾斜がきつくなり、疲れも増してきたのです。

これはまったく修行だなあ、と苦笑しながらも、前にも後ろにも人が見えないことに気がついたとたんに、全身にエネルギーが漲ってきました。

この瞬間、この道を歩いているのは、地球上で私がたった一人なんだ!

こんなふうに自分の二本足でしっかりと歩いたことはいまだかつてなかったように思いました。感激して涙が出てきました。そして、目前に広がる大きな山を目にしたとたんに、「これがピュタゴラスの選んだ山だ」と確信したのです。

神聖なエネルギーが私という存在を迎え入れてくれているのを感じ、これで良いんだ、何一つ達成すべきことなどはない、という声が内側からやってきました。

あと0.8キロ…もう足は棒のようでしたが、人生は前に進むことだけをうながしていました。

「はああああ」

洞窟の入り口に到着した時には、頭は空っぽで、何一つ考えられません。

目前には白くて長い階段が、45度の傾斜で伸びています。足は熱を持ち、肩で息をする状態で、このままではとうてい階段を登りきれるとは思いません。時計の針は2時を過ぎていています。階段を登るというからには、下りる時間も考慮しないといけません。ゆっくり登ったとしておそらく15分から20分はかかるでしょう。4時のバスを逃して町に泊まるところを探すという冒険に進むか、ここで断念するか、、、。

「達成すべきことなど何一つない」という内側の声にしたがうことにしました。この神聖な山に抱かれただけで十分でもありました。

むしろ日本のともだちにこの体験を分かち合いたい、と思って残りの時間で写真を撮ることに。1枚目は洞窟の登り口から洞窟を撮ったもので、左手に黒く見えるところが洞窟です。2枚目はピュタゴラスの庭、と表示されていましたが、今は養蜂が行われているようで、うっかり近づくのは危険でした。

写真では十分に伝えきれないのですが、この山そのものが神聖なエネルギーを持っていた、というのは事実です。

来年ツアーを催したいと思っています。できれば瞑想リトリートとのパッケージでね。

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