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岩木山でバックカントリー!!コミュの岩木山2011

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3/4(金)〜3/6(日)の日程で青森県の岩木山に行って来た。

参加メンバーはマイミクのOPTMISTICさんとyukingちゃん、地元の先輩で自分のスノーボードの師匠でありファッション・リーダーでもあるOさんとOPTMISTICさんの同僚のビッグ・Tさんの5名である。

昨年末に開通した東北新幹線に東京駅から乗り、現在の終着駅である新青森駅へと向かう。前回までは浜松町から発車する夜行バスの「ノクターン号」で向かっていたのだが、メンバーの高齢化が進み(36〜52歳)「ノクターン号」のスーパーシートと新幹線の割引運賃の価格差が少ない事もあり、今回は新幹線で行く事にした。

朝の早い出発だが(6:28)朝食を含めてゆっくりと出来るのとリクライニングを倒してのんびりと仮眠も出来るので、結果的には正解であった。ちなみに3/5に初運転される「はやぶさ」には一日違いで乗る事が出来なかった、まぁ40秒ほどで完売したそうだからどちらにしろ無理だったのだろう。

10:01に新青森駅に着き、駅ビルに併設された「あおもり旬味館」で土産物屋や弁当を覗く。なんと100円で地酒が数種類試飲できる自販機もあり、もちろん一杯だけ試飲をした。

10:40に奥羽本線に乗り、弘前駅へ向かう。地方のローカル線の旅はのんびりとして旅行気分を味わえる、大雪の中や快晴の岩木山に囲まれながら45分程で弘前駅へ到着した。

11;30頃に弘前駅へ到着、宿泊するペンション・ワンダーランドのオーナー高田さんと1年ぶりの再会、60歳を越えているが初めて会った20年程前とあまり変わらない若々しさである。全員で車に乗り込みながら一路岩木山の麓にあるペンション・ワンダーランドへ向かった。

約40分程で宿に到着、これまた1年ぶりに再会する高田さんの奥さんにご挨拶をすませ、すぐにスノーボードの用意を始めた。実は昨年までは夜行バスと弘前からの路線バスを乗り継ぎ、朝の9:00頃から雪上車に乗ってそのまま岩木山に向かい登山を始めるという行程だったのだが、昨年はケガ人と体調を崩す人が出たので今回は安全第一を考えて初日は近くの町営・百沢スキー場で滑る事にした。

バックカントリーのほとんどの時間は重い荷物を担ぎながら頂上へのハイクアップである、もちろんその苦しみから解放され誰も滑っていない場所に自分のトラックをつけるのは極上の喜びだが、その反面滑走時間は実に少ない。今回は滑る事を存分に楽しみ満足する為にスキー場へ出かける事にした。

町営ゲレンデでリフトは3本しか設置されていないが雪質は極上で最上部からの滑走距離もそこそこあり、楽しむ事が出来る。ゲレンデ脇の深雪スポットやハーフパイプ・ジャンプスポットもあり、変化に富んでいる。2時間券1500円分の価値は十分にあった。

今回チョイスしたのは前回のガーラと同じくGEMTEM STICKのTTで、深雪はもちろんスルスルとかき分けて行き、壁の当て込みもスムーズに駆け上がりしなやかな着地が出来る、フラットキャンパーの持ち味である面で滑ることの楽しさが深く実感できる素晴らしい板であった。

全員がそれぞれ楽しみながら、16時頃に終了して宿に戻る事にした。
その後はペンション自慢の熱い温泉と、豪華な手料理の数々だ。
リビングに映し出されるスノーボードのDVDを観ながら、高田さんやメンバーと様々な事を話し合い、酒をたらふく飲んで23時頃に消灯した。

3/5(土)津軽にそびえ立つ岩木山の麓「ペンション・ワンダーランド」は曇り空であった。日が射す事もあるが、頂上方面を見上げると雲がかかっているこれは天候が良くない証拠である。

