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京都大学総人勉強会(仮)コミュの2月16日の勉強会レジュメ第一弾

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2月16日の勉強会のまとめをいたします。
このまとめは発表者のレジュメと当日の討論の内容を基盤にしていますので、意見、感想等ございましたら、どんどん書き込みください。

課題本は佐伯啓思先生の「人間は進歩してきたのか」第5章から第8章まででした。

第5章 
ルソーはどのような国家を想定していたのか。
→→神の前提から離脱した世俗的な権力構造を保障するものとしてローマ時代の共和制を前提とした
※この場合、共和制の特徴を「『善きもの』を追求する国家」としており、その精神を「市民的美徳」としている。

しかし、ルソーが社会契約論を印した時代はローマの頃とは事情が違っていた。
というのも、ホッブスの自然状態で想定している人民は自らの生命と財産の安定のみを考えており、古典古代的な美徳が受け入れられる余地はなかった。
⇒社会契約を有効にするために、美徳を背景としない「国民の意思」を創出
→あたかも、国家が全ての人間の総意で全てを運営しているようなフィクション

アメリカの独立戦争とフランス革命の違いに言及
アメリカでは権力の空白状態から共和制を基礎にした新たな権力を創造したからこそうまくいった。
⇔フランス革命ではそれまでの権力の破壊が主目的 権力の創出の上で前提となるものがない。
アメリカになくてフランスにあるもの→社会問題(人民主権が貧困層が財産を得る為に利用されてしまった)→人民主権というフィクションを作りそれを標榜する個人、或いは組織が独裁を始める(例 ジャコバン派の独裁)


バークの議論→権力に正当性を与えるのは全権力からの世襲である。だからこそフランス革命を否定する。

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