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剛毛戦隊 タイモウジャーコミュの剛毛戦隊 タイモウジャー  「第29話」

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20××年。地球は突如現れた悪の組織「ハゲイラー」の手によって侵略されてしまった。
人々は、ハゲイラーの出す油ギッシュたっぷりの「ピッカリ光線」によって次々とハゲていってしまった。
そんなハゲていった人々の苦しみを見ていた正義感たっぷりで、めっちゃ“剛毛”の1人の勇敢な青年「剛毛 健(ごうもう たけし)」と、
表舞台では“科学博士”という本当の姿を隠し「競馬予想家」として生きているジジィこと「毛家(もうけ)博士」が手を取り合い地球を救うべく
立ち上がったのである。
そして、彼らを軸として新たな戦士が加わり悪の組織・ハゲイラーを倒すべく手を取り合うのであった。
この物語は、そんな「ハゲ」と「剛毛」が地球をかけて争う物語なのだ。

剛毛戦隊 タイモウジャー

第29話(肉の話) 「弱虫参上!?」

ハゲイラー怪人・バリ官軍がエネルギー補充をして再攻撃をしてきた。

バリ官軍 「バリバリバリバリ〜〜!(笑) ハゲるでぇ〜あります、ハゲるでぇ〜あります! そして、苦しむでぇ〜あります!
さぁ、出てくるであります、タイモウジャー! もう一度、貴様らを倒してやるでぇ〜あります!」

健 「チッ! また来やがったか。 だけど、どうする……2人でもかなわなかった相手に、太のいないこの状況で立ち向かっていっても……。
くっ………、考えていてもダメだ! これでもオレは正義のヒーローなんだ! 1人でも地球を守らなくては! オイ、望! お前はカオリちゃんを安全な場所に避難させてくれ!」


望 「はっ、ハイ!」

そう言うと、健はバリ官軍の下へと向かった。

カオリちゃん 「なんかあったの? あれ? タケちゃんは?」

望 「あっ!たっ、たっ、たっ、健さんは、ちょっ、ちょっ、ちょっと用事があると! カオリ姉さん、ここは危ないので僕と避難を!」

と望がカオリちゃんを安全な場所に避難させようとすると……。

ここは、普通の戦隊モノとは違うタイモウジャー。

普通、この様な場面なら“避難”するのが当たり前なのだが、今の好奇心旺盛なカオリちゃんは避難もせずに、むしろ望に健がどこに行ったのか無理矢理、聞き出そうとしていた。

カオリちゃん 「テメェ〜、本当はタケちゃんがどこに行ったか知ってんな?
こちとら興味あんだよ、タケちゃんが変身するその“ナントカジャー”に(笑) 黙ってると良いことないよ〜(ニヤリ)」

カオリちゃんは指をボキボキ鳴らしながら望に近付いていった。

望 「ひぃ〜〜! カオリ姉さん、落ち着いて! 今、行ったら本当に危険ですから!」

カオリちゃん 「やっぱり知ってんな! 教えろ、コラッ!! それに“カオリ姉さん”とか呼んでんじゃねぇ〜〜!」

望 「ひぃ〜〜〜〜〜!」

カオリちゃんを止める事の出来なかった望は、渋々、カオリちゃんを連れ健の後を追った。

バリ官軍 「バババババ〜〜! さぁ、さぁ、さぁ、さぁ! タイモウジャー、早く来ないと知らないでぇ〜〜ありますよ!」

健 「ハゲイラー怪人、そこまでだ!」

バリ官軍 「(ニヤリ) やっとお出ましでぇ〜あります。 今日はお1人でぇ〜ありますか?
この間は、2人掛かりでも倒せなかったのが1人で来るとは、私も随分とナメられたでぇ〜あります。」

