「万象短歌会」ミクシー部会コミュの第9回ネット歌会⑫

⑫　曼珠沙華失せて青味でうめつくしいずこも同じ秋の夕ぐれ　　ミモザ

別名彼岸花は夫の好きな花で我が家にも咲いていました。埋め尽くすほどの豪快さはないのですが、一斉に咲いて一斉に枯れて茎の青さが目だってくるというのも秋の風情ですね。青味で元気は出るものの私と同じ老いの淋しさを詠っているのかな？まさにいずこも同じですね。（まなみ）
いずこも同じではさみしいですね！同じ景でも咲いた場所に違いがあると思うのですが。（サクラテス）
曼珠沙華が群れて500メートルくらい続く道の景を歌にしたのですが、難しいかしら？（ミモザ）
「寂しさに宿を立ち出でて眺むればいづこも同じ秋の夕暮れ」百人一首の良選法師の本歌取りですね？色彩が加わって臨場感が感じられます。（ホイップムーン）
「曼珠沙華の花は散れども葉の青味どこまでも続く秋の夕暮れ」はいかがですか。（I・M）
I・Mさんがいつになく抒情的に詠われましたね？失せるのは色彩、散るといったほうがわかりやすいですが、散らないのですよね曼珠沙華・・・。題材が良いのでつい私も真似して詠んでみますと「曼珠沙華朱色は失せて残る青延々つづく秋の夕暮」・・・ミモザさん失礼いたしました。（ホイップムーン）