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師匠 シリーズ コミュの先生前編2

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帰る時にまたあそこを通るのかと思うと少し嫌な気分になったけれど、ひょっとするとほかに道があるかも知れないと考えて、取り敢えず誰かこのあたりの人を探すことにした。
ひまわりが咲いている道をキョロキョロしながら歩いていると、そこは山に囲まれた案外小さな集落だと気付く。
段々畑が山の斜面に並んでいて、埋もれるように家がぽつんぽつんとある。
道には太陽が降り注ぐばかりで、他に歩く人の影も見えない。
僕は勾配のなだらかな坂道を登って大きな屋根が見えている場所へ向かった。
汗を拭いながら登りきると、そこには広い庭と木造2階建ての古そうな家があった。
とても大きい。
庭も、庭というより広場みたいな感じ。
隅っこの方に鉄棒と砂場が見える。
あれ?なんだか学校みたいだな、と思ったけれど学校にしては小さすぎる。
少なくとも僕の知っているものよりは。
その時、2階の窓に誰かいるのに気が付いた。
風が吹いて、僕の髪が揺れるのと同時にその人の髪も揺れた。
黒くて長い髪。
白い服。
女の人だ。
窓際に頬杖をついて、ぼうっと広場の隅を見ている。
なんだか胸がドキドキした。
僕は広場の真ん中に突っ立ってその人を見上げていた。
でもいつまで経ってもその人はこっちに気付く気配はなかった。
僕は方位磁針をポケットに仕舞ってから、あのぅ、と言った。
あんまり声が小さかったので、すぐに

「すみません」

と言い直した。
それでもその人は気付いてくれず、ぼうっとしたまま外を見ていた。
なんだか恥ずかしくなってきて帰りたくなったけれど、もう一回声を張り上げた。

「すみませぇん」

次の瞬間なにかかが弾けたような感じがした。
その人がこっちを見た。
わ、どうしよう。
確かに、ぱちんという感じに世界が弾けたのだ。
その人は最初、驚いたような顔をして、次にぼうっとしていた時間が去ったのを惜しむような哀しい顔をして、それから最後ににっこりと笑うと

「こんにちは」

と言った。
僕にだ。僕に。

「どうしたの」

その人は窓から少し乗り出して右手を口元に添える。

「ここはどこですか」

と僕はつまらないことを聞いてしまった。
なにかもっと気の利いたことが言えたら良かったのに。

「ここはね、学校なの」

「え?」

「がっ・こ・う。ね、上ってこない?すぐそこが玄関。下駄箱にスリッパがあるから履いてらっしゃい」

「は、はい」

と僕は慌ててその建物の玄関に向かった。
開け放しの扉の向こうに、埃っぽい下駄箱と板敷きの廊下があった。
電気なんかついていなかったけれど、ガラス窓から明るい陽射しが差し込んできて中の様子がよく見えた。
左右に伸びる廊下には【一、二年生】や【三、四年生
】と書いてある白い板が壁から出っ張っていて、その向こうは小さな教室があるみたいだった。
玄関の向かいにはすぐに階段があって、僕は恐る恐る足を踏み出す。
なにしろ片足を乗っけただけでギシギシいう古ぼけた木の階段なのだ。
狭い踊り場の壁には画鋲の跡と、絵かなにかの切れ端がくっついていた。
2階に着くと1階と同じような板敷きの廊下が伸びていて、その左手側の教室からさっきの女の人が手を振っていた。

「いらっしゃい」

僕はなんて返事していいか困った挙句

「どうも」

と言った。
その人はくすりと笑うと

「ここはね、むかしは小学校だったの。今はもうやってないけど。子供が減ったのね」

と、僕を教室の中に誘った。
白い板には【六年生】と書いてあった。
小さな教室には机が5つあった。
それが最後の卒業生の数だったのかも知れない。
僕はたくさんの机がぎゅうぎゅうに詰まっている自分の学校の教室を思い浮かべて、なんだか目の前のそれがおもちゃのように見えて仕方がなかった。
その人は机に手を触れながら、明るい表情で言う。

「もともとこの土地は私の家のものだったから、廃校になったあと返してもらったのよ。ボロの校舎付きでね。壊してもいいんだけど、今は家に私と母がいるだけだからおうちなんて小さくてもいいもの。ほら、校舎のすぐ横に平屋があったでしょ。あそこに住んでるのよ」

そう言われればあった気がする。

「今は夏休みでしょう。私、夏休みのあいだこのあたりの子供達にここで勉強を教えてあげてるの」

「勉強?」

「うん。私、隣の町で小学校の先生をしてるの。臨時雇いだけど。私も夏休みだから、することがなくって。暇潰しもかねてね。だからこの夏休み学校ではお月謝はもらってないの。ただし午前中だけね。学校の宿題は教えてあげない。普段は決められた時間に決められた科目を勉強してる子達を、夏の間だけでもその子の好きな科目、興味がある科目を少しでも伸ばしてあげられたらなぁって」