健 「うるせぇ! この間の敗因は、周囲への不注意が原因だ! それにお前も1人じゃないか!? あのボイン姉ちゃんに見捨てられたか?」

バリ官軍 「パイパーン様は、お忙しいのでぇ〜あります! 貴様1人で来たことを後悔させてやるでぇ〜あります!」

健 「それは、こっちのセリフだずぇ! いくぜぇ、チェンジ! GO−more−on!!!!!!」

健の腕に巻かれたタイモウブレスのスイッチをOnにすると、健の体には1000万ボルトの電流が流れ始めるのだ。
その電流が人一倍“濃い”健の剛毛から全ての毛根に伝わり、体全体を刺激し、毛は白くなり、
毛根の細胞を変化させ、今の科学では考えられない、白い毛の“体毛スーツ”を作るのだ!

タイモウジャー 「今日もお前を“毛チョン毛チョン”! 今こそ地球に正義の根をおろせ!!剛毛戦隊・タイモウジャー!!!!!!」

健がタイモウジャーに変身し、決めセリフを言い放つ瞬間を、望を脅してここまで来たカオリちゃんがちょうど見てしまった。

カオリちゃん 「あっ、アレが“タイモウジャー”!? タケちゃんが……本当に……タイモウジャーだったなんて……。」

今まさに、隣りにいる望のコスプレと同じ姿に変身した健に、カオリちゃんは驚きを隠せなかった。

望 「カオリ姉さん、とにかくココは危険なので、ちょっと離れましょう!」

カオリちゃん 「うっ、うん……。」

カオリちゃんが望と共に、その場所を離れようとした瞬間、またしてもカオリちゃんに“あの頭痛”が再度襲いかかった。

ズキズキズキ−−−−−−ン!!

カオリちゃん 「痛ぁ−−−−い! 頭が!頭がぁ−−−−!頭が痛ぁ−−−−−い!!!」

望 「かっ…、カオリ姉さん! しっかりして下さい! 大丈夫ですか!? カオリ姉さん!!」

カオリちゃんは、前回倒れた時よりも激しい頭痛の痛みに堪えきれず、またしてもその場に倒れてしまった。

バタン!

カオリちゃんが倒れたのを、バリ官軍に先制攻撃をしようとしたタイモウジャーが気が付いた。

タイモウジャー 「オラ、オラ、オラ、オラ! 今日は先手必勝でいくずぇ〜〜…………んっ?……あれぇ〜〜!!!!なんでカオリちゃんがあんな所で倒れてんのさ!!??」

カオリちゃんに気が付いたタイモウジャーは、攻撃しかけた手を止めた。

バリ官軍 「隙アリでぇ〜あります!バリバリ光線〜〜!バババババ〜〜〜!!」

タイモウジャー 「しまった! ぐわぁ〜〜!! これじゃ、この前のゾウモウジャーと同じ展開じゃねぇ〜〜か! 作者も懲りねーヤツだずぇ〜!」

バリ官軍 「バババババ〜!(笑) お前らは、本当にバカでぇ〜あります! さぁ、このまま死ぬでぇ〜あります!」

タイモウジャー 「ぐわぁ〜! カオリちゃん! カオリちゃん! カオリちゃ〜ん! 望! テメェ〜、なんでカオリちゃんをここに連れて来やがった!?」

望 「ひぃ〜〜! ごめんなさい! カオリ姉さんがどぉしても連れて行けって言うから……。すみませ〜〜ん!」

タイモウジャー 「ぐわぁわぁ……、本当にお前は使えねぇ〜〜な! 早く……、早く、カオリちゃんを連れて避難しやがれ! ぐわぁ〜〜!」

バリ官軍 「自分の心配より、人の心配が出来るなんて、まだ、余裕のようでぇ〜ありますね! んでは、バリバリ光線MAX でぶっ飛びなさい! バリバリ光線〜〜〜MAX!」

バリ官軍がバリバリ光線を強めようとした瞬間、金色のリーゼントが間を割って入った。

太 「ブッ飛ぶのは、お前っタイ! 喰らえ! 毛根キャノ〜〜〜ン!」

ボギャー−−−−−−−−−ン!!!

