もっとも、この話をまるっきりの伝説だと否定する人たちもいます。20年以上もアルバレス・ペンテァド財団大学などで歴史学を教えるBeatriz Forbesは、真実はインジオたちが貝殻のついた海草に身を包み半死状態のジオゴを浜辺で見つけたときに、それが現地の電気魚「カラムル」に似ていたので、ツピー語でカラムル、カラムルと叫んだというのがオリジンだといっています。ポルトガル語ではモレイラとよばれる魚で、カラムルの子孫たちが全員「モレイラ」とサインをしたというのを物的証拠にして、著書『Biografia do Brasil(2001)』の中で修正しています。そういえばインターネットなどもこちらの説を採りあげています。