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目指せアート鑑賞の達人コミュの松下由紀子展と麻生志保展(マキイマサルファインアーツ)を見てきました。

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 東京・浅草橋のマキイマサルファインアーツで11日(火)まで開催中の、
 松下由紀子展「越境と融和の進化論」と麻生志保展「Re」を見てきました。

 松下由紀子展は、志野土を焼成しアクリルで色を付けた彫刻の展示です。
 作品により、びん、ひも、羽、アルミ板など、さまざまなものと組み合わせられます。
 「色気について考えてきた」
 「何かに依存するとき、新しい関係性と新しい形態が生まれるのではないか」
 「それは畸形なのか、進化なのか」
 こういった作家の考えが、人体(パーツを含む)をモチーフにした、
 暖かいけど前衛的な作品群の中に込められ、まさに繊細な関係性を表現しています。
 作家は歌舞伎が好きだそうです。歌舞伎も確かに色っぽい世界ではありますが、
 女役を務めるのも男(女形)であり、隈取だって普通に見れば不自然そのもの。
 一筋縄ではいかないそんな「色気」は、作家の中でさまざまなアイデアとなり、
 そして作品という形に結実するようです。

 麻生志保展は、絹本着色の日本画。木枠に張られて屏風のようになった作品や
 掛け軸に仕立てた作品があります。主要なテーマは錦鯉。錦鯉といえば小千谷市を
 はじめとした新潟県南部が有名ですが、その一帯は2004年の中越地震で大きな被害
 を受けました。かつてその小千谷市を訪れた作家は、東日本大震災でその鯉が
 あらためて気になり、会いに行ったのです。幸い東日本大震災の被害はこの地では
 ほとんどなく、鯉も元気そのもの。作家はその生命感に圧倒されたといいます。
 「鮮やかな生命力と個々の関係性と来歴とを生きなくてはならない人々に重ね、想う」
 そんな考えの中から生まれた今回の作品群。木枠も含めて大型の画面を自在に使い、
 まさにエネルギッシュな色彩、そして今にも動き出しそうな躍動感いっぱいです。
 ふだんはこういった鯉のほか、人物、花、着物などを描く、と語る作家。
 どれも女性的なモチーフで、やはり華やかな美しさが感じられました。

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