朝の6時頃に起床後、この日の山行に備えてパッキングを始める。
ビーコンのスイッチを入れて反応が悪くないかを調べる、水や非常食やバーナーと最低限の食料をなどの必要な装備をバックパックにしまい込み、外側にスノーシューやストックを括りつけて終了となる。全員がスノーボーダーなのでスノーシューは欠かせない、さらにアイゼンも必要となるのでその分背中に背負った荷物は必然的に重くなる。

バックカントリーの場合、その移動時間のほとんどがハイクアップの時間になる、雪の中でのラッセルだから通常の山道を歩くよりも脚力と体力が必要になる、さらに重い荷物を背負っているので体力の消耗も激しい。滑走時には頂上付近のアイスバーンや深雪でのクルージング、林の中を縦横無尽に駆け抜けるコントロールと転んだ後のリカバリー、緩斜面や沢筋を進む時のストックを使った滑走など様々な技術が必要になる、故に初心者と体力に自信が無い人には厳しいのである。

朝食を済ませて9時頃に宿を出発、そこからすぐお隣の民宿「ぶなこ」(http://plaza.rakuten.co.jp/romi63/diary/201012290000/)のオーナーである秋田さんが所有する雪上車に乗せてもらう。その昔、岩木山はリフトがかかっていなく雪上車で8合目付近まで上げてもらいそこから滑ってくるという他ではあまり見かけられないスキー場であった。しかし弘南交通が撤退し雪上車での輸送が不可能となった。そこで初代岩木山パトロール隊の隊長である秋田さんが、個人所有である雪上車を使って上げてくれるサービスを始めた。もちろんガイドブックなどには掲載されてはいなく、本来「ぶなこ」に宿泊している客のみのサービスなのだが、お隣さんであり2代目隊長でもあった高田さんとの縁で自分達も乗せてもらう事が可能になったのだ。

大きい装備の5人が乗ればいっぱいになる小型の雪上車に乗り込み「ぶなこ」を後にする、ガタガタと揺られながら確実に標高を上げて行く、狭い後ろの窓からは白神山地や弘前の町並みがパノラマのように広がる。雪の状態にもよるが約50分程で8合目のすぐ下まで到着する、そこからはハイクアップとなる。秋田さんにお礼を言った後、スノーシューに履きかえてスノーボードをバックパックに括りつけ、ストックをのばし行動開始、自分が先頭になりゆっくりとラッセルを開始する。先行するスキーヤー達の付けてくれたトラックがあるのだが、直登ができるスノーシューと浮力の高い分アプローチが長くなるスキーではルートの取り方が若干違ってくる、それでも単純にラッセルするよりは段違いに楽であった。天気はあまり良くなく、登るにつれて小雪が舞い風も出て来たが、静寂と真っ白な雪に囲まれていると清々しい気分になる。スキー場では味わえない雪山を歩く喜び、これが岩木山の魅力の一つである。

約1時間程で8合目のリフト乗り場に到着する。実は雪上車に乗ってる時に前方を歩く6人組のスキーヤーを発見し雪上車をおりた時に挨拶をしたのだが、この人達は自分がやっているコミュ「岩木山でバックカントリー!!」(http://mixi.jp/view_community.pl?id=294507)の参加者である”Q太郎”さん達のグループであった。8合目で合流した時にむこうから声をかけられたのだが、「あー、ミクシィに書いていた人達ですか?」と問いかけられた時はびっくりした(その時のトピック:http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=59986598&comm_id=294507)。Q太郎さんのグループは地元の方達で女性も交じっているのだが、かなりの早いペースでしかも雪上車を使用していないのでその体力に驚く、あとで職業を教えてもらったところ「ナルホド!」と納得してしまった。

岩木山には3つのピークがあり、岩木山・厳鬼山・鳥海山と分かれている。8合目からリフト下を直登するとまずは鳥海山にたどり着く、クラストしている部分が多く慎重に一歩一歩を見定めながら登り続けて行く。風が少しずつ強くなり頂上が近づいてくるのを肌で実感する、後ろを振り向くと先程の光景に加えて津軽海峡冬景色も見渡す事が出来る、晴れている日には遠く北海道の大地を確認する事も可能である。先行するQ太郎さん達のグループはリフトの終点辺りでスキー靴を外して肩に担ぎ歩いていた。アプローチの長いバックカントリーではスノーシューよりスキーやスプリットボードの方が役に立つが、斜度がきつい場面ではスノーシューがしっかりと雪面を捉えるので活躍してくれる、しかしこれ以上の斜度とクラストの具合によってはアイゼンが必要となる(鳥海山を超えて岩木山直下にある鳳明ヒュッテから先は、斜度がきついので確実にアイゼンが必要:http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:岩木山_登山道03.jpg)自分たちも汗をかきながら足下に注意を払い、少しずつ頂上に近づいて行く。

