豊川雄也コミュのjazzギターつれづれなるままに

とりあえず「jazzギターつれづれなるままに」トピ作りました。

トランペットやサックス等のリード楽器の陰に隠れ、ギターはリズム楽器のひとつ
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、なんの、jazzギター、jazzの世界では
立派なリード楽器です。
ただ、jazzギタリストというとどうしても眉間にしわを寄せ、コムツカシイ顔をして
いるオッサンを想像する。けど、それがまさにjazzギタリストなんだろう。
知性派というのではなくそれだけエモーショナルな楽器なのです。

チャーリー・クリスチャン、ジャンゴ・ラインハルト、ケニー・バレル、
ウェス・モンゴメリー、ジム・ホール、バーニー・ケッセル、ジョージ・ベンソンなど
が代表的なアーティスト。日本人だとソニー・ロリンズ(ts)と共演していた増尾好秋
とか。いずれもしっかりしたスタイルを持った人達です。（まだ沢山います）
この人達のプレイには確かなテクニックとジャズそのものの持つパワー、まだ音響的
な効果を与えるエフェクター等がない時代にいかにパフォーマンス一本で聴かせるか
という誠実さが伝わってくる。

ソリッドギターではないのでエリック・クラプトンなどロックギタリストなどが多用
したチョーキングは使われてないものが多い。音色やテクニックなどに関して70年代
のロックの影響を受ける前のスタイルとも言えるのかもしれません。
ロックの影響を受けた曲調(?)がフュージョンかな。

【チョーキング：弦を押さえている指で弦を引っ張り、無段階に音の高さを変える
演奏方法（Wikipediaから）】

いくつか好きなレコードを挙げると、

｢INCREDEBLE JAZZ GUITER OF｣/Wes Montogomery
ユーヤくんも使っているオクターブ奏法の創始者がこのウエス・モンゴメリーです。
｢FOUR ON SIX｣シングルトーンでホーンのようなアドリブ、たたみかけるようなコード
ソロ、そして随所でキラリト光るオクターブ奏法が魅力。

｢QUARTET｣/Pat Metheny & Brad Mehldau
昨年リリースされ、久々に買ったjazzギターアルバム。メセニー54年、メルドー70年
生まれ。親子ほどの年の差にもかかわらず、メセニーの個性的な演奏と、一歩
間違えると破滅的な演奏になりかねないメルドー、音楽的にはいい相性です。
昨年のライブも素晴らしく、久々カンドーものでした。

｢EXIT｣/Pat Martino
このアルバムの｢BLUE BOSSA」、ケニー･ドーハムの軽快で心地よいテーマの曲。
マルティーノの自由で小気味よいスタイルの演奏です。太い弦を正確なピッキングで
弾き倒すこの頃のマルティーノにはミディアムなテンポやそれ以上のテンポの曲が
合ってます。

｢UNDERCURRENT｣/Jim Hall & Bill Evans
｢ALONE TOGETHER｣/Jim Hall & Ron Cater
｢LIVE｣/Jim Hall
パット・メセニー、ジョンスコなど、今のジャズギターシーンで活躍するプレイヤー。
そのプレーヤー達が影響を受けたとして名前を挙げる巨匠、ジム・ホール。
プレイスタイルは驚くほどコンテンポラリーです。ギターデュオで聴かせる繊細な
技巧、そして、ギタートリオ｢LIVE｣で聴かせる演奏はなかなかホット！

まぁ、jazzギターについてはこれからこのコミュのご本人がたくさんレクチャーして
くれることでしょう。これもまた楽しみです。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 02月16日 19:01

俺はやっぱGeorge Bensonの「Breezin」ですね。
初めてaffirmation聞いたときはギターに対する世界観変わりましたよ！
あとウエスＷｅｓの「ＳＯＳ」
サックスとギターの絡みが最高です。
そしてMartinoの「ライブ！」でしょう。

BensonのAffirmation聞いたことない方多いかと思いますので。
こちらのライブ動画どうぞ！
http://www.youtube.com/watch?v=jKXXzJhhlhQ&feature=related

[2] mixiユーザー 02月18日 00:32

George Bensonの「Breezin」はオンタイムで購入しました。