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美術史コミュの美術史について相談

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はじめまして。トピックをたててしまい、すみません。
今、とても悩んでいることがあり、少しでもお話し伺えたらと思い、書き込んでみました。

私は大学でフランス語を専攻していて、今年卒業しました。
大学4年のときにフランス絵画のゼミを受講し、イコノロジーを学んで大感動し、絵画に興味を持つようになりました。それ以前は印象派を少しと、有名な画家や絵画を少し知っている程度でした。

就職活動に悩んでいたこともあるのですが、絵画に惹かれていったこともあり、4年生の半ばで西洋美術(主にフランス)が学べる大学院に進んでみたい、と考えるようになりました。
しかし、問題として、?それまで美術の知識はほとんどなかったこと、 ?私の大学の大学院には美術系の研究科がなかったこと、 ?私の在籍するフランス語学科には卒業論文というものが課されず、論文が何かも分からなかったこと、 ?私を美術に目覚めさせたゼミの先生はフランス人で、日本語が話せず、日本の大学の仕組みなども分からず、相談できなかったこと(授業も内容もなんとなく理解するのが精一杯で、当時はイコノロジーというものを学んでいることすら分からなかった)、 (?自分が大学で専攻のフランス語すら真面目に勉強しなかったこと)
などが主にありました。

4年で卒業して院に行くのは絶対無理だと考え、1年留年することを決意しました。勉強するにあたって、美術史関係の本を読んで色々知識をつけていくことはとても興味深く、面白かったのですが、問題は論文でした。
ほぼ独学でやっていたのですが、論文とは何か、どう書くのか、テーマはどう決めるのか、美術史の研究とはどうやるのか、資料(特に一次資料や外国語の論文)はどう集めるのか、外国語(英語・フランス語)の論文の読み方、などが分からず、憂鬱になるばかりで、研究計画書どころでもありませんでした。

大学院は1月終わりに一次試験(筆記)があり、合格者のみに論文(8000字程度)と研究計画書と面接が二次試験として課されるところを受けたのですが、一次はなんとか合格したものの、論文と計画書はお粗末なものを提出し、二次で落ちるという結果に終わりました。

やらずにあきらめるよりは、やってみようという思いで受け、駄目だったらスッパリあきらめようと思っていた大学院でしたが、未練が残ります。大学に入って、初めて自分からやりたいと思ったことだったので、大事にしたいと思ってしまうのです。新卒を捨て、就活をしなければならないものの、最近編入という形で3年生から入って美術史を勉強できる(卒論も指導してもらえる)大学があることを知り、気になったりもしています。しかし、上手くいっても、大学入学で一浪もしているので、26歳から大学3年生で過ごすことになります。ちなみに私は女です。職歴もないので、もう迷うことはできないのではないかと思ってしまいます。

約1年ちょっとを美術史の勉強に費やしたのですが、ポジティブに考えると、独学でもがいてみて、0からにしてはけっこう頑張ったし、導いてくれる先生や勉強について相談できる仲間がいれば論文も書けるのではないか・・・と思ってしまいます。ネガティブに考えると、私のようにフランス語学科から、美術史の大学院に進学する人は多いと思うし、1年ちょっともかけたのに、論文が書けなかった、自分が何を研究したいのかが分からなかった、ということは、将来的に学芸員や研究者を目指す才能はなく、趣味にとどめるべきなのかと思います。

長文で、まとまらない文章ですみません。他にも複雑な思いは色々ありますが、主にこのような感じで悩んでいます。
美術史の勉強をされていた、されている方々に少しでもアドバイスいただけたら、嬉しいです。
ちなみに、色が好きだという単純な理由から、マネについて研究(?)して、マネ論とか色々読んでみたので、そちらの方も興味ある方お話しできたら嬉しいですvv

長々とすみません。
よろしくお願い致します。


コメント(11)

一次試験で受かったのならば、入れる大学院はあるはずです。
あるいはフランスに行くという手もあります。
まともな論文は修士論文からですので
大学院に入ってから指導を受ければいいのです。
イコノロジーをやるには相当の知識と実地見聞が必要です。
日本国内だけでは限界があります。
すぐに留学するか、日本の大学院に入ってからでも
留学する方がよいでしょう。
美術史ではありませんが、大学院で学び、論文が書けなくて悩んだ経験から老婆心ながらコメントします。

「論文が書けない」ということには、おおざっぱに言って
1.論文の書き方がわからない
2.論文のテーマがみつけられない
という2種類の問題があると私は思います。
1.は畢竟方法論上の問題ですので、「学術論文の書き方」を紹介する新書なども色々ありますし、解決するのにそれほど困難な問題ではないと思います。

2.は結構厄介です。論文のテーマを決めるには、まず先行研究を自分なりに読破整理した上で、自分の立てようとしている問題がどのように研究史の上に位置づけられ、またそれを解明することによって、どのような新しい成果や展望が得られるのかを明らかにしなければなりません。研究計画は、そのプランを実現するためのロードマップみたいなものです。つまり論文を書くためには、一定の時間的制限の中で作業をまとめあげるマネジメント力みたいなものが必要なんだと思います。


