ハンパもんコミュのあん密

密教の教えは、日本では運命の人として選ばれた空海が中国からもたらしたのであるが、あまりにも空海の天才により未だ彼を越える僧が現れていない。政治では織田信長である。さてこの空海の密教はどうも未だに日本では正しい評価を受けていないのは密という文字にこだわっているからだと思われる。いかにも日本では秘密の呪文のように真言が唱えられどこか忍者や妖術の世界に通じている。
真言の力によりあらゆる人間界の欲望をかなえてしまうなどと解釈されるのだが、実は欲望や願望を叶えるからこそ御仏である自分に巡り会うということなのだ。つまるところすべてかなうとは願うことがないということでもあり、六道輪廻からはずれるということに他ならない。甘い蜜を求めてその最高のあん蜜は、透明なまったく味のない味ということだな。味がなければどんな感覚にも変容できる。あまい蜜をいつでもくくりだす。比べるものがないのだ。無限に続く甘さの増大を追い求めるのではない。あん密という秘密である。
いま浄土の教え、禅の教えなどどちらかいうと仏になる様々な教えがあるが、たぶん物理でいう力を統一するひも理論と同じ位置に空海はいて、電磁力の説明理論などここの説明理論が鎌倉仏教にあたると思っている。ふつう理論の発展は逆だがら、私はまさに空海を超える空土海なる人が現れ宗教界にも深い精神の現れがみられるのではないかと期待する。１０００年ぐらいでは無理なのかもしれないがこのところの異様な世界の現象からひょっとするとと思うのである。ただ宗教界から現れるというよりひょっとして思わぬ分野からでてくるかもしれない。
ひょっとしたら競馬を全レース的中する人かもしれない。