BATTLE TALK RADIO アクセスコミュの20060914小学生による校内暴力が過去最悪。小学校であっても「出席停止」などの厳しい処分をもっと行うべきだと思いますか？

＜ＴＢＳラジオ「アクセス」本日のテーマ＞

今日のトークパーソナリティは、
ジャーナリストの井上トシユキ、ナビゲーターは山本モナです。

さて、午後１０時４０分頃から始まる「バトルトーク」のコーナー、
今日のテーマは
『小学生による校内暴力が過去最悪。
　小学校であっても「出席停止」などの厳しい処分を
　もっと行うべきだと思いますか？』です。

２００５年度に、全国の公立小学校の児童が起こした「校内暴力」が、２０１８件と、過去最多を更新したことが分かりました。
前年度に比べて６．７％の増加で、３年連続の最多更新です。
特に、教師に対しての暴力の増加が目立っていて、
前年度より３８％も多い、４６４件となっています。
これまで、１９９７年度から始まった調査では、
２００件前後で推移していたのですが、２００３年度から急激に増加し、０５年度は４６４件となったのです。

そうした中、
問題児童に対して学校が行った処分をみてみますと、
「訓告」や「転校」などの措置がとられたのは３１人、
そして、「出席停止」措置がとられたのは１人でした。
出席停止となった児童は、中国地方の小学生で、
他の児童を学校の外に連れ出したり、教室の物を壊したりと、
問題行動を繰り返していたということで、
１０日間の出席停止となりました。
この「出席停止」措置がとられたのは、１９９８年度以来７年ぶり。
ただ、そのほかの懲戒処分も含めて学校が対処した例は全体の１．４％。
だいたいが、「叱責」とか「説諭」というので済ませているそうです。
そうした状況を受けてか、厳罰化や警察との連携強化など、
小学生の暴力対策を模索するという動きも出てきています。

さて、皆さんはどのようにお考えになりますか？
小学生の「学級崩壊」や「荒れ」が問題になってきて、
ついには「校内暴力」も急増するなどの状況で、
果たして、「出席停止」などの厳罰処分を、
もっと学校側は行うべきだと思いますか？
それとも、そうした厳罰化への動きではなく、
何か他に、対策を講じるべきだと思いますか？
皆さんの率直なご意見、そして経験談をどんどんお寄せ下さい。

もう少し、詳しく調査結果をみてみますと、
校内暴力をした小学生は２１９５人で、
学年別には、小学１年生が５６人、２年生が１３９人と、
学年が上がるごとに増えますが、高学年になってさらに増加、
５年生は４９４人で、６年生は１０７５人となっています。
内容の内訳は、先ほどの「教師への暴力」が４６４件、
児童同士は、前年度より４．１％減って９５１件、
教師以外の対人暴力は、前年度比１６．７％増の２１件、
そして、器物破損が７％増の５８２件となっています。
ちなみに、校内暴力があった小学校というのは７２５校。
これは、全体２万２８５６校のうちの３．２％となっています。

では、校内暴力というのは、どんな実体か？
例えば、
「教師から注意を受けた５年男子が、暴言を吐きながら教師を蹴った」
「くそばばあ、あっち行け。などと暴言を吐いて殴る蹴る」
「教師を呼び捨てにして、死ね、死ね、と連呼する」
「ドッジボール中の友人の言葉に腹をたて、２年男子が相手を殴った」
「ふざけていたことを教師に注意され、その場でガラスを蹴り破った」
などなど。
これに対して教師側は、
「体格の同じくらいの児童と取っ組みあいになるのは恐怖と感じた」
といった、児童への恐怖心を抱くケースもあれば、
「殴ったら教育委員会に言ってクビにするぞ」と児童に言われるなど、教師の注意に耳をかさずに反論するケースもあるということです。

ただ、校内暴力の件数は中学校や高校に比べたら少なく、
暴力を振るった小学生の数は１．３％増加しただけで、
発生している件数に比べて増加がゆるいということから、
文部科学省では「特定の児童が繰り返す傾向が強い」としています。

さて、皆さんはどのようにお考えになりますか？
増える小学生の校内暴力を受けて、
もっと、小学生に厳しい処分を科すべきだと思いますか？
それとも、違う対策を講じるべきだと思いますか？
皆さんの率直なご意見をお寄せ下さい。

本日のバトルトークのテーマは、
『小学生による校内暴力が過去最悪。
　小学校であっても「出席停止」などの厳しい処分を
　もっと行うべきだと思いますか？』です。

・・・　どんどんアクセスお待ちしております！