指が机の木目を撫でる。

「でもみんな今日はお休みなのよ」

そう言って顔が少し曇った。

「風邪が流行っているみたい」

そして窓の外に目を移す。
僕も釣られてそちらを向く。

「あなた、何年生?どこの子?言葉が違うね」

「え、あ」

僕はちょっとどもってから、自分が6年生であること、そして遠くからきて親戚の家に滞在していることを説明した。
それから家の名前を言う。
けれど、言ってからその近所はみんな同じ苗字ばかりだったことを思い出して

「おっきなイブキの木が庭にある家です」

と付け加えた。
するとその人は

「ああ、シゲちゃんのところね」

と頷くのだった。
僕はなんだかわからないけど悔しくなり、口を尖がらせた。
そしてあの鎮守の森の先にはなにもないと言ったシゲちゃんの言葉は、やっぱりわざとついた嘘だったんだと思った。
なぜって、その人は目が大きくて、すらっとしていて、少し大人で、それから花柄の白いワンピースが似合う、ちょっと秘密にしたくなるような綺麗な人だったからだ。

「この教室が一番ちゃんとした形で残ってるから、いつもここで教えてるのよ。探検にきて迷ったんでしょ。勉強していきなさいよ。ね、誰もこなくて、私も退屈してたから」

そうしてその人は僕の先生になった。
教室に机は5つ。
1つは先生が座る席。
さっきみたいに窓際で頬杖をつくための席だ。
そして残りが夏休み学校の生徒の数だった。
先生はわざわざほかの教室から僕のための机と椅子を運んできてくれた。
五人目の生徒ね、と言って笑った後、この学校の最後の卒業生の席がそのまま残っているのかと思ったことを話す僕に、ゆっくりと首を振った。

「最後の卒業生は2人だった。一人は私。卒業するのは寂しくて悲しかったけど、中学生になることは嬉しかったし、それから学校がなくなってしまうことが悲しかったな。マイナス1プラス1マイナス1で、やっぱり悲しい方が大きかった気がする。もう10年以上経つのね」

先生が目を少し細めると瞳の中の光の加減が変わって、ちょっぴり大人っぽく見えた。

「さあ、なにを勉強しましょうか。なにが好き?」

僕は考えた。

「算数が嫌い」

先生は僕の冗談に笑いもしないで

「うん、それから?」

と言った。

「社会と国語と理科と家庭科と図工と音楽が嫌い」

僕が並べた一つ一つに頷いたあと、先生は

「よし、じゃあぴったりのがあるわ」

と黒板に向かった。
小さくてかわいい黒板だ。
チョークを1つ摘んで、キュッと線を引く。

【世界四大文明】

そんな文字が並んだ。
先生の字はカッコ良かった。
今までのどんな先生よりもカッコいい字だった。
だから、その世界四大文明という言葉も、凄くカッコいいものに思えてなんだかワクワクしたのだった。

「世界史って言ってね、あなたが学校で習うのはまだ先だけど、算数も国語も社会も理科も嫌いなら勉強自体が嫌いになっちゃうじゃない。勉強することなんてまだまだ他にたくさんあるんだから、自分が好きになれるものを見つけるのもきっと大事なことだと思う。ノートも取らなくていから、気楽に聞いてね」

そうして先生は僕に世界史の授業をしてくれた。
初めて体験する授業はとても面白く、先生の口から語られる遥か遠い昔の世界を、僕は頭の中にキラキラと思い描いていた。
やがて先生はチョークを置き

「今日はここまで」

と、こちらを向いた。
エジプトのファラオが自分のピラミッドが出来ていくのを眺めている姿が遠のき、僕は廃校になったはずの小学校の教室で今日出会ったばかりの先生と2人でいることを思い出す。

「どう、面白そうでしょう」

と聞かれたので、うんうんと頷く。
先生はにっこりと笑うと

「よかった。実は私、大学で史学科専攻だったの。準備なしだから、算数以外だとこれしか出来なかったんだな」

と言ってペロリと舌を出した。
その仕草がとても可愛らしくて、僕はショックを受けた。
つまりまいってしまったのだ。

「もうお昼ね。今日はおしまい。明日はもっと早くきなさい」

だからそんな先生の言葉にもあっさりと頷いてしまうのだった。
なんだかふわふわしながら校舎をあとにして、広場ならぬ校庭で振り向いた僕を2階の教室の窓から先生が手を振って見送ってくれた。
ぶんぶんと僕も負けないくらい手を振ったあと、明日も絶対くるぞと心に誓って帰路についた。
やっぱり帰るにはあの鎮守の森を抜けなくてはならないと聞かされた時はゲッ、と思ったけれど今日あったことを思い返しながら足を無意識に動かしていると気が付くと森を抜けていた。

