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カウンターテナーズ&・・・コミュの麻生市民ホール米良さんリサイタル

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5/10  麻生市民ホール

小田急線の新百合ヶ丘、麻生市民ホールで行われた
米良さんのリサイタル。
あいにくの雨でしたが1002席の会場の80%はもう一杯。

    
颯爽と、舞台左手から米良さん登場。
王様のマント、裾を翻して。
金の太めの飾りベルトのついた黒いパンタロンスーツ
もちろんエナメルの靴も黒。

スーッと息を大きく吸い込んで1曲目は
ヘンデルの歌劇「リナルド」から

『私を泣かせて』

カウンターテナーで聞く久しぶりのクラシック


2曲目
モーツアルト 歌劇「アルバのアスカーニオ」から

『私はいとしい人の前にいて』

おもむろに右の手を左の胸に当てて、静かに歌が始まる。
切々とした情感が溢れ歌詞は分からなくても心にしみ入るような曲、
私は初めて聴く曲。素晴らしい!

ここでいったん退場。
?と思っていると、新たな趣向が!

一陣の風と共に躍り出るようにして登場した米良さん、

声音を変えて、
「みなさん ようこそ、プリンス オプロンスキーの館へ、
私はお客をもてなすのが大好きです。
どうかみなさん思い思いに、お好きなように私の歌を楽しんでください。
皆さんが楽しんでくだされば私も楽しい、私が楽しければ、また皆さんも楽しい、
そのように楽しみは相乗効果になります。
言葉が分からなければ心で感じてください。
おうちに帰って調べてくださればまたもっと深く曲の理解もできますし。」
と始まった3曲目は
シュトラウス?喜歌劇「こうもり」から

『ぼくは客を招くのが好きだ』

華やかな社交界の貴婦人達、裾を長く曳いたゴージャスなドレスの色々、
手入れの行き届いた口ひげを蓄えた紳士、ハンサムな貴公子達、
お互いににこやかに愛嬌を振りまきながらも陰では意地悪なうわさ話、
そのような社交界の雰囲気が漂って、あ、でももしかしたらこれはキャバレーだったかも。

表情豊かに男性や女性のちょっと小ずるい仕草も交えながら思う存分
楽しんでいる米良さん。
米良さんが楽しければ、もちろん私たちは超楽しくて、
相乗効果は満点!

王様のマント、もしかしたらプリンスのマント?
フード付きで、そのフードから、ふわっとパラシュートのように広がっている裾まで
金のラインが走り、全体の黒とのコントラストが非常にゴージャス。

ここで北原さんのピアノ独奏「ホフマンの舟歌」
個人的には、北原さんのピアノ独奏、そろそろ違う曲も聞かせていただけたら。

4曲目 サティ「エンパイア劇場の歌姫」
5曲目 プーランク「愛の小径」
6曲目 プーランク」元気が良すぎる男の子」
    “どうかお医者さま、1日だけでも、いいえ、せめて1時間でもぼくを
     病気にしてください”
     
可愛くて、でもちょっと哀感も溢れて、私はこの曲とっても米良さんが生きてくる曲だと思っています。
大好きな曲。

【休憩】

「花の街」 團 伊玖磨

「お菓子と娘」 橋本国彦  西条 八十作詞
   お菓子の好きなパリジェンヌ・・・・

   本当にパリのお菓子はおいしい!
   米良さん、いかにも美味しそうな歌い方

「あの子 この子」 平井 康三郎  北原白秋作詞
   “あの子もとうとう死んだそな
    嫁取り前じゃになんだんべ”
   「日本の歌300」の中で、米良さんは、“「なんだんべ」の
   くだりを、声をつぶした感じで平たく歌いつらさにめげずたく
   ましく生きていく労働者の姿を表現”とかいています。

「かんぴょう」 福井 文彦  北原 白秋作詞
   かんぴょうかんぴょうかんぴょう
   すごい速度で鉄砲玉のように連発されるかんぴょう、
   ところが2番のテンポがダウンダウンダウン。。。
   米良さんは緩急つけることでアクセントをつけているのです。

いったん退場(日本の歌はスイートベイジルでお目見えしたあのホワイトの
鶏さんのコスチューム)

もののけ姫の伴奏がまず流れて、
米良さんはおもむろに舞台に歩みでます。

「もののけ姫」  久石 譲
   あらためて、この歌はずいぶん難しい歌だと感じました。
   この歌を歌うときの米良さんの体調・心の状態によって、
   或いはオーディエンスの種類によって(?)、その時々変化があり、
   その変化を最近では楽しめるようになってきました。

「小さな空」 武満 徹 
   羽多野睦美さんが歌ったこの曲もよかったけれど、私はやはり米良さんの
   「小さな空」が好き。
   淡々としたこのメロディーは耳に強く残って、いつか口ずさんでいる私に   気がつきます。

「おかあさん」 中田 喜直
   米良さんにとって、この歌はきっと特別の思いがあるのでしょう。
   でも、だれにとっても“おかあさん”っていつまでもいつまでも特別!

   “おかあさんていいにおい”

   思い起こすこと多いです。

「花」(すべての人の心に花を) 嘉納 昌吉
    この曲を歌う米良さんを見ると、美空ひばりさんにそっくりと思ってし    まいます。
    お声も、お顔の表情も、美空ひばりさんをステージに見るような気がし    てなりません。

ここで終了、ですが、もちろんアンコール。にこやかに登場した米良さん、
ゴージャスなお衣装は全て脱ぎ捨て、シンプルな黒の上下でアンコールに応えます。

その1:「母さんの歌」
    歌声喫茶、1回くらいしか行ったことはありませんが、
    その様なところで良く歌われた曲?
    “せめてラジオ聞かせたい”なんて時代錯誤の歌ですが・・・・
     と米良さん。
    (以前もこの歌は聴いたことがあり、その時は
      『生味噌をすりこむ、ってありますが痛いでしょうね』
    と前置きがありました。)
    つかつかと北原さんのピアノの傍に歩み寄り、仲良く
    “かぁさんが夜なべをして手袋編んでくれた”と歌い出しました。
    私は楽譜を見るためだと思っていたら、後でMarchさんから、
    あれは北原さんをお母さんに見立てて演技していたんだよ”と。

その2:「おぉ、私の偉大なる神よ」
    黒人霊歌?
    この歌を聴くとき、米良さんの背後に大きな黒人の女性の姿が
    見え隠れします。

その3:「ヨイトマケの唄」

そう言えば、お話の途中、美輪さんの物まねをなさった米良さん、
そっくりそのまま! 大爆笑、大好評!お顔まで似てました。

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