リフト乗り場からは約45分でリフトの終点にたどり着く。風速15メートル程の風が吹きすさび、岩木山の頂上はおろか30メートル先の視界も確認する事が出来ない、もちろん行動するのは危険なので風を避ける場所にスコップで穴を掘り、湯を沸かしながら軽食をとってしばらく待機する事にした。Q太郎さん達もツェルとをはり、すぐ横で待機をしている。脳裏をよぎったのは7年前の同じ場所・同じ状態での凍傷体験である。肌を氷点下の強風状態にさらすと短時間で凍傷にかかる、その時も1時間程天候回復を待って待機していたのだが、顔の部分を寒いと思いながらもかなり露出していた、その後あきらめて下山した時にほほの感覚がなくなり、さらに風呂に入っている時に表面の肌がボロっと取れた、今もその部分はシミとなり残っている。

40分以上待っても一向に天気も風も回復しない、時間だけが確実に経過し凍傷や事故の危険度は少しずつ高まって行く。
全員で話し合い、斜面の向きにより風の当たりが少ないリフト下を戻って嶽温泉の方に滑るコースを選択した、なおQ太郎さん達は鳥海山から昨日滑った百沢スキー場に下るコースに決めたそうだ、自分たちもそちらに行きたかったが10年近くそのコースを滑っていないのと全員のキャリアが一緒ではないので断念した。もちろん嶽温泉に下りたら歩き、山のホテルで昼食と酒盛りをするのもコースの一部である(笑)。

スノーボードを装着し、慎重に板をずらしながら凍っている地面を滑り下りる。すぐ横に奇麗な一枚バーンがあるのだが雪崩が頻繁に発生する場所なので近づく事は出来ない。雪面はフラットではなく風が強く吹き当たる斜面なので、所々木や石などが顔を出している、またアイスバーンの堅さも半端ではなく、転んだら相当な痛みを伴う事になる。あくまでもスピードを出し過ぎないように慎重に斜面を選び滑り下りて行った。

8合目まで戻り、そこからは”嶽Aコース”に入って行く。天然のハーフパイプにドロップインするのだが、段差の境目も不明瞭でかなりの高さがある。勢い良く滑り下りると適度な重力がかかり、自然の地形と一体になる気分を味わえる。自分が使ったボードTTはこのような地形には最適で、自然とリップを駆け上がり軽く重心をずらすと思い通りの方向に回ってくれる、この気分は最高だ!!

パイプを抜けると林の中でのツリーラン、さらに段々畑状のバンク、さらに再び林の中に戻り、大自然の息吹を直に肌に感じながら気持ちよく滑ることができる、ウサギの足跡も途中に点々としていた。最後に緩斜面に出てくるのだが、ストックや板を外してハイクする事もなく林道までそのまま下りてこられた。その昔、スノーシューが無い時代に同じコースで止まってしまい、ラッセルを交代しながら2時間位かかって下山した事もある。ノンストップで下りてくると約20分、3〜4キロ程の行程だったが辛い登りの後でも気持ちよく滑る事が出来た。

14時頃に昼食の場所である「山のホテル」に到着(http://www.geocities.jp/nara_no_daibutu2/spa-touhoku/11-dake.html)、キンキンに冷えたビールでのどを潤し、マタギ飯やイカめしをつまみにイワナ酒や日本酒を堪能した。

ほろ酔い気分で宿に戻り、温泉に入った後はこの日の反省会と明日の予定をこたつに入って立てる。19時頃に豪華な夕食に囲まれながら再び酒宴を始め、スノーボードのDVDを見た後に23時頃に消灯した。

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