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シマフクロウコミュのコタンコロ・カムイ・イヨマンテ

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アイヌ文化では、動植物は神が宿っている仮の姿と信じられていました。
なので「カムイ」と呼ばれた動物も多いです。

キムンカムイ(山の神)ヒグマ
サルルンカムイ(湿原の神)タンチョウ
カパッチカムイ(鷲の神)オオワシ
レプンカムイ(沖の神)シャチ
クトロンカムイ(岩場の神)エゾナキウサギ
等など

その中でも、シマフクロウは「コタンコロ・カムイ」と呼ばれ「村の守り神」として崇められていました。
これは、カムイの中では最も位が高い神だそうです。

アイヌの祭儀に「イヨマンテ」(イオマンテとも呼ばれる)という、動物の姿をした神に感謝をし、魂を神の国へ送り返す祭りがあります。

コタンコロ・カムイにもイヨマンテがありました。
「タプカル」と言って、木にシマフクロウをくくりつけ、神輿のように揺すり動かして練り歩きます。神鳥と一緒に楽しむ時間だそうです。

その後は...
【少々ショッキングなので中略します】
最後に、祭壇にあるY字型の木にシマフクロウをくくりつけ、祝福の矢を放つと、神鳥の魂が神の国へ旅立つことができると言われていました。

この正式な祭儀は1908年(明治41年)を最後に途絶えています。

1983年(昭和58年)に、釧路動物園からシマフクロウを借りて祭儀を再現(矢を放つまではしていない...と思う)しています。

現在では、違う形式(同じ形式だったらショックですが)で、阿寒でイヨマンテが行われています。

自己紹介トピでカムイの話題が出て、このことを思い出したので書いてみました。

参考資料
小学館 日本の天然記念物05 エゾシマフクロウ

コメント(5)

私たちにはショッキングに映ることも、その意味を理解することで、尊敬・尊重の念が湧きます。
ただいただくより、送る行為に私は敬意をはらいたいです。
昭和58年に行われた75年振りのシマフクロウのイヨマンテ・・・

雑談に写真を載せましたが、実はこの時は本格的アイヌの祭祀に従い飾り矢を放ってます

そして無事昇天したカムイ・チカプの亡骸は解体されアイヌの人達に分かち食されてます
(余りにショツキングなので雑談には載せるのを躊躇しましたが掲載します)

阿寒でもシマフクロウのイヨマンテやってるのですか?勿論本物は環境庁が許可しませんでしょう、層雲峡のように代替人形かと思われますが?

アイヌミュージシャン・アドイ氏のCDカムイ・チカプの曲の解説に
カムイ・チカプ(神の鳥)は神の国より国土造りの神のお伴をしてきた鳥で、神々の天地創造を魔人から守るために見張り役として働いた。立派な国土と生命を造った神々は神の国へ帰ったが、後に誕生するであろう人間の生活を見守る神として地上に残りアイヌ(人間)からコタン・コロ・カムイ(村を守る神)として敬われてきた。 と書かれてました

イヨマンテは天界から生き物の姿に変えて降りてきた神を天に帰す神聖な儀式 天界に戻れないと天地間の循環が途絶え自然の恵みが切れてしまうというアイヌの死生観が良く分かる儀式ですね
 ここで殺されて食べられたのはシマフクロウではなくエゾフクロウです。
平凡社の「シマフクロウ―神鳥・コタンコルカムイ」に写真が載ってます。

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