BATTLE TALK RADIO アクセスコミュの20061016阿川佐和子＆えのきどいちろうのコンビで考えます。政治の世界では、今や世襲は当たり前！？あなたは、２世・３世議員って「ダメ」だと思いますか？

今夜のアクセス。

今週は、コラムニストのえのきどいちろうさん。
ナビゲーターは、渡辺真理さん。

スペシャルゲストに、エッセイストの阿川佐和子さんを
スタジオにお迎えしてお送りします。

●今日のテーマは、
　『阿川佐和子＆えのきどいちろうのコンビで考えます。
　　政治の世界では、今や世襲は当たり前！？
　　　　　　　あなたは、２世・３世議員って「ダメ」だと思いますか？』

◎安倍総理が誕生して、３週間が経ちました。
安倍さんは、ご存じのように、祖父が岸信介・総理で、父親の安倍晋太郎さんも国会議員の３世。

このような世襲議員は、１９９０年代から増え始めています。

去年の衆議院選挙では、当選した議員のうち、「２世・３世議員」は、１３３人で、全体の２８％を占めています。

○ポスト小泉で話題になった「麻垣康三」と呼ばれた
麻生太郎、谷垣禎一（さだかず）、福田康夫、安倍晋三の４氏とも、世襲議員。もちろん小泉・前総理も世襲議員です。

○安倍政権の閣僚のうち、５人が世襲議員。
安倍総理、麻生外務大臣、甘利経済産業大臣、塩崎官房長官が２世。
佐田行革担当大臣は、祖父が参議院議員。
（ちなみに直前の小泉政権には、８人。小坂・前文科大臣は４世）

自民党３役。中川秀直・幹事長、中川昭一・政調会長、
丹羽・総務会長は、いずれも世襲議員。

○自民党だけではない。民主党の代表・小沢一郎氏も２世。
鳩山由紀夫・幹事長は、４世。

◎なぜ、世襲議員が増えるのか。
「選挙に強い」というのが大きな理由。
父親の後援会組織などの「地盤」を継承できるから。

反面で、今の小選挙区制度では、普通の人が国会議員になるのは、困難になっている、という指摘も。

○反論もあります。
　
　例えば、塩崎・官房長官は、５年前の『日本の論点２００１』で、「世襲制を批判するのはたやすい。しかし、若い頃から政治的な環境の中で広い視野と社会への関心を培ってきた経験は決して無駄ではないはず。
それを活かせるかどうかは、ひとえに本人の実力と気概にかかっている」
と話しています。

★★世襲が増えた結果、東京出身の議員の割合が急増

　小選挙区から立候補した自民党の衆議院議員は２６３人。

　このうち、自分の選挙区のある都道府県の高校を出身した議員、
　（すなわち地元の高校出身の議員）
　１５６人と、全体５９・３％のみ。

　４０％の国会議員が、選挙区とは無関係の高校出身。

　世襲議員の場合、東京育ちが多く、彼らに地方の事情が分かるのか、という批判はあります。

●今日は、エッセイストの阿川佐和子さんを後ほどスタジオにお迎えして、「２世・３世の世襲議員」について、バトルトークします。

　阿川さんは、テレビ番組や雑誌の対談などで、たくさんの政治家の方や、芸能人、スポーツ選手の２世・３世といった方も観てきています。
その辺りの意見も、ぜひ聞いてみたい。

●皆さんからは、

・２世・３世議員は、ダメなのか？
・ダメな所はどういう部分で、良い所はどういう部分かを
　具体的に教えてください。
・政治家以外の知り合いの２世・３世を見ての意見でも構いません。

などなど。
今日は、ぜひ皆さんの正直な御意見をお聴かせください。

　番組へのアクセス、よろしくお願いします。