とはいえ、最後は研究対象にかける情熱がその原動力ですから、その勉強のためなら寝食を忘れて没頭できるくらいのめり込めるのでしたら、それはやらなかったらきっと一生後悔するでしょう。
逆にそれほどでもないのでしたら、仕事は仕事として別に働きながら、美術を楽しむのも素敵な生き方だと思いますよ。

おしつけがましくてすみません。良き判断のよすがになれば幸いです。
こんにちは^^

私は今,大学生で,美学美術史学科という科に所属しています。

えっと…論文のベースについては概出のようなので,別のこと,ちょっと,お話しますね。


>資料(特に一次資料や外国語の論文)はどう集めるのか、外国語(英語・フランス語)の論文の読み方、などが分からず、憂鬱になるばかりで、研究計画書どころでもありませんでした。


これについてですが,資料集めとして私の先輩方はみんな,現地の美術館へ赴くか,うちの大学図書館の資料や書籍を参考にしています。具体的なワードでマネが出てきたので,彼を取り上げてみましょう。マネの(画家として)生きた時代背景を切り口に,技法の推移(変化),思想またはそれにつながる行動,彼が関わった人間についてなどが挙げられます。それらは彼が活躍したフランスをはじめ,一番近くて日本の北九州市立美術館に多数の作品や資料が残っているはずです。まずは,テーマ。目的が決まったら次に足を運んでいただいて,学芸員さんにお話を伺うのも手かと。マネだと,印象派とマネとの溝についてなんか面白そう!


話が脱線したりして申し訳ありませんでしたあせあせ(飛び散る汗)でも,ちょっとでもお役に立てれば嬉しいです。

うちの大学図書館は普通の図書館としても解放してるので,よろしければご案内しますよ^^

長々と乱文誠に失礼しました><


>スヌスムムリク様

美術史の勉強をしていて、外国語を使いこなすことは必須なんだと感じました。フランスに行くことも頭をよぎりましたが、日本語でまともに論文も書けないのに、外国語でやっていけるのだろうか・・と思ってしまって・・・。
でも、絵画を研究することは、画家についてだけではなく、その時代の文化や社会など本当に様々なことについて考えなければならないのですね。生半可な気持ちでは、できないのだと思います。もし美術史の道に進むなら、絶対に留学したいと思います!!
アドバイスをいただけて、とても嬉しいです。なんだかポジティブな気持ちになれました!!
本当にありがとうございます!!



>きゅのぺむ様

論文、本当にきゅのぺむ様のおっしゃるとおりだったと思います。
1番の方は、私も本を片手にやってみたのですが、頭で納得しても、実践するのはなかなか難しいものですね・・・。慣れもあるでしょうか。
でも、そもそも私は2番ができてなかったから、1番もできなかったんだと思います。「マネジメント力」・・、私に最も欠けている能力の一つです。ドラッカーの本を読んだらなんとかなるでしょうか・・・
先行研究を読むのは面白いのですが、なかなか問題が見出せず、自分には向いてないのかと落ち込みますが、美術史の道はあきらめて職を探そうとすると、いつの間にか美術史関連の本を読んでいる自分がいます(笑)
とても簡潔に、分かりやすく教えて下さり、本当にありがとうございます。お言葉に心が温かくなりました。後悔はしたくないので、引き続き考えながら進んでいこうと思います!



>RuiN様

美学美術史学科・・、もし私が今高校生ならば、真っ先に目指したであろう学科です。羨ましいです^^
とても具体的に教えて下さり、ありがとうございます!!とても助かります。
やはり現地に赴くことにもなるのですね。私は当時の批評などもちょっとみてみたいと思ったのですが、日本でどう手に入れるのかなど悩みました・・。
お聞きしたいのですが、マネの作品と資料が北九州市立美術館にあるというのは、どのようにしたら分かるのでしょうか。無知ですみません・・(;_;)
一般に開放している大学図書館なんてあるんですね!!私の通っていた大学は美術系の文献があまりなく、紹介状を書いてもらっていたのですが、ちょっとめんどくさかったです・・・。ご迷惑でなければ、どちらの図書館か教えていただけたら嬉しいです^^
マネと印象派など、ヒントを与えて下さると、自分でもイメージしやすくなります!とても参考になるアドバイス、本当にありがとうございます!








基礎的な学力はおありのようですが、しかるべき講座のある大学に3年編入してじっくり学んだほうが、後の飛躍につながるのではないかと思います。
>ごいよまん凡ビン坊様

コメント下さって、とても嬉しいです!!色々なアドバイスが聞けて、とても参考になります。
私も3年生から着実にやる方が、気持ちを楽にすすめられるのではないかと思うのです。
もう少し早く編入制度に気づいていればよかったと思います・・・。
アドバイス本当にありがとうございます!!
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/teacher/essay/2008/2.html

お役に立つかわかりませんが。
>ごいよまん凡ビン坊様

貼り付けて下さってありがとうございます。お優しさに感動しております。
美術史は研究するとなると、やはり大変な学問だと思いますが、でもとても魅力的です。このようなすごい先生でも、消去法で選んだ道だったなんて意外でした!!他の先生方のエッセイも読んでみたのですが、なんだか少し嬉しくなります。特に倫理学の熊野先生のエッセイとか!!
本当にありがとうございます・・・。。。


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