中丸忠雄コミュの「やま猫作戦」

先週、ＶＨＳ初期型をサルベージ。

だってさー、仕様は「シネスコ・両端カット：強制ビスタ」
しかも画面部分が「上より」（ワイドテレビがない時代の試行錯誤）

でも不満はいえない。
喜八じゃなく谷口千吉監督作品なので、

版元様がＤＶＤ出す気あるのかどうか、ほんのり怪しいし（爆）

殿の役どころは、抗日ゲリラと戦ってる大田原部隊・隊長。
もう重鎮どころなので、「踊る大捜査線」でいうなら柳場敏郎のポジション。
で、佐藤允は織田祐二ｗｗ

但し、この２人は主演級の夏木陽介＆伊吹徹（新人表示）の、相似形的先輩の役どころで、昔・脱走兵が出た折、

佐藤さんは拒否して冷や飯ぐらいの現地潜入工作員（私服組）に降格
殿は、逃亡兵を射殺して「立身出世」の軍隊的因果栄達に分かれたという過去が語られる。

終幕ですったもんだの末、佐藤允の帰し方に思いを馳せ、殿は軍隊内の体面上、隠してた私情を「ぶわっ」と溢れんばかりに落涙する。
あれ、マジで涙でてるんじゃないか？（爆）

どっちかというと、淡々調で相好崩さない方面が多かったから、コレには驚いた。（実際「電送人間」で惚れ込んだのは、ハンサムが無表情でバイオレンスやってたからだと思う）

水野久美＝隊内付きの芸者（爆）
星由里子＝アイヤーが似合う・中華娘、・・・浜美枝派なので・こらえた（爆）
強烈なのは沢村いき雄＝磯野波平ルックの助平商人（火爆）加藤茶か！お前は！って笑い死に仕掛けた・・・何回も出てこられる度に「やめれ！」って感じｗ

久々の鑑賞で、意外な収穫である。
最後になったが、作戦シリーズ・初のカラー作品。貴重ｗ