バリ官軍 「なっ!?」

ドカ−−−−ン!!!

タイモウジャー 「ふっ、太!」

太 「間一髪だったタイ。」

タイモウジャー 「助かったずぇ〜!」

太 「オレに連絡無しに向かうなんて、まだ信用されてないっタイね。」

タイモウジャー 「そっ、そんな事ねぇ〜〜よ!ケガ人に来られて、足手まといになるのがイヤだっただけだ! もぉ大丈夫なのか?」

太 「まだ完全とはいかないが、地球を守るのにそんな事言ってられないっタイ。」

タイモウジャー 「太……。」

太 「さぁ!あんな攻撃で倒せる相手じゃないっタイ! オレも変身するっタイ!いくっタイ! チェンジ! ZO−more−on!!!」

太がゾウモウジャーに変身すると、攻撃を受けて倒れていたバリ官軍が起き上がった。

バリ官軍 「バババババ〜!(怒) よくもやってくれたなぁ〜!貴様ら、2人いっぺんに面倒みてやる!うがぁ〜〜!!!」

タイモウジャー 「望、ここは危険だから早くカオリちゃんを連れて避難するんだ!」

望 「ハイっ!」

ゾウモウジャー 「今日は、この間と違って2対1って事を忘れるんじゃないっタイ! いくっタイ、タイモウジャー!」

タイモウジャー 「オウ! ……ってオレが主役だ〜〜! 途中から来たくせに美味しい所、持っていくなぁ〜〜!」

噛み合っているのか、いないのか分からないタイモウジャーとゾウモウジャーはバリ官軍に攻撃を仕掛けた。

バリ官軍 「そんなへなちょこ攻撃、効かないでぇ〜あります!バババババ〜!」

タイモウジャー 「ぐわぁ〜!!」
ゾウモウジャー 「ぐわぁ〜!!」

バリ官軍 「へなちょこヒーローの分際で出しゃばると、どうなるのか、思い知るでぇ〜あります! バリバリ光線、MAX!!」

バババババ〜〜!!!

ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!

タイモウジャー 「ぐわぁ〜〜! またコレでやられるのかぁ〜〜!」

ゾウモウジャー 「ぐわぁ〜〜! 同じ技にやられるとは、なんとも不覚っタイ!」

バリ官軍 「バババババ〜!(笑) 所詮、貴様らなど、自分の相手ではないでぇ〜〜あります! さぁ、今度はしっかりとトドメを刺してやるでぇ〜〜あります!」

変身して早々に、ピンチを迎えたタイモウジャーとゾウモウジャー。

果たして、本当にこのままお陀仏になるのか!?

……と締めに入ろうとした瞬間、カオリちゃんと避難したはずの望が現れた。

望 「憧れのタイモウジャー様が大ピンチだ! ここは、何かしらで救わなければ……と言って、自分には特別な能力などないし……。ん〜〜、こうなったら捨て身の攻撃だぁ!」

と弱い輩ほど、こういう場面では何をするか分からず、手に持っていたタイモウジャーのコスプレ用マスクを被り、

望 「おりゃ〜〜! ハゲイラー怪人! オレはこっちだぁ〜〜!」

と今時、誰も引っ掛からないような事をしだした。
だが、そこはタイモウジャー。
こんな騙しにもハゲイラー怪人は、簡単に引っ掛かってしまうのだ。

バリ官軍 「どういう事でぇ〜あります!? タイモウジャーが2人いるでぇ〜あります! 3対1は、汚いでぇ〜あります!」

タイモウジャー 「あのバカ……。」

ゾウモウジャー 「アイツ、誰っタイ?」
望の思い切った行動が、場をややこしくするような展開が待っていそうな今後。
果たして、このややこしい展開を作者は、どのようにもっていくのであろうか?(笑)

第30話につづく。

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