来る時はあんなに薄暗くて怖い感じがしたのに、今度はやけにあっさりと通り抜けてしまったものだ。
そのあと僕はイブキの木のある家に帰って、ばあちゃんが作ってくれたそうめんを食べ、放り投げていた宿題を少しやってから昼寝をして、ヨッちゃんとその友達に混ざって缶蹴りなどをしていると一日が終わった。
その夜、シゲちゃんがいない家はやけに静かで、電気を消してから僕は蚊帳越しに天井の木目を見上げて、今日出会った先生とあの小さな学校のことを考えた。
今朝、勉強なんか嫌いで外に飛び出したのに、今は早くあの学校に行きたくて仕方がなかった。
なんだか不思議だった。


次の日の朝、朝ごはんを食べるとすぐに僕は家を出た。
ヨッちゃんにやっぱり

「どこ行くの?」

と聞かれたが

「どっか」

とだけ応えて振り切った。
今日はリュックサックはなし。
保存食がいるような大冒険ではないと分かったからだ。
昨日と同じように鎮守の森に入り、薄暗い木のアーチを潜ったけれど今日はそんなに怖くなかった。
誰もいない畦道を抜け、坂道を上ると学校が見えてくる。
その2階の窓辺に先生がいる。
頬杖をついてぼうっと外を見ている。
僕は手を振る。
今度はすぐに気付いてくれた。

「いらっしゃい」

「いま行きます」

そうして教室に入る。
今日も他の子供達は来ないみたいだ。
手持ち無沙汰だった先生は嬉しそうに僕を迎えて

「昨日の続きからね」

とチョークを握った。
シュリーマンがトロヤ遺跡を発掘した話から始まって、エーゲ海に栄えたミケーネ文明が滅びた後、鉄器文化の時代に入るとギリシアではたくさんのポリスという都市国家が生まれた、ということを学んだ。
その中からアテネやスパルタといった有力なポリスが現れて、東の大帝国アケメネス朝ペルシアの侵攻に対抗したのがペルシア戦争。
ペルシアを撃退したあとに各ポリスが集まって結成したのがデロス同盟。
その盟主アテネと、別の同盟を作ったスパルタが戦ったのがペロポネソス戦争。
衆愚政治に陥って弱体化したアテネやスパルタに代わって台頭してきたテーベ・・・

「テーベ」

先生のチョークがそこで止まる。
教壇に立つ背中が硬くなったのが分かった。
どうしたんだろうと思う僕の前で先生はハッと我に返るとすぐに黒板消しを手にとって、【テーベ】を【テーバイ】に書き直した。
何ごともなかったかのように先生は、その後テーバイはアテネと連合して北方からの侵略者マケドニアと戦ったけれど破れてしまい、時代はポリスを中心とした都市国家社会からマケドニアのアレクサンドロス大王による巨大な専制国家社会へと移って行った、と続けた。
その書き直しの意味はその時には分からなかった。
ただ先生の背中がその一瞬、重く沈んだような気がしたのは確かだった。
ヘレニズム文化の説明まで終わって、ようやく先生は手を止めた。

「疲れたね。ずっと同じ科目ばかりっていうのも飽きちゃうから、今度はこんなのをやってみない?」

そう言って渡されたのが算数の問題が書かれた紙。
ゲッと思ったが、よく見ると案外簡単そう。

「どこまで進んでるのか分からないから。少し難しいかも」

そんなことはないですぜ、とばかりにスパッと解いてやると先生は

「凄い凄い」

と手を叩いて

「じゃあ、これは」

と次の紙を出してきた。
余裕余裕。
え?さらに次もあるの?今度は正直ちょっと難しいけど、なんとか分かる気がする。
僕は鉛筆を握り締めた。
そうしていつの間にか世界史の授業は算数の授業に変わり、たっぷりと問題を解かされたところでお昼になった。

「また明日ね」

帰り道、結局『嫌い』だと明言したはずの算数をいつの間にかやらされていたことに首を捻りながら歩いた。
算数の問題はプリントじゃなく手書きで、それを解いているとなんだか先生と会話しているような変な気になる。
それほど嫌じゃなかった。
また明日行こうと思った。


そうして、僕と先生の夏休み学校が続いた。
朝は世界史の講義。
次に算数。
それからいつの間にやら漢字の書き取りが加わっていた。
他の子は誰も夏休み学校に来なかった。

「悪い風邪が流行ってるから、あなたも気をつけてね」

と言われ、僕は力強く頷く。
世界史の勉強は面白く、走りばしりではあったけれど歴史の魅力を十分僕に伝えてくれた。
算数や漢字の書き取りの時間はあんまり楽しくはなかったけれど、出来てその紙を先生に見せる時のあの誇らしいような照れくさいような感じはキライじゃなかった。
僕が問題を解いている間、先生は窓辺の席に腰掛けて折り紙を作っていた。
それは小さい折鶴で、ある程度数がまとまってから先生は糸を通した鶴たちを窓にかけた。

「みんな早く風邪が直ればいいのにね」

そしてまた次の鶴を折るのだった。
僕は不謹慎にも、風邪なんか治らなくていいよと心の底では思っていた。
先生との2人だけの時間をもっと過ごしたかった。
でも、僕が机の上の問題にかかりっきりになっているあいだ窓辺に座る先生の横顔は寂しそうで、その瞳が窓の外をぼうっと見るたびになんだか僕は切なくなるのだった。

「言葉が違うね」

と僕に言った先生自身も、その言葉には訛りがほとんどなかった。
高校に入る時、東京に出て、大学も東京の大学に受かってずっと向こうで暮らしていたらしい。
それが東京で就職も決まっていたのに、実家のお母さんが倒れたというのですべてを投げ打って帰ってきたんだそうだ。
その話をしてくれた時、先生の瞳の光は曇っていた。

「私の家は母子家庭でね、お母さん一人を残して出て行っちゃった時、やっとこんな田舎から離れられるって、それしか考えてなかった。なんにも言わずに仕送りをしてくれてたお母さんがどんな思いでこの田舎で働いていたか、全然考えてなかった」
だから今は臨時教員などをしながら、家で母親の看護をしているのだそうだ。
僕はお邪魔したことはないけれど、校舎の隣の小さな家に2人で暮らしているらしい。
先生にはなにかやりたいことがあったんだろうと思う。
それを捨てて、今はこうして田舎で子供達を教えている。
小さなオンボロの学校で。
手作りの問題集で。
お昼になって僕が帰る時、先生はいつも2階の窓から身を乗り出して手を振った。

「明日もきてね」

と。
僕はいつか夏が終わるなんて考えていなかったのかも知れない。
蝉の声が耳にいつまでも残っていて、晴天の下をポッコポッコと歩いて、通る人の影もない道を毎日毎日わくわくしながら通い続けた。
林間学校からシゲちゃんが帰ってきても、午前中だけは彼らの遊びの誘いに乗らなかった。

「そろそろ宿題やんないとヤバイ。うちの学校ごっそり出るんだ」

と言うと

「大変だな」

と頷いてシゲちゃんはそれ以上無理に誘ってこなかった。
このあたりにも親分としての器量が伺える。
ただ、朝から外に飛び出して行くシゲちゃんがいきなり帰ってくることはまずなかったけど、念のために

「あ、でも気分転換に散歩くらいするかも」

と予防線を張っておくことも怠らなかった。
僕はなんとなく鎮守の森を越えて行く夏休み学校のことを、他の人に知られたくなかった。
特にシゲちゃんに知られてしまうと、先生と2人だけの時間をぶち壊しにされてしまいそうで。
先生もシゲちゃんのことを知ってたし、シゲちゃんが鎮守の森の先を「なんにもないよ」と嘘をついたことがずっと気になっていたのだった。
朝から遊びに行くシゲちゃんを見送ってからこっそりと家を抜け出すのだけれど、午後からはきっちりシゲちゃん達と遊びまわったし、特に怪しまれることはなかったと思う。
問題は妹のヨッちゃんだ。
毎朝

「どこ行くの?」

と聞いてくる。
そのたびに

「散歩」

とか適当なことを言って追い払うのだけれど、家から抜け出すたびに尾行されていないか途中で何度も振り返らなくてはならなかった。


世界史の講義はローマ帝国の興亡からイスラム世界の発展へと移り、先生の作る折り鶴もだんだんと増えて教室の窓に鈴なりになっていった。
休憩の時間には僕も習いながら鶴を折った。
僕はコツを教えてもらってもヘタクソで、変な鶴ができた。
全体的に歪んでいて、あんまり不格好で悔しいので、せめてもの格好付けに羽の先をくいっと立てるように折った。
戦闘機みたいに。
先生はにこにこと笑いながらその鶴も飾ってくれた。
朝から雨がぽつぽつと降り始めていたのに、鎮守の森を抜けるとカラッと晴れていたことがあって、先生は僕のその話を聞いたあと

「山だからね」

と頷いてから

「でもあの森って不思議なことがよくあるのよ。私も子供のころに・・・」

と怪談じみた話をしてくれたりした。
先生の白い服の短い袖から覗く腕は細くて頼りない。
トカイもんの手だ。
先生は僕の知っている先生と比べても若すぎて、まるで近所のお姉ちゃんみたいだった。
でもそんなお姉ちゃんの口からマルクス・アウレリウス・アントニヌスだとかハールーン・アッラシードなんて名前がパシパシと出てきて、それが変にカッコよかったのだった。


そして、その日がやってきた。

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